ナレーターと言われている人たちの8割が、いわゆる声優といわれる人たちです。実は声優という職業は、正確には無いといっても良いでしょう。今でこそ、声優養成学校を出て事務所に所属する人がいますが、まだまだその割合は少数です。声優という職業の人は、本来俳優なのです。普段は、舞台や映・テレビドラマなどに出演している人達で、役者だという訳なのです。たまたま、声だけの仕事の発注があっただけで、元々は役者です。ということは、ナレーターになるためには、芝居の過程を経てこないと、難しいということになります。何故かというと、表現力が身についているかどうか、です。ただ読めるだけでは、役に立ちません。私がそうでした。アナウンサーからこの世界(ナレーターとして)に入ってきた時、全く仕事がもらえませんでした。アナウンサーの読みでは、金にならなかったのです。そこで、芝居に挑みました。熱海殺人事件で、褌一丁になりました。正直言って、アナ時代からは考えられないことです。でも、そこでは大きな収穫を得たのです。その話は、また・・・。
ナレーター・アナウンサー養成塾 塾長 ナレーター・伊藤英敏
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