開業医の妻のたわごと

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ゲリラ豪雨

2008年08月30日 00時36分55秒 | Weblog
一昨日(8月28日・木)、

NHK「クローズアップ現代」で、

今年の夏、日本を襲うゲリラ豪雨について分析をしていた。


神戸で川遊びをしていた人たち5人が流され亡くなった。

東京ではマンホールの中で工事をしていた人が濁流に呑み込まれ

5人が犠牲になった。その後また犠牲者が出ている。


過去には台風などで色んな場所で被害があったが、

今年の夏のゲリラ豪雨は、やはり異常気象がもたらしたものらしい。


地球温暖化により、日本の上空の大気の質が変わった。

異常な気流の流れで、積乱雲が突如発生し、

局地的に大雨を降らすという。


特に大都市東京のゲリラ豪雨を分析研究した結果、

都市が発する熱や水蒸気が、極端な大雨をもたらす可能性も

浮上している。


すなわちコンクリート化した地面が

ヒートアイランド現象を起こし、

それが積乱雲が出来易い条件になっているというワケだ。


しかも地面はコンクリート化している為、

急激に降る雨をすぐに吸収できない。


東京の地下は何重にも地下鉄が走っていたり、

地下工場などがあり、地面の下も奥深くまでコンクリートで固められている。

水の逃げ道が無いのだ。


昔、沖縄やハワイで、

突然の土砂降りに遭った時は、

ずぶ濡れになりながらも「ワ~イ、スコールだ。」と言って

楽しむ余裕があった。


きっと何年も前は熱帯地方のそんなスコールは

地面が吸い込んでくれたんだろう。

それは恵みの雨と考えられたハズだ。


それに引き替え、昨今の雨は怖い。


私は川が好き。

そして今、川の近くで暮らしている。


雨も嫌いでは無い。

「おうちに居るのが好きな私」を正当化してくれるから。


しかし、ゲリラ豪雨は嫌いだ。

豪雨で命を落とした人のニュースを聞く度、胸が痛む。


去年、北京を訪れた時、

町中に本当に木が少なくて、

近くの山々も木が切り倒されて無惨な姿になっていたのを見て

「ま、中国人ったら、目先の利益にだけとらわれて、困ったものだ。」と

笑っていたが、


日本も山を崩して住宅地にしたり、

都会はコンクリートジャングル化しているという事実を、

今、見直し、反省すべき時が来ているのではないか。


ゲリラ豪雨、

日本だけではどうしようもない問題かもしれないが、


今年の夏の日本の事故を見る限り、

「天災」という名の「人災」のような気がする。

コメント (4)
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