![出屋敷町のヘラノキ 後方の大きな樹木はケヤキです](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/2a/1cc2456ee102d268055b862ea08cb260.jpg)
勘定山古墳の北側に有ります 撮影日;2012.01.15
五條市の北端に位置する出屋敷町では、古くからヘラノキの生育が知られています
昭和28年3月23日、奈良県の天然記念物に指定されています
株立ちの樹形で樹高は、目測でおおよそ5m前後です
ヘラノキ(箆の木)は、シナノ木科の落葉高木で、主として九州に分布しています
県内では当地域と吉野川沿岸の一部にみられるそうです
7月頃に淡黄色の花を開きます
花序は箆状の包に付き、その形状からヘラノキの名前がつきます
ヘラ皮と呼ばれる内樹皮(甘皮)の繊維が強靱なことから、古くは縄・縫い糸・釣り糸・馬具など、様々な民具に利用されていたそうです
![ヘラノキの花](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c4/06c1158ddec358b50a940f7f7ee67e4b.jpg)
![ヘラノキの葉](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/92/c4c26edeff1e97936ebe8f0eab5f5441.jpg)
![ヘラノキの幹](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/5e/e13cbab5a76d567270316eb3b462867d.jpg)
★所在地;五條市出屋敷町
★交通;JR
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cars_train.gif)
★駐車場;なし
★入場料;見学自由
★問合せ;
地蔵寺の南西数十mの地点にある貯水池(溜め池)の南端にあります