前回の記事でも書きましたが、
8月にもなると本流では餌を喰ってくれず厳しいです・・・
それを検証できるアマゴを紹介します。
前回記事とは別の日に釣れた尺アマゴです。(1本は29有るか無いか)
この日は2本とも雌。
6月にあれだけ太っていたとは思えない程スリムになっています。
つまりコンディションを維持できないくらいに少食になっているという事です。
特に雌は顕著に表れ、スリムになる傾向があります。
何故でしょうか。これは特に私の見解となりますが。
7月中旬以降の増水によって、
下流エリアから移動(遡上)してきた個体はスリムになります。
それは餌をほとんど捕食せずに移動してきているからと考えています。
この間に体力が急激に消耗され、コンディションが維持できなくなります。
つまりこの事が釣れない理由にも結び付きます。
なので、盛期にはパンパンになるまで太り、大きく成長し、
この節目を境にあとは秋の繁殖活動まで、最小限の餌を喰っていれば良いという事ですね。
ただ釣り人にとっては、いつが節目に当たるかは魚に聞くしかありませんが。
餌を捕るのも魚にとっては大きな危険を伴う事。
その餌の捕りやすいポイントは、天敵の川鵜からすれば格好の漁場となりますから。
従って危険を避けるという理由もあるのかもしれません。
確実に子孫を残して生き残っていく為の知恵とも思われます。
そしてそのまま減水しきった状態が8月です。
8月の本流が厳しいのは当然という事ですね。
そしてたまに釣れるコンディションの良い魚は移動せずにそこに留まった少ない個体。
苦労するのも納得できます。
皆様も経験された事があると思いますが、
盛期の最高の増水でアタリ無し・・・何故だ~と首をかしげる事があります。
これも同じような現象が起こっていると考えています。
ただ盛期の場合は一時の事で、時期が来ればまた盛んに餌を喰います。
それでも餌を喰わない場合は、移動して居なくなったと思われます。
私はシーズン通して竿を出していますので、
この時期のスリムなアマゴを見ると、季節が進んだな~と感じます。
でもこのアマゴが餌を喰ってきたなんて感動ですね。
まあ餌を全く喰わない訳ではありませんので、時合いに感謝です。
苦労も吹っ飛びます^^
8月になると毎年思う事ですが、
あれだけ太っていた盛期になかなか釣れなかった事を反省します・・・
あ~まだまだ技量が足りな過ぎると、つくづく実感させられます・・・
8月の本流から学ぶ事は、意外に多いです。

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