一時期、関心があって“障害者と性”にまつわる本を読み漁ったことがありました。
なかでも大森みゆき嬢がしたためた『私は障害者向けのデリヘル嬢』。
これの衝撃度(ちなみに創作疑惑もあるという、若干曰くつき)がハンパではなかったのですけど、先日たまたま出合ったホーキング青山著、『お笑いバリアフリー・セックス』という古書は、大森嬢のものと比ではありませんでした。
決定的なちがいは、著者自らが両手両足の自由が利かない障害者であること。
こうした方が障害者側の目線にたって、しかも一般的に“タブー”とされていた性生活までを、アケスケに語っている...
‥芸人としても活躍されるホーキング氏は以前から存じておりましたが、著書に目を通したのは初めて。
しかし、これが相当笑える! 最近心から笑えていなかった私が、ひとり部屋で大笑いしてしまったほどです。
“笑える”だなんて、本書を手にされたことがない方には失礼に聴こえるかもしれませんが、著者がそこにまず重きを置いて執筆しているのだから仕方ありません。なにより健常者と障害者、すべての読者に笑ってツッこまれながら読んでもらえることを、ホーキング氏自身がいちばん望んでいるはずです。
そうした実体験による、数々の爆笑エピソードによって構成された本書。
今まであまり明かされる機会の少なかった養護学校での生活風景や、人間模様も織り交ぜているのですが、同級生がアソコを握りしめたまま病院送りとなってしまった話(笑)や、デリヘル・テレクラの体当たりレポ?も、なかなかに愉快でした。
「テレホンクラブ」 略してテレクラはその名のとおり、女性とアポイントをとって、嬢の反応をみるというものでした。彼の成果は‥実際に本書で確認してもらうとして、たしかにテレクラが流行っていた時期ありましたよね。初代「GTO」とか、人気ドラマにも度々テレクラは登場しています。現代でも細々とはやっているのでしょうか。
何を隠そう私も一時期けっこうハマっていて、一年間くらい‥もちろん毎日ではありませぬが、通っていた経験がございます(笑)。ちょうど出会い系サイトが大量に出回る時代の少し前、世は世紀末の頃であったと思います。
当時を振り返ってみますと、客層は意外とフツーなんです。なんか援交目当ての冴えないオヤジが集うようなイメージがあるじゃないですか?あーいった一見陰気臭さが漂うところは。
実際にはわりと今時な、イケメン風の若い男の子たちも大勢いました。現在みたく出逢いの場を提供してくれる場が少なかったからでしょうかね。
ただ、そうした同志?である彼らと狭~い店内で鉢合わせになったりすると、なんだか妙に気まずく照れ臭かった憶えがあります(笑)
私が行っていた頃のテレクラは、ほぼ「フロント取次制」に移行していました。電話をかけてくる女の子の希望を聞いて、その条件にマッチした殿方にフロントが取り次ぐという。
この少し前はコールがあった時点で受話器をいち早く取りあげた人が女の子と話せる機会を持てる、完全「早い者勝ち」であったようですが。
取次制は、個人的には嫌いではありませんでしたけど、基本「待ち」の、ずっと受け身状態です。
おそらく各々のお客が平等に女の子と話せるよう、フロントも多少は配慮してくれていたはずなのですが、これが時間帯によってまったくコールがなかったりするときもあって、2時間部屋に居て、女の子と一度も会話することなく‥といった経験も数度あり、その日は、ただ貸出しているAVだけを観賞して帰宅した、苦々しい記憶もあります(苦笑)。ちょい割高な個室ビデオ屋かい!てな。
‥さすがに申し訳なく思ったのか、次回に使用できるサービス券みたいのをくれてフロントの方も、まさに平身低頭状態でした。
したがってその日の運によって大きく左右され、また一応入店料を払うお客の立場でありながら、落胆させられたり憤慨してしまうケースも多数。ガチャ切り(会話中に突然電話を切られる業界用語)ドタキャンは当たり前‥‥。
テレクラとは非常に費用対効果の悪いサービスでしたが、少しくらいなら当時から冴えなかった筆者とて、オイシイ思いをした経験はあります。
これら具体的な内容や巡り会った人々についてはまた次回、触れてみようかと思います。
≪関連≫
■乙武さんがイタリアンレストランで入店拒否されたことについて ※ホーキング氏が“敵視”するあの人について語った秀逸記事
なかでも大森みゆき嬢がしたためた『私は障害者向けのデリヘル嬢』。
これの衝撃度(ちなみに創作疑惑もあるという、若干曰くつき)がハンパではなかったのですけど、先日たまたま出合ったホーキング青山著、『お笑いバリアフリー・セックス』という古書は、大森嬢のものと比ではありませんでした。
決定的なちがいは、著者自らが両手両足の自由が利かない障害者であること。
こうした方が障害者側の目線にたって、しかも一般的に“タブー”とされていた性生活までを、アケスケに語っている...
