8月も20日も過ぎてくる頃になると、急に焦りだすんですよねぇ...
夏休みの宿題! それまで手付かずだったw
定番でもある「読書感想文」というやつがとりわけ自分は嫌で、毎年先送りにしてしまった憶えがあります。
だって感想文を書くからには、当然、本に目を通さなければいけないわけでしょう?その、事前に本を読まなければならないという工程が、当時はとても面倒くさく感じました。
‥もっとも、頭の良い人は“あとがき”とかを読んだだけでチャチャっと書けてしまうのかもしれませんが、悲しいかな自分はそのような才能と知恵?を持ち合わせていなかったので^^;
だから動物や昆虫といった図鑑類で、いつも“逃げて”ました。「こんな変わった生物がいた」 「神秘的」ですとか、適当に思いついたことを書き記しておけば、それなりに字数も稼げるし、まぁ形にはなるだろうと。
‥もはや読書の感想文ではありませんよね(笑)。活字が苦手な方にはお勧めな手段ではありますけれど。
中学生くらいになってくると、太宰治作品にチャレンジしてみる人は、今も昔も多い気がします。
なんでも「人間失格」を感想文で取りあげる学生が大勢いるんだとか。
同作は太宰氏の代表作のひとつではありますが、中学生にはいささか重すぎるような‥‥^^;書きだしからして、『恥の多い生涯を送って来ました』 ですもの。悟ってますw
でもこの箇所も含めて、芸能界1の読書家とも云われる又吉直樹さんも著書の中で感心されていましたし、(※1)インパクトがあるのはたしかです。昔の文豪と呼ばれたような方たちの作品は、大体そうかもしれませんね。『吾輩は猫である』なんか、その最たる例で。 ※1.第2図書係補佐より
と、 ここまで語っておきながら、実は私が今夏読んだのは太宰さんのではなく、野島伸司さんが描いた「人間・失格」 という、ほぼ同名の作品でした。
今から20年ほど前に放送されていた、テレビドラマの小説版。放送当時は“色々な意味で”かなり注目を集めた作品でしたので、ご記憶している方も多いのではと思います。
まずその作品名からして、ちょっとした社会問題にもなりました。「人間失格」と、ドラマの内容自体はまったく関係はないのですけど、やはり太宰さんの親族側から抗議があったようで。それで放送開始後に「人間・失格」とタイトルを改めた経緯があります。
壮絶なイジメの末に自死してしまう人物がいたり、数度にわたる男同士のキスシーンもあったりと、かなり過激な描写が収められた作品でしたが‥‥
好きだったんだよねぇ。 本当に。歴代でも3本の指には挙げられるほど、印象に残ったドラマです。
文字になっても、あのとき受けた感銘や衝撃といったものが色あせることなく、甦ってきました。様々な立場にいる人間の、「深層心理」が巧みに描写されているのは、見事であるとしかいいようがありません。
体育教師役で名物キャラ?でもあった斉藤洋介さんの、驚愕の女装シーン。
鏡に向かって恍惚となった彼の顔はトラウマ的に今も憶えていますが、本の中でも変わらない存在感を放っていますw 女装に目覚めた“きっかけ”であるとか、クラブで繰り広げられた女装子との会話なども、同業者的には怖いくらいのリアル感を抱きます。骨の髄まで考えさせられた、本作で指す“人間失格”の意味...
それにしましても、あれだけ読書嫌いだった私がいつしか「本の虫」となっているのだから分からないものです。今だったら喜んで書くんですけどね、読書感想文でさえも(笑)
夏休みの宿題! それまで手付かずだったw
定番でもある「読書感想文」というやつがとりわけ自分は嫌で、毎年先送りにしてしまった憶えがあります。
だって感想文を書くからには、当然、本に目を通さなければいけないわけでしょう?その、事前に本を読まなければならないという工程が、当時はとても面倒くさく感じました。
‥もっとも、頭の良い人は“あとがき”とかを読んだだけでチャチャっと書けてしまうのかもしれませんが、悲しいかな自分はそのような才能と知恵?を持ち合わせていなかったので^^;
だから動物や昆虫といった図鑑類で、いつも“逃げて”ました。「こんな変わった生物がいた」 「神秘的」ですとか、適当に思いついたことを書き記しておけば、それなりに字数も稼げるし、まぁ形にはなるだろうと。
‥もはや読書の感想文ではありませんよね(笑)。活字が苦手な方にはお勧めな手段ではありますけれど。
中学生くらいになってくると、太宰治作品にチャレンジしてみる人は、今も昔も多い気がします。
なんでも「人間失格」を感想文で取りあげる学生が大勢いるんだとか。
同作は太宰氏の代表作のひとつではありますが、中学生にはいささか重すぎるような‥‥^^;書きだしからして、『恥の多い生涯を送って来ました』 ですもの。悟ってますw
でもこの箇所も含めて、芸能界1の読書家とも云われる又吉直樹さんも著書の中で感心されていましたし、(※1)インパクトがあるのはたしかです。昔の文豪と呼ばれたような方たちの作品は、大体そうかもしれませんね。『吾輩は猫である』なんか、その最たる例で。 ※1.第2図書係補佐より
と、 ここまで語っておきながら、実は私が今夏読んだのは太宰さんのではなく、野島伸司さんが描いた「人間・失格」 という、ほぼ同名の作品でした。
今から20年ほど前に放送されていた、テレビドラマの小説版。放送当時は“色々な意味で”かなり注目を集めた作品でしたので、ご記憶している方も多いのではと思います。
まずその作品名からして、ちょっとした社会問題にもなりました。「人間失格」と、ドラマの内容自体はまったく関係はないのですけど、やはり太宰さんの親族側から抗議があったようで。それで放送開始後に「人間・失格」とタイトルを改めた経緯があります。
壮絶なイジメの末に自死してしまう人物がいたり、数度にわたる男同士のキスシーンもあったりと、かなり過激な描写が収められた作品でしたが‥‥
好きだったんだよねぇ。 本当に。歴代でも3本の指には挙げられるほど、印象に残ったドラマです。
文字になっても、あのとき受けた感銘や衝撃といったものが色あせることなく、甦ってきました。様々な立場にいる人間の、「深層心理」が巧みに描写されているのは、見事であるとしかいいようがありません。
体育教師役で名物キャラ?でもあった斉藤洋介さんの、驚愕の女装シーン。
鏡に向かって恍惚となった彼の顔はトラウマ的に今も憶えていますが、本の中でも変わらない存在感を放っていますw 女装に目覚めた“きっかけ”であるとか、クラブで繰り広げられた女装子との会話なども、同業者的には怖いくらいのリアル感を抱きます。骨の髄まで考えさせられた、本作で指す“人間失格”の意味...
それにしましても、あれだけ読書嫌いだった私がいつしか「本の虫」となっているのだから分からないものです。今だったら喜んで書くんですけどね、読書感想文でさえも(笑)
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