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歌え!だらリーマン

買った、使った、感想、評価

トラじゃないよ

2009年11月07日 | ツッコミ
引き続き木島佳苗氏のブログ遺跡探検。

今週の週刊誌は「連続不審死」「34歳女」の話題で持ちきりだった。そのなかで「Cartierショップに掛けてある写真はトラじゃなくてヒョウ」という記載があった。確かにかなえキッチンのキャッシュを見ていると、「素敵なTigerのお写真」というくだりがあった。しかし写真はどう見てもヒョウである。まぁ大きな猫だから最初にトラだと思いこんだらそれっきりトラに見えてしまうのは仕方ない。人ぞれぞれ勘違いすることはあるのであんまり突っ込むのはカワイソウかもしれない。

しかし体表の柄が「トラ柄」か「ヒョウ柄」かを冷静に考えたらヒョウだと分かる。雷様のはいているパンツがトラ柄で、バブルの時代にタカビーなワンレンボディコンの女性が身にまとっていたのがヒョウ柄である。同じく黄色と黒の柄ではあるが、トラ柄というのは微妙にダサい。

それにしてもこっちのページも含めて、4月30日に19本もの記事を投稿している。スゴイエネルギーである。

ブルーインパルスを見る

2009年11月06日 | パソコン・家電購入
11月3日に入間基地の航空祭でブルーインパルスの展示飛行を見た。いや、すごい。ほんとに驚いた。まずスゴイ人出である。10万人ぐらいが集まるらしい。電車を降りて基地の問まではすぐなんだけど、人人人である。

見物する場所は滑走路脇のエプロン。かなりの広さがある。おそらく幅が60~70メートル、長さ1kmぐらいのところに人がぎっしりと立っている。もちろん通勤電車ほどではないけど、移動しようと思ったら人をかき分けなければならないぐらいの密度である。

今回はブルーインパルスの写真。使ったカメラは冒頭の人混みと最後の2枚はキヤノンのIXY Digital910IS。それ以外の写真はニコンのD5000にレンズはAF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6Gを取り付けたもの。

すべての写真はサイズを変更しただけでノートリミングである。

入間基地航空祭
4機編隊で飛んだり

入間基地航空祭
5機編隊で飛んだり

入間基地航空祭
6機編隊で飛んだり

入間基地航空祭
もちろん単独飛行も。

入間基地航空祭
裏返しになって飛ぶこともある。

入間基地航空祭
2機そろって裏返し。

入間基地航空祭
4機そろって裏返し。

入間基地航空祭
まっすぐに飛んでくる1機を別の1機がバレルロールしながら飛んだり。

入間基地航空祭
3機でハートマークを描いたり

入間基地航空祭
5機で☆を描いたり。

ものすごく天気が良かったので空の色が青い。前の日が台風みたいな荒天だったので、台風一過みたいな感じで空が透き通っていた。

D5000で撮影した写真をブログに載せるのは8月にシロワッサンの写真を載せて以来のことだ。実のところ、子どもが持っていきっぱなしで私はあんまりさわっていない。今回はなんとか私が使うことができた。もう1台買わなくては。

殺すつもりだったのかな

2009年11月05日 | ツッコミ
行間を読めば話題の34歳女がこの男性を殺そうとしていたということになるんだけど、もちろん明示的には書いていない。

まさか単なる火災報知器の盗難、というわけでもないだろう。火災報知器を外したのが34歳女だとも書いてない。

映像を見ると34歳女の家財道具であるル・クルーゼもたくさん男性宅に持ち込んでいるみたいだし、殺す予定だったとしたらどのような手順を考えていたのか興味深い。とはいえ、仮に火災報知器を外したのが34歳女だったということが証明できても、これをもって殺人未遂罪は問えないんだろうな。

