災害などにより、治療の必要な傷病者が多数発生した場合、治療の優先度を決定し、
選別を行なうこと。
昨日後半だけ見たドラマで、この「トリアージ」の適用に苦悩する医師の姿を描いていた。
トリアージの後には、近親者にとって残念な結果を招くことがある。
その結果に対して、受け入れがたい思いに苦悶することもあるだろう。
トリアージの判定基準は、厳格に適用させなければならない。
決定者は悩む必要はないが、コンピュータではないので、判断に誤りは無かったか、
迷う可能性はある。
自分の決定に自信を持てる人でないと務まらないだろう。迷う人は不適任だ。
当たり前だが、人間は個人差がある。確信を持って決定できるようになるまで、
専門的な訓練の積み重ねを続ける以外に対処法はない。
だが、誤診、手術の失敗などは、ニュースに現れるだけでもかなり多い。
隠されたものも数えれば、うんざりするほどあるだろう。
トリアージにおいても、当然起こりうる。
やはり、結果的に判断を間違えても、個人的に悩まない性質の人の方が適任だろう。
だが、そのような人ばかりだと、別の問題が起こるかもしれないので、やはり難しい。
社会(人間)は、悩み、迷いながらも「最適解」を求めて改善していくしかないのだろう。
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