FCG_Blog (TAM & eMate customize)
twentieth anniversary macintosh G4 & intel 制作ブログ
IntelのCPUメインストリームもようやく32nmプロセスになったと思ったらチップセットの不具合でCPUはあるのにマザーボードが回収で不在という状態が続いていた。先週あたりからB3ステップの不具合対策済H67/P67搭載マザーが出回るようになってきた。既にあちこちでみるMacBook Proのレビューからもわかるように今回のSandyBridgeコアのCore i5/7はかなりの性能アップとなっている。32nmプロセスになったことによって消費電力も低下しトップモデルのCore i7 2600KでもTDPが95Wとなっている。現在使っているCore i7 920はTDP130WでGPUがオーバークロックしたGeForce 295のため冷却がReserator1本ではカバーできていなかった(夏)。消費電力もハンパないため750W電源のファンも結構うるさく回り、せっかくの水冷が意味ない状態だった。(電源がへたってきているのも一因だが)



SandyBridgeコアのCPUは全てコア内にGPU(性能差こそあるが)を内蔵させている。H67チップセットとの組み合わせでグラフィックカード不要で映像出力が可能。ゲームやGPGPU用途などの場合はもちろんGPUカードがあった方がいいが、最近そこまでニーズがないしただでさえ電気ドカ食いのCPU+GPUが低消費電力のCPU1個でより高性能になるなら一石二鳥どころか四鳥ぐらいになるのでリファインを決行とした。

 で、これ。ZOTACのMini-ITXマザー。

巷にはATXやMicro-ATXのP67/H67マザーがもっと安く出回っているが、ATXのほとんどはグラボが別途必要なP67チップセットだしMicro-ATXにしてもそんなに色々拡張する気はない。そんなわけでMini-ITXなのだが、このZOTACマザーは小型でありながらMini PCI Expressスロットを持ち無線LANが標準装備なうえに映像出力にDVIとDisplay Portを備えているのがポイント高かった。USB3.0も4つ、SATA3が2つに加え、SATA2も4つ、eSATAまで標準と拡張性は抜群。あとで色々付け足さないといけない廉価マザボより実はお得。欠点といえばDDR3のメモリスロットが2つしか無く、現実的にメモリは最大8GB(公称16GBだが)にしかならない点ぐらい。16倍速のPCI-Expressスロットもあるのでグラフィックに不満が出たなら後付けも可能だ。

早速Micro-ATXのケースに組み込んで試運転。カタログ上は曖昧な表記しかなかったが、Display Port経由で2560*1600表示可能なことを確認。CPUにはリテールファンを装着して電源は400WのファンレスATX電源。高負荷実験としてHandbrakeでムービーのエンコードを1時間ほどやってみたが全然静か。リテールファンは高回転になることもなく静かに回り続け、120mmのケースファンとファンレス電源も相まって非常に静音なマシンとなることがわかった。正直水冷にする必要がないくらいだ。高性能すぎて用途に困るといわれる現行MacBook ProだがCPUはモバイル用で最高2.3GHz。定格3.4GHzの2600Kなら動画編集やレンダリングもかなりサクサクではなかろうか。次期iMacはこのデスクトップ用SandyBridge搭載と目されるだけに待っているMacユーザーは少なくないだろう。

でも長引くことが予想される計画停電のため、関東を中心にデスクトップの売れ行きは後退すると考えられる。そうなると現行MacBook Proは最強(関東)のマシンになる可能性が高い。バックライトキーボードもあるし。

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