参議院選挙の投票日まで、あとわずかです。公示後に出てきた“消費税”の話が、大きな争点になっていますね。10%という数字が具体的に挙げられ、やれフランスは○○%だの、イギリスは××%だのと喧しい限りでありますが、その様な内容を取り上げたニュースでは、アナウンサーの読みやナレーションで「フランスでは一般の消費税が19.6%、食料品は5.5%と・・・」「スイスは7.6%の一般消費税と食料品2.4%の税率で・・・」というように、海外事情を紹介していることが良くあります。で、私の気になるのが「5.5%」と「2.4%」の読みであります。何をトチ狂ったか「ゴテンゴ」「ニテンヨン」という読み手が現れ出したのです。これは明らかな日本語の読みの間違いで、「ゴーテンゴ」「二ーテンヨン」が正しい読みです。1から数字を数える時、どうしているでしょう。「イチ、ニー、サン、シー(ヨン)、ゴー、ロク・・」ではありませんか。これは、いわゆる“語呂”の良し悪しを感じる日本人が、昔からそうしてきたものでしょう。つまり「ゴテンゴ」「ニテンヨン」という読みは、私たちの先祖が感じ取っていた“語呂”を棄てた読みと言わざるを得ません。日本語として“変”な読みは、プロとして恥ずかしいと思ってほしいなぁ・・・。
「ナレーター・アナウンサー養成塾」に興味のある方はこちら・・・
http://www.mars.dti.ne.jp/~expert/
質問や見学の申し込みなどはexpert@mars.dti.ne.jpまでどうぞ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます