映画の海猿もLIMIT OF LOVE 海猿も結局はWOWOWでみた。海上保安庁の海難救助潜水士の話。
劇中、教官の潜水士が「救助とはいえ遺体の回収ばかり」みたいな台詞を口にしたのが印象に残っている。今回はまさに生きた人を、しかも死を覚悟しなければならない状態に置かれた人を救助できた。救助した側も感動できたんだろうな、と思っている。
「海猿」6人感極まった、会見で救出劇を語る(読売新聞) - goo ニュース
劇中、教官の潜水士が「救助とはいえ遺体の回収ばかり」みたいな台詞を口にしたのが印象に残っている。今回はまさに生きた人を、しかも死を覚悟しなければならない状態に置かれた人を救助できた。救助した側も感動できたんだろうな、と思っている。
「海猿」6人感極まった、会見で救出劇を語る(読売新聞) - goo ニュース
2009年10月31日(土)20:07
「よく生きていてくれたと思い、感極まった」――。第一幸福丸の乗組員3人を救出した第3管区海上保安本部の巡視船「いず」の潜水士6人が31日、横浜港に帰港した船内で記者会見し、3人の生存を確認した瞬間をこう振り返った。
救助された乗組員が「映画の『海猿』を思い出した」と話した6人の潜水士は25~32歳。潜水歴3か月の人もおり、転覆船からの救出は全員が初めての体験だった。
「おい、聞こえるか」。潜水士の榎木大輔さん(28)は船底にしがみつき、ナイフの柄で何度も船底をたたいて呼びかけた。波の音で聞き取りづらかったが、内部から「おーい、ここだ。助けてくれ」と、かすかな声が返ってきた。
何度もやりとりを繰り返すうちに、3人が居住区にいることを確認。左舷側のまかない室から居住区に進入する計画を立てた。榎木さんがライトを照らしながら居住区に入ると、3人は身を寄せ合うように座っていた。漏れた油のにおいが充満し、3人のシャツは油まみれになっていた。
「海上保安庁の者です。皆さんを助けに来ました」。榎木さんが話しかけると、3人は「死を覚悟していた。よく来てくれた」と涙を浮かべたという。
6人は3組に分かれ、自分たちの空気ボンベの空気を救助者に吸わせるリレー方式で、海面に誘導。3人は巡視船に引き揚げられると、空を見上げて「太陽が見られて良かった」。潜水士の小山裕介さん(26)は、その時の様子が強く印象に残ったという。
黒木喜年船長(54)によると、現場は水深約1000メートル。潮の流れが激しく危険を伴う任務だったが、「何よりも乗組員の生命力、生きようとする気持ちが強かった」と語った。
潜水士の知念俊助さん(25)は、3人を家族に会わせたい一心だったといい、「家族と再会しているテレビ映像を見て、本当にうれしかった」と語った。ただ、4人が行方不明のままで、榎木さんは「大手を振っては喜べない」と、複雑な胸の内も明かした。