男性連続不審死事件 逮捕当日まで同居の男性「火災警報器7個なくなっていた」
 詐欺などの疑いで逮捕された34歳の女の周辺で、男性4人が不審な死を遂げている事件で、FNNは、逮捕当日まで、この女と同居していた関東に住む40代の男性の証言を入手した。
 この男性は9月15日、女とインターネットの結婚サイトで知り合い、9月19日から女が詐欺などの容疑で逮捕される9月25日までの1週間、男性の自宅で同居をしていた。
 そして、出会った当初から、女は男性に、「1カ月で自宅マンションを出て行かなければならず、住むところがない」などと持ちかけ、「家政婦を雇ったつもりで支援をしてほしい」と、借金返済の支援を求めていたという。
 男性は、1週間の同居生活の間に、女にあわせて450万円を渡していた。
 そしてさらに、この男性の自宅にあった火災警報器が、すべて取り外されていたことがFNNの取材でわかった。
 女が逮捕されてから数日たって、同居していた男性は、家中の火災警報器がなくなっていることに気づいたという。
 逮捕当日まで同居していた男性は「うち、火災報知器が7個あるんですけど、7個なくなってるんですよ。(彼女が)いなくなってから気づいた。火災報知器が7個ないというのは、誰も取り外す人なんていないし」と語った。
 男性は、自宅でおよそ1週間、女と同居生活を送ったが、女が逮捕されてから数日たって、自宅の7カ所に設置していた火災警報器が、すべて取り外されていたことに気づいたという。
 また女は、自分のブログに載せていたミネラルウオーターのウオータークーラーや、高級鍋、ダイニングテーブルなど、自分の家財道具を男性宅に運び入れていたこともわかった。
 千葉・野田市では2009年5月、女が訪問ヘルパーとして出入りしていた安藤建三さん(当時80)が、自宅の火災で亡くなっていることから、警察は、男性宅の火災警報器が取り外されていた経緯など、女と一連の事件との関連を慎重に調べる方針。
(FNNニュース 2009/11/02 11:48)

生活保護を受けるのは

2009年11月03日 | 雑談
職場で食事を取り損ねた場合や仕事が深夜に及んだ場合のセーフティーネットの意味でカップ麺を備蓄している。さすがにカップ麺だけでは良くないだろうと思って魚肉ソーセージも備蓄するようになった。フルーツも必要かなと思って、先週あたりからはみかんを数個カバンに忍ばせておいた。

最初はセーフティーネットのつもりだったのに、ここのところ職場でとる食事がカップ麺と魚肉ソーセージとみかんになっている。ものすごく安上がりなのはいいのだが、社会人として間違っているような気がしている。

自分で用意したセーフティーネットでもこんなに使ってしまうということは、生活保護のように公的に用意されたセーフティーネットならもっと使ってしまいたくなる気持ちはよく分かる。

救助に行ってもほとんど遺体

2009年11月02日 | 雑談
映画の海猿LIMIT OF LOVE 海猿も結局はWOWOWでみた。海上保安庁の海難救助潜水士の話。

劇中、教官の潜水士が「救助とはいえ遺体の回収ばかり」みたいな台詞を口にしたのが印象に残っている。今回はまさに生きた人を、しかも死を覚悟しなければならない状態に置かれた人を救助できた。救助した側も感動できたんだろうな、と思っている。

