日曜日のこと、携帯電話をそれまでのソフトバンクからdocomoへ変えようとしたのですが。
結局、待ち時間があまりにも長く、無駄が嫌いな僕は夕飯を早く食って休みたい事もあったので、途中で帰ってきてしまいました。
くそ~
日中、取り付け予定だった4台目、最後のエアコンを息子家庭の部屋に工事したのですが、その際に室外機を屋根の上に担いで設置したので怖いのなんの。
やたら疲れていた事もあります。
「ビール飲みて~な~」なんて思いつつ車を運転、同時に暇でチョコチョコ僕について廻る娘と色々な話をしていたのですが、突然哲学と数学をからめた話に切り替わった。
「およよ・・」 と、多少驚き、確かに哲学の不完全さは数学の完全さと真っ向から相対する物で、本来はこの両者は混じるものではないのですが、哲学を数学によって解き明かそうという方向となると、話が変わって非常に面白い、ものなのですね。
娘が話しに取り上げたのは、1000個の黒玉の中に3つ(だったかな?)の白玉、それを箱に入れて外部から見えないようにして、玉を一つだけ取り出す。
二人の人を選び、一人はこれまでの人生で99.9%(だったよな~)嘘をついたことが無い人、もう一人は全くその逆で99.9%嘘をつくひと。
さて、こうした条件にて、とりだされた一つの玉が白なのか黒なのかを、更にその様子が見えない人が訪ねるというもので、
どちらの玉が出る確率が高いか?というものですが、この答えを導き出すのに、この二人の人間に対して答えを求める外部者がどう訪ねるかによって、答えが全く違ってきてしまうというものであった。
簡単にまとめると、確率という視点から伝達の不安定さや言葉の不安定差の中に必ず存在する真実という物が常に有り。
それを哲学として考えるというものです。
いきなりの話で 僕は 「は~?」という感じ。
話をしているうちに「この子はどこまで数学をやっているのだろうか?」と疑問が出てきた。
僕の高校時代は一年で数1、二年で数1と数2B、途中から数一が終わり数3だったと思う。
そこで娘に、数3でやる微分積分は始まったのか?と訊くと、 二年生の時にとっくに終わらせたとのこと。
終わらせた???? 「誰が?」ときくと、「自分で」とのこと 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」しーん
なんでも、数3のメインともいえる微分積分等々は自分でとっくの昔に終わらせてしまい、今は哲学と数学の関係が面白のでをやっているとのこと。
「そんじゃ~ 数1の 3元連立法的式とかはどうだった?」と訊くと、全然面白くないし、行列式が分かれば構造が分かるから、特にやりもしなかった ←娘 とのことで、確かにそうなのだけれど・・・
、「だいたいにして数学と哲学を絡ませるようなことをするのは大学の数理学科でやるようなものじゃないか?」と心の中で思う僕。
その後も色々話をしたのだけれど、段々と「こりゃ~完全に僕の方が負けてしまっている」というのが分かってきた。
というか、家でまったく勉強しないくせに何で数学の構造が分かっているのか? まったく理解できない。
だいたいにして娘の部屋には机すらないのだから。
僕の頭に残っているのは、中学一年の時に±の考え方を”方向”という概念で考えることを教えたこと、括弧の中の括弧と混ざった四則演算が長い数式で羅列された場合に、どこからどう計算していくのかということを徹底して教え込み、図形ふくめて数学は頭の中に空間を造り上げ、その中で図形などを回転させながら思考すること。
こうした一番の基礎だけを教えましたが、後はまったく干渉しませんし、勉強しろとは言わなかった!
当然以降は、一切教えた記憶がない。
なんで上記のことを中一で完全に教えたのかというと、計算がやたらと遅くて、算数がまったく出来なかったからなのですね。
息子の時もそうだけれど、子供が18歳前後になると、確実に親を超えていく。
このあたりから何をするにも親は負けっ放しの連続になってくるわけだ。
なんか・・・・、何時までずっと子供だとおもっていたのに、しかも高等数学理論で追い抜かれる等とは思ってもいなかった。
とすこしばかりショックを覚える僕。
まあそんな感じで、抜かれた嬉しさから笑顔の僕ですが、反面負けて悔しい僕は心の中で悶々。
でも、家に帰ってリビングに行くと、孫が小さな手でほ乳瓶を掴んでコクコクとミルクを飲んでいた。
「おお~ 癒される!」
離乳食後にいつもほ乳瓶からミルクを飲むのだけれど、いつの間にやら他人(親)のペースで飲まされるのを嫌がって、
自分でほ乳瓶を掴んで飲むようになってしまっている。
もちろん半横抱っこされてる状態ではあるが、「ぐびぐびぐび・・・」 時折乳首を口からはなして「は~」と小さく息をつく仕草が
やたらと可愛い。
8ヶ月半、早く歩けるようになると、ジジイもさらに楽しいのだけれど(笑)