文学賞メッタ斬り!

大森望 /豊崎由美著・文学賞メッタ斬り!この本が出たときに読もうと思いつつ、今まで読んでいなかった。ギャハハハ。私の実年齢は著者らに近いのだが、なんか最近私がやっていることって、この本で斬られている「大御所」「大先生」とまったく同じだ。一言で「ボケてる」ってことなんだが・・・「大御所」「大先生」だからボケてることに味があるのだけど・・・

ようやく読んだところで、もう文学賞メッタ斬り!リターンズ(仮)ってのが7月中旬発売予定と書いてあるが、7月末である現在、もう出版されているのだろうか。
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電波時計を買う

カシオの電波掛け時計 IQ-1010J-7JFパソコン、ハードディスク、テレビから電子レンジ、電動パン切りナイフに至るまで、私が買いたいものはだいたいどんどん値段が下がっていくものばかりなのである。株とか骨董とか土地とか、値段の上がりそうなものには縁がない。

今回買ったのは電波掛け時計。カシオのIQ-1010J-7JFという製品。なんと2000円でお釣りがくる。あまりに安くて涙が出そうになる。

電波時計には子供のときから非常に興味があった。当時はクオーツ時計なんかなく、機械式の時計だった。1日の誤差が10秒程度なら優秀だったと思う。テンプと呼ばれる部品のそばにあるレバーを微調整することで誤差を1秒以内に追い込むことに凝っていた時期もある。

そんな時代の電波時計はFMラジオを内蔵していて、NHKの時報で正時に合わせるというもの。今なら安物のビデオデッキも内蔵しているのと同じような仕組みだ。雑誌の広告を見て欲しかったがとっても高かったと思う。もちろんそんなものは買ってもらえない。親に買ってくれとも言わなかった。

学生時代にトラ技(CQ出版の『トランジスタ技術』という雑誌。トラ技といった方が通りがいい)を見ながら時報を検出する回路を作ったりもしたけど、実験ボードなので実用にはならない。

電波時計にあこがれていたことなんかすっかり忘れていた。それが10数年前に長波のJJYを受信して常に正確な時を刻む時計が登場した。初めて見たときは数万円だったように思う。すでに社会人だから買えない値段ではないが買わなかった。クオーツ時計が当たり前になって電波で時刻を補正する必要性をあまり感じなくなっていたからだろう。そのときすでにビデオデッキ内蔵の時計がNHKの時報に同期するタイプだったので、ある意味の電波時計は手に入れていたせいでもある。

その後何かの機会に目覚まし時計型の電波時計をもらった。当時調べたら5000~6000円ぐらいで買えることを知った。「あの電波時計が」と感涙を流した。その後2980円ぐらいで買えるようになったのを発見して買ってみた。次に買ったのは1980円のころ。それらは次々と子供のものになって、今私が使っているのは3年ぐらい前に980円で買ったもの。

掛け時計も買いたかったがそんなに何個も買えるものではないのでじっと我慢してようやく今回買った。リビングの片隅でひっそりとサブ時計として使うことにした。メインはずっと使い続けている普通のクオーツ。1年に30秒ぐらい進んで、今5分ぐらい進んだまんまになっている。
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