フィッシュレプリカ

渓流魚のレプリカ・ブローチをオールハンドメイドで作成しています。釣行記事や思い出の魚を紹介しています。

思い出の秋アマゴ達。後編(203)

2015-10-28 | 思い出の魚達

9月の渓流。

ついこの前なのに何故かもう思い出の風景となっています。

今回は思い出の秋アマゴ達の後編です。

 

決して雌アマゴが嫌いな訳ではありません。

でもやっぱり雄のカッコいい姿に魅かれてしまいます^^

今回も泣きまでの雄アマゴを集めてみました。

 

 

白泡の下に隠れていたのは9寸の秋アマゴ。

しばらく眺めていても仕方ないですよね。^^

 

 

こちらは貴重なセッパリの系統。

これが尺を超えれば・・・と考えるだけでもゾクゾクします。

ずっと残していきたい遺伝子です。

このタイプ、なかなか居ないんですよ・・・

 

 

そして9寸超えのバランスのとれた理想的な秋アマゴ。

ヌルヌルとした感触が忘れられません。

 

 

こちらは掛けた時、尺アマゴ~と思わせるファイトを見せてくれましたが、

泣きでした^^

でもネイティブ河川の野生アマゴ。

渋過ぎ、格好良過ぎです^^

 

これら4本はどれも違うフィールドでの居着き。

もちろん尺以上の大アマゴには敵いませんが、

秋ならではのそれぞれの美しい姿に感動させてもらえました。

それは思い出の魚達として、いつまでも私の記憶に残ることでしょう。

オフシーズンに突入しましたが、

シーズン中の思い出の魚達を少しずつですが紹介していきます。


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大ヤマメ・大アマゴブローチの進捗。

2015-10-24 | レプリカ

先日から進めている新作の進捗状況です。

まだ原型の段階ですが、フォルムは大筋決まりました。

今回は尾鰭を上反りにして、しなやかに見えるようにしてみました。

最終的に上手くいくかどうかなので楽しみです。

顔周りも時間が費やされます。

おおまかには出来ていますが、細かな部分はまだ作業中です。

大型の雄がモデルなので、それらしい顔つきに仕上がれば良いなと思っています。

そして最後の作業は憂鬱な鱗彫りが待っています・・・

サイズは75.76辺りを予定。

カラーは、ヤマメ・アマゴともに夏と秋の2タイプを予定しています。

年内に完成出来るように頑張ります!


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思い出の秋アマゴ達。前編(202)

2015-10-20 | 思い出の魚達

 9月は雨の日が多かったのですが、後半はこんな晴天に恵まれた日も増えましたね。

 

今年の秋も渓流一筋の釣行となりました。(あっ遡上鱒1日アリ^^)

お目当てはやはり秋アマゴ^^

今回紹介したいのは、尺には満たなかったものの素晴らしい秋アマゴ達です。

カメラに残っていた泣き尺から9寸クラスまでの雄アマゴの中から抜粋しました。

 

 

天井の低い暗めの渓流でのアマゴ。

秋の雰囲気出てますね。

 

 

こちらも川は違うものの木陰のポイント。

でもパーマークは鮮やかでした^^

 

 

ポイントは渓流域でしたが、下流域から移動してきた個体でしょうか。

惜しくも尺には届かずで残念でしたが、これも今となっては良い思い出です^^

 

 

こちらは純粋の渓流育ち。

素晴らしいパーマークと秋色。

あと数ミリの泣き・・・これも良い思い出という事にしておきます。

しかしながら良い秋アマゴです。

 

どれも記憶に新しく、その時の状況が鮮明に蘇ります。

秋にしか出逢えない秋アマゴ。

後編でも思い出を振り返ります。


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新作トラウトブローチの造形。

2015-10-16 | レプリカ

9月で渓流も禁漁となり、本格的にハンドメイド始めました。

 

優先して取り掛かっているのは、

新作の大ヤマメ・大アマゴです!

モデルは夏から秋の成熟した雄です。

まだ原型の段階で、一進一退はかどりません・・・

全体のフォルムの調整や各鰭の角度や曲線がなかなか定まりませんね。

同時に顔周りの造形に時間が費やされます・・・

作業がもう少し進んだら、また進捗報告したいと思っています。

 

 

それから現在、ブローチの在庫がほぼありません・・・

新作の作業と並行して作っていきます。

予定ですが、まずは本流ヤマメ・サクラマス6月カラー・サクラマス早春タイプ。

それから、夏サクラマス・秋サクラマス・秋サツキマスの順になると思います。

イワナは検討しています。

 

良い作品に仕上がる事を期待しています^^

 


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ワイルドな秋アマゴ。(201)

2015-10-12 | 思い出の魚達

大アマゴを手にした時に、ある事を思います。

それは、このアマゴはどんな環境で育ってきたんだろうか?

