フィッシュレプリカ

渓流魚のレプリカ・ブローチをオールハンドメイドで作成しています。釣行記事や思い出の魚を紹介しています。

トラウトブローチ作業開始しています。

2019-10-29 | レプリカ

今シーズンもトラウトブローチ、作り始めています。

一部、従来のモデルが終了となり、新作として生まれ変わります!

新作となるのは、

サクラマス(早春カラー)・サクラマス(6月カラー)・サツキマス・本流ヤマメ・本流アマゴの5タイプです。

原型作りは8月から取り掛かってましたが、

仕事や釣りの合間では、なかなかはかどらず、先日やっと仕上がりました。

その仕上がった新作の原型です。

しかしながら、完成までには山あり谷ありとなる事でしょう・・・

良い作品を目指して頑張ります!

 

それから昨年の新作、大ヤマメ・大アマゴ・秋ヤマメ・秋アマゴは

原型をリニューアルする事にしました。

顔周りを中心に手を加えます。このブローチも楽しみです。

 

そして、昨年は予定していたのに手を付けられなかったスーパーレインボー。

新作となるか検討していますが、今シーズンは着手します。

 

それから、秋鱒までは手が回らない気がしますが、

とにかく今シーズンも精一杯頑張ります!

また作業の進捗状況を報告します。

 

 


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秋アマゴ探しー最終章ー(328)

2019-10-24 | 思い出の魚達

「渓流釣りは春の楽しみ

私がアマゴやイワナ釣りを始めた頃はこのように思っていました。

それは何故か。

答えは、春しか釣れないから・・・なんです。

今から考えると釣れないのも当然で、

要するに、季節が進んでいるにも関わらず、早春と同じ釣りをしていたからなんですね。

 

その後、シーズン通して渓流に通うようになり、

徐々に実釣を通して渓流魚の性質を知るようになっていきます。

独学の弱みで、自身が経験を通して学び得るしかありません。

その頃から大アマゴへの想いも自然と膨らんでいくのですが、

秋の大アマゴについては、存在自体は漠然と認識していましたが、

実際には、現実離れした想像の世界の遥か遠い存在に過ぎませんでした。

 

そしてあれから長い長い年月を経て手にした秋の大アマゴ。

当時、遥か遠い存在だったものを目の前にして、

しばらく身体の震えが止まりませんでした。

今ですら毎年秋アマゴを手に出来るようになりましたが、

その中でも、サイズや容姿、そして渓流育ちの環境であるという事から、

集大成となる秋アマゴでした。

小規模な渓流であるにも関わらず、

釣り人を含む天敵から身を潜め、三度目の秋を生き抜いてきたんですね。

改めて力強い生命力を感じる事が出来ました。

写真を撮っていくうちに次第に身体の震えも落ち着いたんですが、

その後、急に胸苦しさを感じました。

多分、心身とも一気に最高潮に高揚した事で、身体が対応しきれなくなってしまったのが原因だと思います。

長年想い続けてきた秋の大アマゴ・・・

出来る事なら、青かった頃の自分に見せてやりたかったですね。

そしてリリースの時。

ゆっくりとスルリと離れて行きました。

駆け出しの頃「渓流釣りは春の楽しみ」でしたが、

今では「渓流釣りは秋も楽しみ」に変わりました。

これからの目標は今回の秋アマゴを超える事。

ハードルは随分と高くなりましたが、釣りは夢とロマン。

いつまでも挑戦の精神を持ち続けていきたいと思っています。

今回で秋アマゴ探しは最終章です。




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秋アマゴ探しーその6ー(327)

2019-10-19 | 思い出の魚達

この日も秋アマゴを求めて引き寄せられるように渓流へ。

ネイティブなフィールドを求めて分け入りますが、

当然、この地のアマゴが存在するのは自然任せ。

紙一重の綱渡り状態で命が受け継がれているんですね。

 

小さな落ち込みの白泡の中。

根掛かりとアタリの判断が非常に難しい状況でしたが、

わずかに感じる大型特有の生命感が、穂先から手元に伝わってきました。

重いシャープな引きは本命の証拠。

やり取りの間、何度も厳つい顔を見せつけられ、こちらも冷静に対処するのに必死。

そしてタモに納まった魚体を見て、思わずガッツポーズ。

 

美しい秋の大アマゴ。

しばらくは興奮がおさまりませんでした。

 

言うまでもなく、これが野生アマゴ。

もはや自然界の芸術品と言っても良いでしょう。

 

このアマゴの一番美しい姿。

その姿を見る事が出来て本当に幸せでした。

この後、最後の大仕事を成し遂げると、生涯を終えてしまう事は間違いありません。

とても残念ですが、最初の出会いが最後の別れとなります。

これが秋の大アマゴの宿命です。

達成感に満たされ感動を味わったにも関わらず、切なさと寂しさと悲しさを感じます。

この日は何とも言えない複雑な心境でリリース。

釣り人として感謝を伝える事が、せめてもの出来る事です。

 

次回で秋アマゴ最終章となります。 

 


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秋アマゴ探しーその5ー(326)

2019-10-14 | 思い出の魚達

9月末、どこも渇水で悩まされていた頃。

本当なら雨が降って、川の水が増えるのを待ちたいところ。

しかしながら禁漁というタイムリミットが、そうはさせてくれません・・・

狙うは秋の大アマゴですが、ピンポイントを攻める繊細な釣りの連続。

本命の反応が無い事についつい身体が慣れてしまい、気付かぬうちに集中力も途切れてしまいます。


そしてその時は突然訪れました。

 

