Blonde - Barnaby Bye
ブルース・マグースを率いて、最初はサイケ・ロック(ポップ)、そして後期はファンク・ロック、ジャズ・ロックの世界に展開した、ペッピー・カストロが1973年から1974年にかけて活動したのが、バーナビー・バイ。
9月の下旬に取り上げたばかりのバーナビー・バイです。前回はファースト・アルバムの曲を取り上げたので、今回はセカンド・アルバムを紹介しましょう。
どうも、アレッシー兄弟がブレイクする前のバンドというイメージが強いのですが、ちゃんとペッピーもギター兼ベース兼ヴォーカルで参加してました。アレッシー兄弟とはミュージカル「ヘアー」の仕事で知り合ったみたいです。
このバンド、プレAORとかソフト・ロックと言われていて、けっこうメロディ指向だし、おしゃれなポップ感覚に溢れています。
ややマニアックな方向に走っていたブルース・マグースと全然違う感じで、ブルース・マグースのリーダーがなぜこんなバンドに参加したんだろう?とちょっと驚いてしまいます。
もっと、実験的な音楽やりたかったんじゃないの?と突っ込みたくなりますね。
この「ブロンド」という曲は、金髪美人ばかり写す動画も気になりますが、やはり日本のシティ・ポップスみたいなアレンジが気になります。まあ、こういうアレンジはこっちが本家なんでしょうけど、なんか馴染んじゃう音なんですよね。
Can't Live This Way
この曲もほんとシティ・ポップスって感じです。見事にオシャレなアレンジで、彼らが只者でないことを証明するような曲ですね。
素晴らしいバンドでしたが、このバンドは2枚で解散。
アレッシー兄弟は1976年ごろからデュオ活動を開始し、大成功を収めることになります。
そして、ペッピーはというと・・・「バランス」というバンドを結成するんですね。
その話は次回に。