ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

 Ballad of a Misspent Youth / Tuk Smith and The Restless Hearts  2022.11(日本2023.12)

2024-01-06 06:04:38 | ロックンロール
昨年末に日本デビューを飾ったバンドを紹介しましょう。
すごくいいバンドです。

「遅れてきたピュア・ロックンローラー!」 という売り出し文句はよく考えたものです。まさにそんな感じのタック・スミス。

昨年末、2022年にアメリカ本国でデビューした Tuk Smith and The Restless Hearts のファースト・アルバムが大手ソニー・ミュージックから日本発売されました。
約1年遅れとなりましたが、力が入っています。
70年代のグラム・ロックやあのシン・リジィ、モトリー・クルーの雰囲気を持つバンドということでレコード会社が考えたのか、何と邦題だらけです!

アルバムタイトルは『しくじった青春のバラッド』(Ballad of a Misspent Youth) です。そして、ファースト・シングルは「イースト・サイドの女たち / Girls on the East Side of Town 」ときました。
他の曲も面白い邦題が付いています。まるで70年代のロック作品のようです。

このバンドの主役はタック・スミス。2009年よりBITERS(バイターズ)のフロントマン/ソングライターとして活動してきたジョージア州出身のロックン・ローラー。新人ではありません。
どうも、そのバンドの時は今一つ売れなかったようで、苦労したようです。
しかし、新バンドで巻き返しという勢いです。
実に、かっこいいので、これは盛り上げたいバンドですね。

まずは、ファースト・シングルの「イースト・サイドの女たち / Girls on the East Side of Town 」を聴きましょう。

Tuk Smith and The Restless Hearts - Girls On The East Side Of Town

まるで、シン・リジィのイントロなんですが、やはり21世紀のバンドらしい溌剌さを感じます。メロディもアレンジも秀逸。ポップでいいです。
こういうバンド好きですね。

次に「死んだら愛されるのさ / Everybody Loves You When You’re Dead 」。
この曲はちょっとモトリーっぽい感じもしつつ、70年代のポップスの甘さを感じさせる素晴らしいパワーバラード。
声がまずいいですね。そして、メロディがよく、アレンジも最高。
これは名曲です。
これは応援しなくては!

Tuk Smith and The Restless Hearts - Everybody Loves You When You're Dead  


あと、1曲ご紹介します。
「おさらばしよう / Say Goodbye」です。
なんか、ボン・ジョビのようですね(笑)。
でも、練られたメロディとアレンジはやはりかっこいい。
クラシック・ロックへのノスタルジーと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、やはり若いバンドがこういう質の高い作品を出してくるのは、ちょっと嬉しいものです。
何より歌が上手くて、声がいい。
ソニーがピック・アップして売ろうとしたのがわかる気がします。

Tuk Smith & The Restless Hearts - Say Goodbye (Official Audio Stream)


前身のバイターズの動画を探したら、これがありました。
何と曲名は Restless Heartsでした!
現在のバンド名につながるタイトルです。
このバンドもなかなかかっこいいのです。ただ、やはりこれって特徴がないので、新しいバンドで、いろいろ販売戦略を考えたと思われます。

Biters - Restless Hearts (Official Uncensored Video)




Tuk Smith and The Restless Hearts は新しいバンドとはいっても、中身はクラシック・ロックですね。
でも、古さを感じさせません。
そして、レベルが高い。
こういうロックに出会えると、ロックを聴いていてよかったと思います。

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