とんねるず主義+

クラシック喜劇研究家/バディ映画愛好家/ライターの いいをじゅんこのブログ 

「革命へようこそ」その5

2005年12月10日 01時23分46秒 | とんねるずコント研究
ギャグの楽しさもさることながら、ここでNo.28が発する一言も、実は重要なものであるということを指摘したい。 No.28「ねえNo.11、これシミュレーション通りなんだけど、必要なのかしら?」 「シミュレーション」という言葉が、このコントでは何度かくりかえし使われる。No.11が「笑え!」と笑いを強要するのも、ふたりがスチュワーデスとしてはたらくのも、すべてシミュレーション通りらしい。これは . . . 本文を読む

「革命へようこそ」その4

2005年12月10日 01時20分06秒 | とんねるずコント研究
コックピットから客室に戻った二人。 貴明「No.11、ここからが大変だぞ」 憲武「わかってる」 何が始まるのかと思いきや・・・銃を置き、エプロン姿になる二人。No.28は飲み物を作り、No.11はメークを直す。場内爆笑。 ここからは、「忍者」と同じようなシチュエーション・コメディが始まる。客にナンパされる、枕を盗む客に注意できない、スチュワーデス同士の裏話etc・・・果ては、機内で妊婦が産 . . . 本文を読む

「革命へようこそ」その3

2005年12月10日 01時16分56秒 | とんねるずコント研究
ハイジャッカーふたりは銃をつきつけて乗客に乗っ取りを宣告し、すべての乗客を一ケ所に集める。 自分達の要求を高らかに宣言し、協力するよう脅す。 ・・・と、ここまでは、よくあるハイジャックの風景である。が、この後、No.28がNo.11にカセットを再生するよう命じるあたりから、すこしずつ世界がねじれはじめる。 (貴明のテープの声)「業務連絡、業務連絡。乗務員はドアモードをマニュアルからオートにチ . . . 本文を読む

「革命へようこそ」その2

2005年12月10日 01時13分46秒 | とんねるずコント研究
貴明「自己紹介しよう。われわれは"武闘派革命集団・黒い野うさぎ"だ」 タカとノリ、上手にむかってぴょんぴょんと二回跳躍。ノリさんが野うさぎのような表情を作って客を威嚇(?)、タカさんが「どうだすごいだろう」と言わんばかりにその顔のまわりに手でウェイブを作る。 考えてみれば、革命集団を「黒い野うさぎ」と命名するというのも、本作のタイトルや、あるいは「人形劇団・毒コブラ座」と同じように、'柔'と' . . . 本文を読む

「革命へようこそ」その1

2005年12月10日 01時10分02秒 | とんねるずコント研究
「革命へようこそ」その1 (『とんねるずのコント 2』所収 初演1995年) **ネタばれ注意!! 「革命へようこそ」は、こんとinなえばVol.5(1995)でのラストコント。Vol.10では一本目の演目として毎日上演された。ビデオでは、第一巻の「俺たちゃ忍者だ!」と対置される形で、第二巻の一本目に収録されている。 まず確認しておかねばならないことがある。このコントの設定・状況は、2 . . . 本文を読む