1月も終わり、2月に入りました。その1月最後の日の昨日は、大沢事務所の“新年の集い”が行なわれました。現在180人近い役者が所属しているらしいのですが、私の見た目でもその内の約3分の2は出席していたでしょうか。挨拶は当然ながら「厳しい時代ですが・・・」ということになります。で、これも当然ながら「頑張りましょう!乗り越えましょう!」的なものになってしまいます。「こんな時こそ、自分を磨くスキルアップを・・・」というのも、むべなるかなであります(これは、昨年の挨拶で私が言ったことでもあるのですが)。確かに、私がこの業界に入ってから、大変な時は3度か4度会ったように思います。第一・第二のオイルショック、バブル崩壊、ITバブル崩壊といったものがそれでした。そして今回のサブプライムローンを発端とする金融危機と世界経済の破綻・・・もっとも、今回のが前のそれとは明らかに違う印象はありますが、こんな時は具体的な政策を提示すべきではないのかなぁ・・・と密かに思った訳です。政府の「定額給付金」に実際の経済効果があるかどうかは不明ですが、そんな愚作(失礼!)ではなく、実際に私達役者が『よしっ、頑張るぞ!』という気になる具体的な何かです。それは、明日のことでなくて良いでしょう。3ヵ月後、半年後、1年後で良いのです。事務所として、役者の励みになることを設定し、役者はそれに向かって頑張ることを支えとして、毎日の仕事にあたるようになるという訳です。ここで言っていても仕方がないから、早速、提案してみるか・・・。
ナレーター・アナウンサー養成塾 http://www.mars.dti.ne.jp/~expert/
塾長 ナレーター・伊藤英敏
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます