2022.10.09撮影
観賞用の花オレガノです(周りに見える葉っぱは、他の植物の葉)。オレガノの匂いは確かにしますけど、料理用ではありません。葉が厚すぎて、ハーブ用にならないのでしょう。
学名 Origanum 'Kent Beauty'
英名 Ornamental oregano(観賞用オレガノ、花オレガノ)
和名 オレガノ・ケントビューティ
別名 花オレガノ
シソ科(Lamiaceae)ハナハッカ属(Origanum)
オレガノ・ケントビューティ(Origanum 'Kent Beauty')は、次の2種をかけ合わせた園芸種です。
・Origanum rotundifolium「丸葉オレガノ」
・Origanum scabra「小オレガノ」
「丸葉」の方から「花房」様に見える苞(ホウ)の開いて段々に重なったところを、「小」の方から苞の色を受け継ぎました。子どものケントビューティは、親よりも濃いピンクの色を出します。
「丸葉」の画像は、以下で見ることができます。「小さい」の画像は、その下のリンクで。
Origanum scabrum
2023.07.17撮影
苞の色は、薄青黄緑色から、徐々に薄いピンク色に色づいて行きます。そして、本物の花は、苞の間から出てきます。オシベが大きく飛び出しています。小さめの花ですが、苞の形状と、そこから覗く花の組み合わせが、絶妙です。
苞は、さらに、薄いピンクから、濃いめのピンクに変化していきます。上の画像と下の画像をお比べください。苞の色は変わりますが、花自体(苞から飛び出しているもの)の色は変わらないようです。
2023.07.29撮影
ケント・ビューティは、今年も咲きましたが、よく茂りませんでした。そして、9月には花は終わっていまい、10月には見えなくなってしまいました。去年は10月にも咲いていたのに。
画像からもわかるとおり、草抜きもできていないし、近くに植えてある各種植物の整備・管理もできていないんです。それで根が「窒息」している?
5月〜6月に帰国・帰省していたとき、わたしの庭にあるものを両親のためにも、と、このケントビューティを買い求めました。もうかなりの年齢の両親ですから、さて、夏の暑い間、どこまで管理ができたか。鉢植えにして「花房」が垂れるようにしましたが、地植えにした方が良かったのか、地植えでは暑すぎることになったか。
わたしは、両親と毎週電話で話します。わたしがカナダに移住した週から、毎週欠かさず(所用のあるとき以外)、続いていることです。最初のころは、国際電話は高かったなあ・・・今は手軽におしゃべりを楽しめますけど。電話で、庭の花について、両親(特に、父)がいろいろと報告してくれます。が、このケント・ビューティは一度も話題に上らない。父が水をやりすぎたかも、と思います。