悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

雪の瀬川

2017-06-26 22:24:17 | 雑記

このところ歩きながら落語を聴いている。図書館で落語のCDを借りて聴いたのが始めで、
そのCDの中に収録されていた、「雪の瀬川」が素晴らしい。

元々は、三遊亭円生の「松葉屋瀬川」という1時間半にも及ぶ長編である。噺が長いので、
2回に分けて演じられたり、後編だけの抜き読みが「雪の瀬川」として演じられる。
内容はあまり笑いを取らない人情もので、しっとりとした語り口が素晴らしい。

今これを演じているのが、「柳家さん喬」で、優しい語り口は、円生を凌駕すると思われる。
今この落語を音楽プレーヤーに入れて、歩きながら聴いている。
昨夜、前後編一括でダウンロード(有料)し、今日の歩きで通して聴いた。

ネットにアップロードされているものや、今回ダウンロードしたものなどを聴いてみると、
同じ語り手の噺でも、かなり語り口が違う。800両が1000両になったりするのはよいが、
噺の流れが微妙に違ったりする。言葉の選び方の違いなども、妙に気になる。
こうして聞き比べてみると、「いついつの噺」が良かった、ということになる。
それほどたくさん聞き比べたわけではないが、図書館で借りたCDにあった「雪の瀬川」が、
私には完成度が高いと感じられた。
柳家さん喬の落語は、これ一編しか聞いていない。近いうちに他の噺も聞いてみたい。

総合公園の蓮池

また、アプリの操作を誤った

   

 


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