昨夜はベリーダンサーのウシャスさんに招かれて、六本木はミッドタウン近くにある、ウシャスさんの経営するカフェバー『Alghul』（アルグール）へ行きました。そこで私は生涯初めて、ベリーダンスというものに遭遇しました。もちろん、ダンサーは第一人者のウシャスさん。
衝撃の光景を目撃しました。そこにはタイ武者修行前に一緒に楽しくお酒を飲んで語ったあの美しい女性とは別人格の、いや、本当に女神のような神々しさを放つ女性が華麗に舞っていました。ちょっと前に女性に流行ったコアリズムなんて比べモノにならないほどの高速かつ繊細な腰の動き。（実際にウシャスさんの腹筋はムエタイ戦士並に割れています。）人間にこんな動きができるのかというくらいの柔らかさ。さして、形容しがたい程の艶やかな光を放つその瞳。その光が明らかにこちらに向けられた時、私はお店の名前通り、メデューサの瞳に見つめられたように固まり、鳥肌が立ち、眩しくて思わず目を反らしてしまったほどでした。
人はこんな動きができるのか、そしてこんな表情ができるのか・・・。ベリーダンス、恐るべし。そして、女神ウシャスよ。美しすぎる。歴代のアラブの王族を魅了してきたベリーダンス。その妖艶さは観る者全てを石にしてしまうほどの圧倒的なパフォーマンスです。そして、格闘芸術家は女神ウシャスに何度か目を合わせられて石にされ、そして女神が目の前でクルクルとステップを踏んで激しく回転をした時、香水ではない何かの匂い、そう女神のフェロモンとでも形容すべき、ものすごいいい匂いが私を包みました。今まで嗅いだ中で、ダントツに最高の香り。もうこれ以上は限界なので、この辺で指をとめます。（笑）とにかく、私の完全失神ＫＯ負けでした。まあ、神と闘おうとは思いませんが。
そんなウシャスさんの経営するお店は、大江戸線六本木駅7番出口徒歩一分にある、『Alghul』（http://alghul.com/）です。うちのファミリーのメンバー２人を連れて３名でいろいろ飲んでもたったの５千円でした。チャージ無しのとてもリーズナブルなお店です。六本木の駅近くの好立地、オリエンタルで落ち着いた綺麗な店内、素敵なバーテンダーさんとのトークも楽しめます。そしてもちろん、女神にも会えます。なんだかまた寄り道スポットが増えそうです。（笑）
カポエィラ強化月間で毎週のようにお世話になっているカポエィラ・テンポから、友人の須田理事長と高弟のタカユキさんがパフォーマンスをしに来ていました。もともと須田氏とウシャスさんが親交があり、カポエィラテンポのイベント会場で私はウシャスさんと衝撃の出会いをしたのでした。（http://blog.goo.ne.jp/fightingartist/d/20090906）
私は毎週のように彼らを観ていますが、やっぱりすごいです。華があります。まして、ベリーダンスは観たことあるけど、カポエィラは初めてというお客さんにとっては、私がベリーダンスを初めて観て受けた衝撃と同様、驚かれたことだと思います。ものすごい歓声（羨ましいくらいの黄色い声）が上がってました。
須田氏も説明してましたが、ブレイクダンスはカポエィラの動きをたくさん取り入れています。こんな技をたくさん出して、すごく会場を沸かせていました。さすがだなあと思いました。でも、場所がもっと広ければ、跳躍系の技をもっとたくさんできたのになあとも思います。まさにリアル南斗白鷺拳。観てみたい方は、是非カポエィラ・テンポにお問い合わせを。（右側のお友達リンク集からＨＰが観れます。）
ここは六本木の高級クラブではありません。（笑）ダンスを終えたウシャスさんが、着替えて私の隣に来てくれました。さっきまでとは別人のように、普通の女の子（いや、普通ではないですが。笑）に戻っていました。私も安心して、いつものように語りました。ベリーダンスのこと、格闘技のこと、恋愛のこと。（流行りの草食系はＮＧらしいです。肉食獣にチャンスがあるかも。笑）彼女と話していると、あなたは間違っていない、頑張るのよと背中を後押しされているような気がして（勝手な思いこみ。笑）、力が湧いてくるようです。もし女神が地上に舞い降りたとしたならば、きっとこんな感じなんだろうと思います。夜明けの光、その名はウシャス。
いい感じでお酒も入り、女神ウシャスに導かれるままに、何を血迷ったか（笑）、私はサルサを習い始めました。これがまた楽しい！そして、なんて素晴らしいダンスなんだろうと思いました。男女のコミュニケーションとして、こんなにいいものがあったとは。作った人は偉いなと思いました。（笑）
ただ、すぐ近くに美しすぎる女神の顔、急接近して密着する体。もう、心拍数３００を超えるくらい（死ぬわ。笑）に私の心臓は高ぶり、異様な汗が流れる流れる。（笑）ベテランの男性ダンサーの方に教わって簡単なステップも覚え（小熊先生ありがとうございました！）、いざ女神と踊っていると、いつにも増して酔いも周り、「あぁ、ここが天竺か。ここが愛の国ガンダーラなのか。頼むから時間よ止まってくれ。（笑）」と至福の時を過ごしました。私、格闘芸術家は、本格的にサルサを始めようと思っています。（笑）もちろん、パートナーは女神ウシャス様以外に考えられません。（笑）それくらい、幸せな時間でした。
時が経つのは早いもの。女神と過ごす時間はいつも短く（いつものように途中少し落ちましたが。笑）、気が付くと朝でした。彼女もそろそろ店を出るというので、私は意を決して、「タイから帰国して、今一番お寿司が食べたいんです。これから一緒にいかがですか？」と誘ってみました。即答でＹＥＳ。やった！よっしゃ！と思いましたが、さかりのついた野獣と二人っきりは危険と判断したのか（それは正しい判断です。笑）、カポエィラ・テンポのタカユキ君も一緒に３人で行きました。（笑）タカユキ君とは、練習以外で飲むのも話すのも初めてでしたが、お互い闘技者同士、すごく熱く語ることができました。あまりに熱くなって、女神を口説くのを忘れるほどでした。（笑）アルグールでの帰り際、いつもカポエィラを教わってばかりいるので、簡単な関節技と発勁を披露して教えました。タカユキ君は特に発勁に興味を持ったみたいで、今度カポエィラの練習を休んででも、一度我がＫＦＣに練習に来たいとのことです。もちろん、大歓迎です。
私は女神にこう言いました。「男と男の最高のコミュニケーションは格闘、男と女の最高のコミュニケーションはＳＥＸだと思ってました。でも、ダンスという素晴らしいコミュニケーションもあるんですね。」と。女神はその通りだと言っていました。ダンスは会話やＳＥＸそのものなのだと。お互いの息が合わなければうまくはいかないのだと。それから、女神が他の男性と躍っている時、そのあまりの密着ぶりに紅蓮に燃える嫉妬の炎に身を焦がしていたのだと告げると、女神はただ穏やかに笑っていました。きっと女神には人間のこんなくだらん感情など瑣末なことなのでしょう。
とにかく、酒、女（神）、格闘。このブログを、そして私を構成する三大要素（これにお笑いが入ると４大要素。笑）を全て網羅する、素晴らしい夜でした。（それにしても我ながらだらしのない顔です。笑）今日は帰国後初の亀仙人との特訓です。女神にもらった力の限り、精一杯頑張ります！押忍！