「海猿」6人感極まった、会見で救出劇を語る(読売新聞) - goo ニュース
2009年10月31日(土)20:07
 「よく生きていてくれたと思い、感極まった」――。第一幸福丸の乗組員3人を救出した第3管区海上保安本部の巡視船「いず」の潜水士6人が31日、横浜港に帰港した船内で記者会見し、3人の生存を確認した瞬間をこう振り返った。
 救助された乗組員が「映画の『海猿』を思い出した」と話した6人の潜水士は25~32歳。潜水歴3か月の人もおり、転覆船からの救出は全員が初めての体験だった。
 「おい、聞こえるか」。潜水士の榎木大輔さん(28)は船底にしがみつき、ナイフの柄で何度も船底をたたいて呼びかけた。波の音で聞き取りづらかったが、内部から「おーい、ここだ。助けてくれ」と、かすかな声が返ってきた。
 何度もやりとりを繰り返すうちに、3人が居住区にいることを確認。左舷側のまかない室から居住区に進入する計画を立てた。榎木さんがライトを照らしながら居住区に入ると、3人は身を寄せ合うように座っていた。漏れた油のにおいが充満し、3人のシャツは油まみれになっていた。
 「海上保安庁の者です。皆さんを助けに来ました」。榎木さんが話しかけると、3人は「死を覚悟していた。よく来てくれた」と涙を浮かべたという。
 6人は3組に分かれ、自分たちの空気ボンベの空気を救助者に吸わせるリレー方式で、海面に誘導。3人は巡視船に引き揚げられると、空を見上げて「太陽が見られて良かった」。潜水士の小山裕介さん(26)は、その時の様子が強く印象に残ったという。
 黒木喜年船長(54)によると、現場は水深約1000メートル。潮の流れが激しく危険を伴う任務だったが、「何よりも乗組員の生命力、生きようとする気持ちが強かった」と語った。
 潜水士の知念俊助さん(25)は、3人を家族に会わせたい一心だったといい、「家族と再会しているテレビ映像を見て、本当にうれしかった」と語った。ただ、4人が行方不明のままで、榎木さんは「大手を振っては喜べない」と、複雑な胸の内も明かした。

連続不審死事件の謎

2009年11月01日 | ツッコミ
話題騒然の「連続不審死」事件。あたかもその犯人であるかのように報道されているのが34歳の女性。そのブログが「かなえキッチン」のようである。既に消されているので、今見えるのはGoogleのキャッシュである。だから早めに見ておかないといずれは消える。

ブログは一見するとすごいセレブの雰囲気である。食べ物にかかわる話が多いが、利用している飲食店は高級そうである。手作りしているものもすごい力の入れよう。本人の親兄弟、甥や姪の話題も豊富でいかにも「お金持ち」という雰囲気。

ただ「連続不審死事件の下手人なんじゃないの」だという先入観をもって見れば突っ込みどころ満載である。

例えば……画面は9月9日最後の書き込み。「少しお休みをいただきます」というのは警察に行動確認をされているのに気づいて、逮捕覚悟で書いたことなのだろうか。

この書き込みは「おいしいもの」というジャンルで投稿されているが、そんな食べ物よりも男に甘い言葉を掛けて億単位の金を巻き上げる方がずっとおいしいと思う。

最初の報道では「不審死した人をたどっていったら結婚詐欺で逮捕されている女につながった」みたいだったけど、サンケイの報道を見ると、不審死事件の被害者からたどり着いた女性を調べていたら、ほかにもたくさんの不審死があって、結婚詐欺事件もあったので、といあえずそっちで(ある意味別件)逮捕して不審死について追求している、という図式のようだ。

結婚詐欺に引っかかった人はもちろん怒って当然なのだけど、被害が金銭だけで「命はまたある」ことを喜ぶべきなのかもしれない。

かなえキッチンは、ほかにもこのページとか、こっちのページとか、このページも、男性らしき人が写っている写真もあるけど、まさか被害者の一人じゃないだろうな。

ブログを見ていると
ル・クルーゼのセンセーションライン「ココット・オーバル」を買ってもらった
誰に?その人まだ生きてる?

全盲のピアニスト辻井伸行氏のお父さんのインタビューを見て
朝から涙が止まらず、泣きながら駅まで歩いていくことに
って、殺される方がつらいと思うけど

【衝撃事件の核心】相次ぐ不審死 婚活男性を手玉に取った「巻き髪」女の“極上サービス”と「ウソ」
 疑惑は連続殺人事件へと発展するのか。埼玉県警に結婚詐欺の疑いで逮捕された無職の女(34)=東京都豊島区=の周囲で相次いでいる男性の不審死。婚活男性を中心に1億円以上を貢がせていた女が武器としたのは、自慢の料理による“極上サービス”と男心を手玉に取る「ウソ」だった。不審死を「自殺」から「殺人」へと見方を改めて捜査を進める警察当局。少ない物証の中、取調室での女との攻防が続いている。

