浪漫飛行への誘(いざな)い

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5月8日はテレサ・テンの命日

2022年05月08日 14時31分28秒 | 音楽

 

5月8日は母の日だが、アジアの歌姫、テレサ・テンの命日でもあり、彼女が42歳の若さでタイのチェンマイで亡くなってから早いもので27年が経つ。生きていれば69歳であるが、年をとった姿は想像もできず、自分にとってはいつも昔のままの愛らしい姿しか浮かばない。彼女のお墓は、台湾北部の金宝山の墓園に鄧麗君祈念公園として整備されているが、台湾の英雄として、蒋介石及び蒋経国両総統同様、火葬されることなく、そのままの姿で埋葬されている。台湾でこのような形で埋葬されているのは、この3人だけである。命日に台湾ではどんな行事が行われるのであろうか。亡くなったチェンマイのインペリアルメーピンホテルの彼女が滞在していたスイートルームは今でも記念ルームとして一般の見学用に開放されているようなので、いつかは是非訪れたいと思っている。

テレサ・テンのお墓参りに行ったのは、没後20年の節目の年、2015年の11月のことであったが、ネットでいろいろ調べて、お墓を通る路線バスがあることを知り、自力で辿りついた。当時、お墓への行き方について、日本では観光協会や旅行会社から確かな情報をもらえなかったので、寂しい思いをしたものである。台北からMRTに乗って、淡水という街に行き、そこから皇冠北海岸線という観光スポットに立ち寄っていく路線バスに約1時間乗り、Yun Gardenというところで降りると目の前が彼女のお墓のある鄧麗君祈念公園になっている。今はどうなっているか知らないが、当時は、タクシーを利用する情報が大半であったので、路線バスで安く行けたのはラッキーであった。

墓園には大きなピアノの鍵盤、テレサのゴールドの像があり、お墓そのものは大きな大理石でできていて、墓石の上に、マリア様が見守っている。墓園には、絶えずテレサ・テンの歌声が流れている。中国語、日本語、英語の歌が1時間交代で流れており、そこに彼女が歌っているような錯覚に陥るほどである。バスの時間の関係で1時間しか滞在できなかったが、墓参り客はほとんどおらず、彼女のワンマンショーを独り占めしたような嬉しい気分であった。墓前には毎日ボランティアでお墓を綺麗にしてくれているテレサ・テンの大ファンのおじさんがいる。NHKでも紹介されたことがあるので、その存在は知っていたが、基隆から毎日やってきているという。墓参りに来る人皆にお線香をくれる。もちろんお金なんか請求しないし、純粋な気持ちでお墓にお線香をあげてほしいという思いだそうである。

テレサ・テンを知ったのは、日本でデビューする4年前の1970年3月の台湾旅行中のことで、その時からのフアンである。当時、彼女は、日本の歌謡曲をいろいろ歌っていて、台湾や香港で人気を博していた。彼女の透き通るような歌声は大変魅力的で、日本語の歌もさることながら、流れるような旋律を持つ彼女の中国語にはつい引き込まれる。当時から、レコードやカセットテープをいろいろ集めていたが、今やその多くはユーチューブで聴くことができるので、便利な世の中になったものである。中国語で歌う日本の歌謡曲だけで70曲もあり、1曲1分で連続して聴けるユーチューブも作成している。すべてテレサが美しい中国語で歌っているが、「別れの予感」1曲のみ、本人の歌う曲がこの世に存在しないので、テレサの再来、陳佳(チェンジャ KEI)さんの歌声となっている。テレサ・テンの曲はどれも好きであるが、有名な曲とは別に個人的に今現在で好きな曲ベスト4は、下記の通りである。どの曲も彼女らしい透き通るような甘くてさわやかな歌声が印象的である。

 

1位 問わず語り(カバー曲)

2位 北の旅人(カバー曲)

3位 ホテル(カバー曲)

4位 西海岸から(1番 テレサ 2番 陳佳)

 

中国語で歌う歌謡曲70選 : https://youtu.be/BRTSPgQoGq0

鄧麗君祈念公園の映像(2015年): https://youtu.be/jSC4-RMhczg

お気に入りベスト4 :

https://www.youtube.com/watch?v=KJ-NEUv8H-E&list=PL6p6Jz3Qnb1ImuKsV78g6tWNL_SDt8vxF&index=1

 

 

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