フィッシュレプリカ

渓流魚のレプリカ・ブローチをオールハンドメイドで作成しています。釣行記事や思い出の魚を紹介しています。

それぞれのアマゴの顔。(105)

2012-10-28 | 思い出の魚達

環境が同じでも、タイプの異なるアマゴが共存している事があります。

ここでは、3種類のアマゴの顔が見れました。

 

 

稚魚放流されたアマゴの遺伝子を持つ、お馴染みのタイプ。

26センチ程でしたが、とても元気でした。

 

 

 

こちらは、脈々と受け継がれてきた天然の遺伝子を持つタイプ。

とても特徴的で、ひと目で虜になりますよね。

サイズは9寸クラスでしたかねw

 

 

そしてここには遡上系も居ます。

最後は尺アマゴが顔を見せてくれました。

下流から差してきたパーマークの見えない個体でした。

同じフィールドで3種類の顔を見せてくれたアマゴ達。

それぞれの生きてきた背景が見えたりするのも面白いですよね。

この日はアマゴ釣りの醍醐味を味わえた思い出の一日となりました。

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立派に育った大アマゴ。(104)

2012-10-24 | 思い出の魚達

今シーズンの釣果がもう少しだけ残っていますので、

ボチボチですが紹介していきます。

 

この日は7月の暑い一日でした。

 

竿を担いで河原を歩いていると、足元にヒマラヤスギの幼木を見つけました。

15センチ程のこんなにも可愛らしい幼木が、

あんな見上げるような大木になるなんて想像もできませんね。

 

そしてこの後、近くのポイントで出たパーマークばっちりの9寸オーバーです。

居着きのブルー系のパーに大満足でした。

 

 

 

そして更にひとつ上のポイントで、今度は強烈に竿を絞り込まれました。

一気に下流へ走られ、ラインブレイク・・・が頭をよぎりました。

 

なんとか無事に手に収まったのは、35センチの大アマゴでした。

先程のアマゴとは違い、ほとんどパーマークの見えない個体でした。

本流育ちの差し上がり、雄の格好いいアマゴでした。

この立派に育った大アマゴも、可愛い稚魚の頃があったんだなと思いながらリリース・・・

稚魚を見ても、なかなか大アマゴの姿が想像できませんが、

全ての稚魚にはその可能性があるんですよね。

この先も長いお付き合いをしていく為にも、大切にしていきたいです。

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やっぱり秋アマゴ、ですね。

2012-10-19 | 釣り関連・釣行記など

早春の渓流から始まり・・・

初夏には本流で立ち込み・・・

晩夏に渓流で癒され・・・

夜長の頃になり、ようやく出逢える秋アマゴ・・・

 

 

今シーズンは9月になっても暑い日が続き、

雨も少なかった事が原因なのでしょうか・・・

秋アマゴ!と呼べる個体が少なかったですね。

 

こんなアマゴがたくさん居れば良いのですが・・・

 

 

パーマーク、朱点、そしてこの素晴らしい婚姻色にため息です。

 

一年後にまた出逢いたい秋アマゴでしたが、

おそらく、残り僅かな命です・・・

この川で育ち、この川で生涯を終えようとしている秋アマゴ。

頑張って命を繋いでくださいね。

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トリカブトと秋の大イワナ。

2012-10-15 | 釣り関連・釣行記など

この時期、青紫色のミステリアスな花と言えばトリカブトですね。

暗めの渓流沿いに広がるその光景は不気味な雰囲気が漂っていました。

 

 

 

この日は大イワナが顔を見せてくれました。

 

繁殖時期を間近にした、雄の成熟した個体でした。

 

40センチを超える立派な大イワナでしたが、

今年で息絶えることはなく、来年も繁殖してくれると思います。

ここがアマゴとの大きな違いなんですよね。

 

鼻曲がりの厳つい顔でした。

秋の暗めの渓流には、トリカブトと大イワナがよく似合います。

また来年の出逢いを約束しました。

 

アマゴも来年の出逢いを約束できたら良いのにな・・・

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秋の大アマゴ 最終回 (103)

2012-10-11 | 思い出の魚達

今回で最終回の 『 秋の大アマゴ 』。

本流差しが、絶妙な秋色に染まりました。

 

 

この日はアタリが出ない事を想定して、セオリーを無視して攻めてみました。

すると、ググっと大物のアタリ。

とりあえず耐えしのぐしかありません・・・

強烈なパワーで、05のラインを限界まで引き込んだ相手は・・・

 

 

本命でした。

 

鼻曲がりの厳つい雄。

 

 

そして、居付きタイプの個体に多いオレンジ系の婚姻色。

私が求めていた秋の大アマゴ。素晴らしいです。

 

 

37センチのその堂々とした魚体は、強烈な存在感でした。

 

尻ビレにもオレンジが入り、朱点、尾ビレ、婚姻色の融合が絶妙です。

そして、このでっかい脂ビレにも感激しました。

 

その姿は目に焼き付いて、忘れられません。

 

 

そして、これが最後の姿となりましたね。

彼は必ず子孫を繋いでくれるはずです。

私の願いは、このひとつだけです。

 

『 秋の大アマゴ 』 最終回までお付き合い、有難うございました。

次回はまだ未定ですが、秋の魚がもう少し残っていますので、

興味ある方は覗いて下さい。お楽しみに!

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秋の大アマゴ 2 (102)

2012-10-06 | 思い出の魚達

この日は、渓流竿から本流竿に持ち替えての、久しぶりの本流釣りです。

春に初めて本流竿を振る時のような感触・・・

軽い本流竿のはずなのに、なんか重いです・・・

 

そんな久しぶりの感触を味わいながらも、

この後の、劇的な出逢いの糸口となるアタリに無意識に反応出来ました。

 

ゴンゴンと手元に伝わる大物の予感。

この時、相手が本命である事を確信しました。

 

 

鼻曲がり。

 

目の前に横たわる38センチの大アマゴ。

 

本流で染まった薄紅色の婚姻色が、本当に素晴らしかったです。

一番綺麗な時期かもしれませんね。

 

これから支流に遡上すれば、更にその厳つさは増すでしょうね。

 

たまには本流もいいな~と思いながら、しっかりと感触を味わいました。

 

 

今回は、本流で秋色に染まった大アマゴでした。

それは忘れる事の出来ない、素晴らしい秋の出逢いでした。

 

さて次回は最終回、どんな秋の大アマゴに出逢えるのでしょうか。

 

でもその前に一年の疲れをとりに放浪でもしますかね・・・

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秋の大アマゴ 1 (101)

2012-10-02 | 思い出の魚達

ゆっくりとしか朽ちていかない檜の倒木に、

鮮やかに苔生したその光景。

渓には、自然が創りだした美しい空間がたくさんあります。

 

この日は秋の野生の大アマゴに出逢う事ができました。

 

深みのある体色に、薄っすら秋色が混じる大アマゴ。

絶妙な色合いに、ただ見惚れるばかりです。

 

渓流育ちの、その歴史をも感じる顔付きに、

ついつい引き込まれてしまいそうになります。

 

餌の乏しい環境で立派に育った32センチ。

秋にしか逢えない秋の大アマゴ。

 

そして最後は、私の手からスルリとすり抜けて消えていきました。

 

今回の 『秋の大アマゴ』 は、野生の渓流育ちでした。

さて次回はどんな出逢いが待っているのでしょうか。

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