ナレーター・アナウンサー養成塾

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中途採用

2013年02月24日 | Weblog

最近、地方の放送局から「アナウンサーの経験者を探しています。誰かいませんか?」との問い合わせが相次いでいます。入社から3年前後で辞めてしまう、中には昨年採用になったばかりで退職するケースもあります。以前は、女性アナウンサーに同様のケースがあるのは知っていましたが、男性も同じ傾向が出てきている様です。私がアナウンサーになった頃、現役で仕事に携わっていた頃には考えられないこと。どうしてなのか・・・少し、考えてみました。その背景の一つには、アナウンサーという職業を希望する人が以前のようには多くない、つまり人気がダウンしたことがあります。人数的にはあまり変化はないのですが、いわゆる「記念受験」という人が多くなり、学生の時にアナウンスの基礎をキッチリ学んで試験に臨む人は少なくなったために、全体の質的な低下を生みました。結果、「チャラチャラした印象の人でも受かってしまうような仕事(決してそのような事はない)には、私はチャレンジしない」という気持ちの人が増えたのではないかと思います。そのように考えてしまうのも、実際のテレビでの印象が影響していると思いますね。お笑い芸人に遊ばれる女性アナを見ると、実に軽い印象を受けてしまいます。実際は違っている(違っていると思う)のですが・・・。長く働きたいと希望する女性が多くなった現代、それだけの充実感ややりがいを求めてくるでしょうから、軽い印象の仕事に魅力は感じないということでしょう。例えアナウンサーになったとしても、『実際に仕事に就いてみたら、違ったなあ…辞めよう!』となってしまう。では、男性はどうか?それは、また次回に。

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