ブログに残されたダイイングメッセージで浮かんだ疑惑
 8月6日朝。交通量が多い国道沿いの駐車場に1台のレンタカーが停車していた。後部座席に横たわる男性と助手席に置かれた七輪。通報を受けて埼玉県警東入間署員が現場に急行したが、外見上は「練炭自殺」をうかがわせるものだった。
 遺体の男性は財布と免許証を所持していたためすぐに身元が判明する。男性は東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん=当時(41)=だった。
 よくある自殺-。そう思った署員だったが自殺には不自然な点があることに気づく。ドアが施錠されていたにもかかわらず、室内からは車の鍵が見つからなかったからだ。さらに練炭自殺特有の練炭を触った際に付着する黒いすすが手や衣服になかった。司法解剖の結果、遺体からは睡眠導入剤とアルコールが検出された。
 県警は「他殺」の見方を強めた。では誰が…。
 県警が注目したのが、大出さんが開設していたブログの内容だった。遺体発見前日の8月5日付でこう記載していた。 「実は41歳のトマちゃんは婚活中でしてwつか今日相手のご家族と会うのです。ここ最近ずっと相手と新居を探したり新生活のことを話し合っているんです。今夜から2泊3日で相手と婚前旅行に行きます」(原文のママ)
 結婚をブログでうれしそうに報告する大出さん。この内容から、大出さんは自殺する意思がなかったことが裏付けられた。さらに、直前まで一緒に行動していた相手のヒントもブログからは読み取れた。
 「まさにダイイングメッセージのようだ」
 捜査関係者がこう表現するように、交際関係にあった女が捜査線に浮上。任意で事情を聴くと、女はこう言って関与を否定した。
 「大出さんと駐車場に行ったが、けんかをして別れたので、ショックで自殺したのではないか」
 県警では8月以降、女の行動を24時間態勢で確認。一方で女の周辺を調べたところ、静岡県や長野県の男性らから女が結婚名目に金をだまし取っていたことが分かり、県警は詐欺容疑で9月25日に女を逮捕。一連の事件の解明に向けた第一歩が歩み出された。

不潔、貧乏、バカは嫌い…少女時代に原点?
 北方領土をのぞむ根室半島に近い北海道別海町(べっかいちょう)。人口約1万6千人に対し牛の数は約12万頭。典型的な酪農の町で、女は生まれ育った。祖父は町議会議長も務めた地元の名士。女は地元の中学、高校を卒業し都内の私立大学に進み上京した。
 「上昇志向が強く上京を夢見ていた」(地元の知人)といい、プライドの高さは高校時代の卒業文集からも伺える。「嫌いなもの」の項目にはこう書かれていた。
 「不潔、貧乏、バカ」
 だが、夢見た上京後の生活は順風ではなかった。
 「大学は学費未納のため1年で除籍処分になりました」(大学関係者)
 東京でのその後の足取りは判明していない。だが、大学を除籍処分となってから約7年後には、すでに詐欺師としての片鱗(へんりん)をのぞかせている。 26歳の時に女はインターネットオークションに「安達学美」という偽名で参加。売るつもりのないパソコン商品を掲示し、男性から10万円をだまし取っていたのだ。結局、この時の容疑で2年後の平成15年に警視庁捜査2課に逮捕される。偽名の銀行口座も開設するなど手口は手慣れたものだったという。
 女は、18年に家賃13~14万円の板橋区内のマンションに居住した。
 「職業は『ピアノ講師』や『フードコーディネーター』と名乗っていた。服装は地味で貴金属もつけていなかった」
 マンションの関係者はこう振り返る。入居時には免許証がなかったというが、昨年免許証を取得し今年に入り高級外国車を購入。5月はさらにグレードの高い外国車に買い替えていた。
 マンションも今年8月からは家賃20万円を超える東京・池袋の高級マンションの最上階に居住。「学費未納で除籍」という過去を捨て去るように、少女時代に夢見た都会暮らしを謳歌(おうか)しているようだった。
 自身が開設するブログ「かなえキッチン」には、鼻から下の顔の一部が写る写真を掲載。吉川十和子や叶姉妹のようなセレブ系の「巻き髪」で決めている。だが、近所の住民たちは「あごのラインが全然違う」と証言。住民らからは「職業の肩書だけでなく自らの顔写真をも偽装していたのか…」との声も漏れる。

