福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

夫婦と女性の仕事について(2)

2006年08月19日 | オピニオン
家事も一生懸命、子育ても一生懸命、そして仕事も一生懸命・・・。
家族のためにと身を粉にして頑張ってくれた私たちの母親の世代、祖母の世代の女性の生き様です。

当時ほとんどの女性が、
 女は家を守るもの、
 家事、子育ては全部女性がするのが当然、
 社会も家庭も男が中心、
 
そういう価値観で育ち、あたりまえのように専業主婦を務めていました。
また、男性もそのことを当然のように受け止めていたわけです。


社会は「男女共同参画社会」に少しづつ歩を進めているように思います。
1世紀以上も前から、男女がある程度、政治や職場、家庭において仕事を分担してきたノルウェーを代表とする先進国からみれば、これまでの日本は女性の社会進出が少なしと映ったことでしょう。

その後の高度成長時代を迎え。より豊かな暮らしを求めて、女性たちも外で活躍するようになりました。

しかし、「家事はこれまでどおり完璧にやること」の条件が付いていました。
私たちの母親たちは、当然のことのようにその条件を受け入れて、家事も仕事も黙々と頑張ってくれました。
頭が下がります。


さて時代が過ぎて、そんな女性の境遇を疑問に思う人々も出てきました。
 共働きなのに、なんで女性の負担がいっこうに軽くならないの?
そんな中、男性側にも意識に変化がでてきています。共に家庭を築くパートナーとして、妻の負担を軽減しようと「妻が働くなら、夫も家事に協力しなきゃ」と自然に言える男性が増えてきています。

時代は少しづつ、大きく変ろうとしています。
少子化の流れで、必ず労働人口も減少していきます。女性の労働力が必用不可欠になる時代がすぐそこまで来ています。

女性が男性化するのではなく、男性が女性化するのでもなく、男性も女性も人間として(仕事に、家事に)誇りを持ち、互いに認め合い協力しあって社会(家庭、地域、企業)を築く事が基本です。

そして、父親・母親のこころの安定は、子どもにとって居心地のいい場所・やすらぎの場所になります。すべての子ども達が健康なこころを持って安心して成長できる社会を願っています。


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