開業医の妻のたわごと

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続・同窓会の華?

2008年08月08日 17時42分37秒 | Weblog
同窓会では

同学年の女の子(元おんなのこだよ)8人程で

同じテーブルについていた。


8人の内訳は、現役中学教諭、現役小学校教諭、現役薬剤師、現役塾経営者、

現役茶華道教室経営者、現役料理研究家、現役医師、

そして私(→現役「寝たきり主婦」)。


中にひとりだけ数年前に離婚した人が居たし、

この年だから(いくつやねん!)

誰も自分から夫の話を持ち出す人は居なかった。


でも私は、開業○○年、

夫と毎日まいにち毎日、顔を会わさない日は無い生活に

ホトホト嫌気をさしていたので、

皆を前にして

「私は毎日不幸せ。

なんてたって、夫と四六時中顔を会わす生活に疲れましたあ。」

と言ったら、全員が大爆笑した。


その後は皆が言いたい放題。

「私も夫の定年後の生活を考えたらゾッとするわ。」と

皆が口々に話し始めた。

(コレを読んでくれている紳士諸君、中年のオクサマは綺麗であろうと
なかろうと、知性があろうとなかろうと、皆、そんなもんですのよ、ハイ。)


こんな話で場が盛り上がった時、

私の目に入ったのが、

昨日のブログの最後に書いた暗い面持ちの女性A子だった。


私は席をはずして、彼女に近づいた。

「ねぇ、同じ中学校で勤務されていたA子ちゃんよね?

 私、○○です。ごめんなさい。あなたの結婚後の姓を

 忘れてしまったわ。」と

私が彼女に話しかけた。(彼女とは20歳代後半から会ってない)


一瞬驚いた彼女は、すぐに私に気づいてくれた。

A子は旧姓を名乗った。

『エッ』・・・と心の中で私。離婚したのだろうか。


実はA子は私より3つ年下だが、

○○年前、同じ職場で働いていて、全く同じ日(12月25日)に

結婚式(もちろん場所は別)をしたのだ。


あの時、結婚を先に発表した私の式に

校長先生が出席してくれた。


控えめなA子は発表が遅かったので、

彼女の式には教頭先生が出る事になった。


私は小心者だったので、

結婚の為に普通の日に休めなかった(多くの同僚は休んだが)ので、

冬休みの始まる日に結婚式をし、

そのまま新婚旅行に行ったのだ。

A子も多分同じ考えだったのだろう。


A子が私の目を見て言った。

「夫は10年前に亡くなりました。

その後、実家に戻ったので旧姓なんです。」


突然の悲しい話に私は思わず彼女の手を握って謝った。

「ごめんなさい。つらい事を思い出させて。」


「いいのよ。」と優しく穏やかにほほえんだ彼女に

もうそれ以上何も聞けなかった。

来年もまた高校の全体同窓会で会う事を約束して

私は彼女の所から去った。



亭主元気で留守がいい・・・
亭主元気で留守がいい・・・

笑いながら言える私は夫が元気で生きているからだ・・・。


その日、夫が家で元気で待っている事を一刻も早く確かめたくて、

私は家路を急いだ・・・。

コメント (2)
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