“獲物”は婚活サイトで物色 決めぜりふは…
 「女が登録していた結婚サイトは、とくに真剣に結婚を希望する人が多く集まるといわれていたようだ」(捜査関係者)
 女が生活レベルを上げていくために目を付けたのが結婚詐欺だった。婚活サイトでは、ハンドルネーム(HN)にブログ名の「かなえキッチン」のほか、複数のHNを使い分けていた。 捜査関係者によると、女は婚活サイトで貧しい学生を演出していた。メールや携帯電話をやりとりすることで、相手の資産状況などを巧みに聞き出し、「学費が未納なので援助してほしい」と切り出す。男性らが躊躇(ちゅうちょ)すると、こう決めぜりふを放っていた。
 「卒業したらあなたに尽くしますから」
 歯が浮くような決めぜりふだが、婚活に熱心な男性ほどはまりやすい。さらに女は趣味の料理でもてなすことで、男性から金を引き出そうとしていた形跡もうかがえる。
 女は3カ月で70万円もする高級料理教室に通っており、高級料理店を食べ歩く趣味も持っていた。こうした料理に関する知識を開設しているブログで披露。高級料理を食べさせる“極上サービス”で男性に「良妻」のイメージを植え付けて、結婚資金を引き出そうとしたとみられる。
 死亡した大出さんが最後に食べたのも女が作った「ビーフシチュー」だった。だがこのシチューの中には睡眠導入剤が混入されていた可能性が高いと県警はみている。
 結局、女は少なくとも6人から総額1億円を振り込ませるなどして現金を手に入れていた。
 女は婚活サイトだけでなく「不倫サイト」にも登録していたとされる。だが、こちらは猫なで声でおねだりするのではなく「(奥さんに)ばらす」とすごんで金を脅し取る手口だったという。
 埼玉県警がパソコンを解析したところ、女は数十人の男性とメールのやりとりをしており、被害は拡大する可能性もある。

女を巡る点と線…威信かけるニッポン警察
 女は現在、大出さん以外に3人の知人男性が不審死した事件の疑惑の渦中にある。
 2月4日に婚活サイトで知り合った東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん=当時(53)=が自宅で練炭がたかれた状態で死亡しているのが見つかった。
 このほか、訪問ヘルパー先の千葉県野田市の無職、安藤建三さん=同(80)=が5月15日に自宅が全焼し死亡。同県松戸市のリサイクルショップ経営の福山定男さん=同(70)=も女に約7400万円を振り込んだ後に突然死していた。 埼玉県警が女を結婚詐欺の容疑で逮捕したが、実は安藤さんが死亡した火災の捜査過程で、千葉県警も女と不審死との関連をつかみ5月から極秘で内偵捜査を進めていた。
 「ヘルパーを頼むほど、体は不自由ではなかった。数台のパソコンを使いこなし、英語も堪能だった。逃げ出せなかったのはなぜだろうと思っていた」と近所の住民が口をそろえるほど元気だった安藤さん。室内には七輪が置かれ、遺体からは睡眠導入剤が検出されていた。
 現在、大出さんの死亡経緯を捜査している埼玉県警と、安藤さん・福山さんの死亡経緯を捜査している千葉県警が連絡を取りながら共同で捜査。このほか寺田さん死亡の経緯を調べている警視庁も両県警と情報交換を進めている。また、この4人以外にも、女と接点のあった首都圏の男性2人が不審死していることが分かっている。
 だが、福山さんと寺田さんに関しては、当時、「事件性なし」と判断され司法解剖も行政解剖も行われていないため、事件として犯罪を立証するのは困難だと指摘する声もある。
 「このまま偶然が重なった不審死として終わらせてしまってはニッポン警察の威信にかかわる」
 警察幹部は力を込めた。