下は松の木、途中から柿の木という不思議な木です
県の保護指定樹木です
蓮如上人が松の木を台木に柿ノ小枝を接ぎ木したと伝えられます
この柿の実をたべると腹痛が治るといわれ
民謡にもつぎのように歌われています。
ここは今市 げんとく寺のお庭松に柿とは この寺か
★所在地;葛城市南今市458
★交通;近鉄「磐城」駅下車 徒歩15分
★駐車場;有ります
★入場料;見学自由
★問合せ;0745-48-2361(現徳寺)
東光山現徳寺の境内に有ります
浄土真宗中興の祖といわれる蓮如上人が吉野の本善寺へ下向した文明19年(1487)10月のこと
途中、今市の東光庵へ立ち寄られた時、上人は城主弥七郎に「当今は末法の世で、聖の道の修行は容易でない
今の衆生は自分の力ではさとりにくい、弥陀をたのみとして念仏することで、それを忘れては煩悩罪障のこの身で往生を遂げることは難しい
これ全く仏カの不思議なはからいによることである」と教化されました
弥七郎は、たちどころに弟子となり、法名を道光と名づけました
その後、再び蓮如上人が立ち寄り、現徳寺境内にあった松の木を台木に柿の小枝を接ぎ「今、汝に勧める弥陀の本願が虚妄ならば、この接木も空しくなる
実なれば栄え繁昌する」といわれました
不思議なことに、この松に柿を接木した霊木は、今もなお実を結びます
近くに本朝24孝の1人・孝女伊麻の史跡があります
撮影日;2009.6.14