‥芸人としても活躍されるホーキング氏は以前から存じておりましたが、著書に目を通したのは初めて。
しかし、これが相当笑える! 最近心から笑えていなかった私が、ひとり部屋で大笑いしてしまったほどです。
“笑える”だなんて、本書を手にされたことがない方には失礼に聴こえるかもしれませんが、著者がそこにまず重きを置いて執筆しているのだから仕方ありません。なにより健常者と障害者、すべての読者に笑ってツッこまれながら読んでもらえることを、ホーキング氏自身がいちばん望んでいるはずです。
そうした実体験による、数々の爆笑エピソードによって構成された本書。
今まであまり明かされる機会の少なかった養護学校での生活風景や、人間模様も織り交ぜているのですが、同級生がアソコを握りしめたまま病院送りとなってしまった話(笑)や、デリヘル・テレクラの体当たりレポ?も、なかなかに愉快でした。
「テレホンクラブ」 略してテレクラはその名のとおり、女性とアポイントをとって、嬢の反応をみるというものでした。彼の成果は‥実際に本書で確認してもらうとして、たしかにテレクラが流行っていた時期ありましたよね。初代「GTO」とか、人気ドラマにも度々テレクラは登場しています。現代でも細々とはやっているのでしょうか。
何を隠そう私も一時期けっこうハマっていて、一年間くらい‥もちろん毎日ではありませぬが、通っていた経験がございます(笑)。ちょうど出会い系サイトが大量に出回る時代の少し前、世は世紀末の頃であったと思います。
当時を振り返ってみますと、客層は意外とフツーなんです。なんか援交目当ての冴えないオヤジが集うようなイメージがあるじゃないですか?あーいった一見陰気臭さが漂うところは。
実際にはわりと今時な、イケメン風の若い男の子たちも大勢いました。現在みたく出逢いの場を提供してくれる場が少なかったからでしょうかね。
ただ、そうした同志?である彼らと狭~い店内で鉢合わせになったりすると、なんだか妙に気まずく照れ臭かった憶えがあります(笑)
私が行っていた頃のテレクラは、ほぼ「フロント取次制」に移行していました。電話をかけてくる女の子の希望を聞いて、その条件にマッチした殿方にフロントが取り次ぐという。
この少し前はコールがあった時点で受話器をいち早く取りあげた人が女の子と話せる機会を持てる、完全「早い者勝ち」であったようですが。
取次制は、個人的には嫌いではありませんでしたけど、基本「待ち」の、ずっと受け身状態です。
おそらく各々のお客が平等に女の子と話せるよう、フロントも多少は配慮してくれていたはずなのですが、これが時間帯によってまったくコールがなかったりするときもあって、2時間部屋に居て、女の子と一度も会話することなく‥といった経験も数度あり、その日は、ただ貸出しているAVだけを観賞して帰宅した、苦々しい記憶もあります(苦笑)。ちょい割高な個室ビデオ屋かい!てな。
‥さすがに申し訳なく思ったのか、次回に使用できるサービス券みたいのをくれてフロントの方も、まさに平身低頭状態でした。
したがってその日の運によって大きく左右され、また一応入店料を払うお客の立場でありながら、落胆させられたり憤慨してしまうケースも多数。ガチャ切り(会話中に突然電話を切られる業界用語)ドタキャンは当たり前‥‥。
テレクラとは非常に費用対効果の悪いサービスでしたが、少しくらいなら当時から冴えなかった筆者とて、オイシイ思いをした経験はあります。
これら具体的な内容や巡り会った人々についてはまた次回、触れてみようかと思います。
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