本命でした。

 

やっぱり居たんですね、諦めなくて良かった^^

ただただ感謝です。

 

居着きの秋アマゴの美しさを、ゆっくりと堪能。

目の前の秋アマゴを見ながら、独り渓流で秋の季節の移り変わりを感じました。

この感覚を覚えてしまった釣り人は、また来年も秋アマゴを探す事となるでしょうね。

 

もう少し秋アマゴにお付き合いを。

 

 


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秋アマゴ探しーその4ー(325)

2019-10-12 | 思い出の魚達

9月末まで秋アマゴを追い求め、体力限界・疲労困憊状態で禁漁を迎えました。

10月に入ってからは一変、釣りから全く離れた生活となり、そのおかげで体力は復活^^

禁漁までの苦しい日々を振り返りながらカメラの中を整理しました。

あれだけ疲労困憊でしたが、今となっては辛かった思い出にも何故か笑みがこぼれます。


今回は雌の秋アマゴ。

秋まで天敵や釣り人から逃れた強者の姿は、雄雌かかわらず美しいですよね。

私は秋アマゴを見ながら、その生きてきた軌跡を感じ取る事がとても好きです。

さぞ色んな事があったでしょう。

腹部を触るとツブツブとした感触で、これがたまらないですね。

雌の秋アマゴが釣れた時の楽しみ^^

最後の大仕事を成し遂げてください~とリリース。

また次回も秋アマゴです。


 


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秋アマゴ探しーその3ー(324)

2019-10-09 | 思い出の魚達

今年の秋も遡上鱒(ダム育ちの遡上アマゴ・ヤマメ)狙いの釣りは封印しました。

振り返れば9年前までは9月になると釣りの半分は遡上鱒狙いでした。

もちろん渓流にも行ってましたが、つい釣れる魚がデカい方へ~

ダム育ちでは尺は小物になってしまいますからね・・・

毎日、天気予報をチェックして、釣りの前日は夜中に出発~

しかしながら、増水のタイミングにも見放されたりして、空振りの思い出が蘇ります^^

 

そして現在はと言いますと、9月はほぼ渓流に入っています。

時が過ぎるのは早いもので、秋の渓流に専念してから8年の年月が経ったんですね。

 

なぜ秋の渓流に魅力を感じるか。

やはり渓流で大きく育った居着きの秋アマゴの美しさですね。

この秋アマゴのやり取り中もハラハラドキドキ。

次のチャンスは絶対にありませんから~

秋アマゴとの出会いは、あらゆる要素が揃って初めて手にする事が出来ます。

とても奥の深い釣りが要求されます。

技術以外のもっと違う何かを試されているようにも感じます。

この感覚は遡上鱒を狙っている時には感じませんでした。

このあたりも秋アマゴの大きな魅力ですかね。

まだまだわからない事だらけ。

どうやらこの釣りの奥深さは果てしないようです。

 

 


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秋アマゴ探しーその2ー(323)

2019-10-07 | 思い出の魚達

昨年の9月は連日の雨で、どこの渓流も常に満水状態。

シーズン終盤は、ほぼ合羽を着ての釣りでした。

そして、その増水を道しるべに、思い出となる素晴らしい秋の本流差しに出会う事が出来ました。

 

さて今シーズンはと言いますと、昨年とは真逆・・・

9月の最終日までほぼ無降水となってしまいました。

なので支流の水はチョロチョロの所も多かったですね。

それでもどこかには本流アマゴが差し上がるのではないかと奮闘。

 

何とか苦労の末1本。本当に何とかでした。

やさしい顔の雌でしたが、コンディションの良さは本流育ちの証し。

一見、銀毛の個体かと思いましたが、がっつりとパーマークが確認出来ました。

今年はこの1本で本流差し狙いはギブアップ・・・

厳しいのはわかってましたが、あまりの厳しさに断念。

贅沢を言えば、雄にも出会いたかったのですが、

今年の状況からすると、これで十分。

秋の本流差しに出会えた事自体に感謝ですね。

その分、渓流育ちの秋アマゴ狙いに専念できました。

 

 


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秋アマゴ探し。(322)

2019-10-03 | 思い出の魚達

秋アマゴに魅了されるのは私だけではないはず。

少なくとも秋アマゴを手にした釣り人にはその理由は分かりますね。

9月中旬以降になると徐々に秋色に染まってきます。

その秋の大アマゴを求めて小渓流へ。

 

そして本命を手にする事が出来ました^^

この日の空は雲が多く、太陽が顔を出しても直ぐに雲隠れ・・・

写真を撮っていても、なかなか光が射し込みません。

やっとの事、太陽の日差しを受けた数少ない1枚。

と言いますのも、この渓流で育つ秋アマゴは特に発色が良く、

太陽の光を受けるとピンクやオレンジがとても綺麗に浮かび上がります。

今回は尺でしたが、この渓流の独特の顔つきがとても印象的でした。

そして腹にす~っと入るピンクのラインも独特。

次世代に受け継いでもらいたい一心でリリース。

思い出の秋アマゴになるでしょう。

次回も秋アマゴ予定してます。

 

 


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