秋まで大きく育ったアマゴの魚体は、その答えを教えてくれる事があります。

 

特に過酷な環境下で生き延びた証が刻まれている個体に出逢った時は感無量。

正にその出逢いがシーズン終盤に訪れました。

 

この日は晴天の秋空でしたが、陽が西に傾きいよいよ最後のポイント。

沈黙の流れの中から生命を感じました。

ギュギュっと素早い強烈な引き。

水面に厳つい顔が見え、タモに入れるまでずっと睨まれ続けた相手は・・・

 

 

ワイルドな大アマゴでした。

その魚体を見ると色んな事が想像できます。

天敵の鳥や釣り人からのプレッシャーがあったでしょう。

大石がゴロゴロと流れる程の大雨による増水で、生死を彷徨う事もあったでしょう。

渇水で餌をろくに捕食できない事もあったでしょう。

その過酷な環境を生き抜いてきた証。

 

それは、

野性味あふれる姿でした。

 

そのパーマークには、重みすら感じます。

 

秋の大アマゴに魅せられる理由は言うまでもありません。

それは大きさよりも惹きつけられる魅力ですよね。

 

来シーズンもこんなワイルドな秋アマゴを・・・

そんな願いを込めてそーっとリリースです。

この遺伝子がいつまでも受け継がれていく為にも。

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格の違い。(200)

2015-10-06 | 思い出の魚達

秋の大アマゴの魅力は前回の記事でも少し書きました。

ではその難しさとは・・・

まず一番に、個体数が少ないという事です。

少なければ当然ですが釣れる確率も低くなります。

しかも大型の遡上魚のように見える魚ではなく、

居るのか居ないのかわからないポイントを一つずつ探る釣りです。

もうこの時点で厳しい釣りが想像できます・・・

 

二番目に、相手は賢いという事です。

つまり何故、秋まで生き延びていたのかと考えるとわかりますよね。

もし数少ない大アマゴがそのポイントに潜んでいたとしても、

餌を喰わすことができるのかという事です。

 

三番目に、釣り場の環境の悪さです。

春にスタスタと歩いて行けたポイントを秋に行くと、

葦に覆われ、苦労して向かうも結局そのポイントまでたどり着けない事があります・・・

ポイントの周りも葦や草木に覆われ、

ミスキャストでそのポイントが終わる事もあります・・・

しかも春のように河原に立って横からキャストできない事が多く、

餌師には意味がわかると思いますが、技術が必要なアップの釣りが求められます。

そして特に土日ですが、草刈りで流れてくる草もかなりの障害物です・・・

さらに色んな障害物が多い為、ポイント毎にベストな竿の長さが変わります。

私は提灯釣りはしませんので、その苦労も多いです・・・

 

以上大きく三つに分けて記しました。

その大アマゴを狙って捕る釣り。

それは難しくて厳しい釣りですが、手にした喜びは大き過ぎます。

 

 

とある日。

この日も秋の大アマゴを求めて渓流を釣り上がります。

その時は突然訪れました。

強烈なパワーで必死に白泡の深みに逃げ込もうとします。

白泡の底には見えない障害物があるかもしれません・・・

でも、引っ張り合いは厳禁。

ラインブレイクやバラシで悔しい思いをしたくありません。

究極のやり取りをしのぎ、ようやく近くまで来た相手は・・・

大本命。

 

秋の大アマゴ。

 

パーマークががっつり入った渓流育ち。

婚姻色をまとった雄の34センチでした。

ぐいんと伸びた鼻が男らしいです。

 

その魚体の美しさは、他に替えられるものがあるでしょうか。

大アマゴを捕る三つの難しさを乗り越えたという達成感。

 

風貌に格を感じるのは私だけでしょうか。

 

-思い出の魚達-も今回で200回目となりました。

自分が納得できる釣りがしたい。

自分が納得できる魚に出逢いたい。

それで手にしたのが、私の思い出の魚達です。

今回は200回目に相応しい魚が紹介できて本当に良かったです。

 

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遡上鱒。(199)

2015-10-02 | 思い出の魚達

先日、渓流シーズンの幕が下りました。

また長い禁漁期間となりますが、怪我もなく無事である事が何よりですね。

今回の記事からはシーズン中の思い出を振り返ります^^

 

 

 

以前は毎年秋になると、より大物を求めて遡上鱒を追いかけていました。

しかし秋の大アマゴの魅力、そして技量を問われる釣りや奥深さ等、

大物以上に魅かれるものを感じました。

 

時期が丸かぶりで、タイミングが重視される遡上魚・・・

限られた釣行時間を考えると、遡上魚を封印する事は自然の流れでした。

でもそれは一筋縄ではいかない事は言うまでもありませんが・・・

 

そして4年の時が経ったでしょうか。

ある休日。

今日は一日竿が出せるのに朝から本降りの雨・・・

とりあえず車を走らせますが、どこの渓流も濁りが・・・

どこかで竿が出せないかとグングン移動するも、相変わらずの本降り・・・

さらに仮眠して雨が止むのを待ちましたが結局は竿出せずで終了・・・

まだまだ時間はありますが、仕方なく帰る事に・・・

 

帰りながら、遡上鱒は?

 

そして吸い寄せられるかのように、久しぶりの懐かしい地へ。

なぜか通い始めた頃を思い出しました。

しかしながら、川は大増水の茶濁り・・・

 

本降りの中、久しぶりの遡上魚の釣りを思い出しながら探ります。

ゴゴッ。

この日だけの大本命^^雄の遡上鱒が顔を見せてくれました!

今シーズンまさか予想もしてなかった出逢いが待っていたんですね。

遠くからこの魚に誘われたようにも感じました。

当時は、なかなか微笑んでもらえなかったのに・・・

雄の厳つい表情ではありましたが、

温かみのある表情にも感じました。

4年間のブランク、久しぶりの再会に感動です。

次の出逢いはいつになるのかと思いながらリリース。

タイミングが大きく釣果に左右される遡上鱒。

この日は偶然だったのか、必然だったのか・・・

どちらにしても、この手にした事は現実です。

来シーズンもこんな出逢いがあればいいのですが^^

 

今回で199回目の-思い出の魚達-。

当然ですが、次回は200回目です。

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