同窓会では
同学年の女の子(元おんなのこだよ)8人程で
同じテーブルについていた。
8人の内訳は、現役中学教諭、現役小学校教諭、現役薬剤師、現役塾経営者、
現役茶華道教室経営者、現役料理研究家、現役医師、
そして私(→現役「寝たきり主婦」)。
中にひとりだけ数年前に離婚した人が居たし、
この年だから(いくつやねん!)
誰も自分から夫の話を持ち出す人は居なかった。
でも私は、開業○○年、
夫と毎日まいにち毎日、顔を会わさない日は無い生活に
ホトホト嫌気をさしていたので、
皆を前にして
「私は毎日不幸せ。
なんてたって、夫と四六時中顔を会わす生活に疲れましたあ。」
と言ったら、全員が大爆笑した。
その後は皆が言いたい放題。
「私も夫の定年後の生活を考えたらゾッとするわ。」と
皆が口々に話し始めた。
(コレを読んでくれている紳士諸君、中年のオクサマは綺麗であろうと
なかろうと、知性があろうとなかろうと、皆、そんなもんですのよ、ハイ。)
こんな話で場が盛り上がった時、
私の目に入ったのが、
昨日のブログの最後に書いた暗い面持ちの女性A子だった。
私は席をはずして、彼女に近づいた。
「ねぇ、同じ中学校で勤務されていたA子ちゃんよね?
私、○○です。ごめんなさい。あなたの結婚後の姓を
忘れてしまったわ。」と
私が彼女に話しかけた。(彼女とは20歳代後半から会ってない)
一瞬驚いた彼女は、すぐに私に気づいてくれた。
A子は旧姓を名乗った。
『エッ』・・・と心の中で私。離婚したのだろうか。
実はA子は私より3つ年下だが、
○○年前、同じ職場で働いていて、全く同じ日(12月25日)に
結婚式(もちろん場所は別)をしたのだ。
あの時、結婚を先に発表した私の式に
校長先生が出席してくれた。
控えめなA子は発表が遅かったので、
彼女の式には教頭先生が出る事になった。
私は小心者だったので、
結婚の為に普通の日に休めなかった(多くの同僚は休んだが)ので、
冬休みの始まる日に結婚式をし、
そのまま新婚旅行に行ったのだ。
A子も多分同じ考えだったのだろう。
A子が私の目を見て言った。
「夫は10年前に亡くなりました。
その後、実家に戻ったので旧姓なんです。」
突然の悲しい話に私は思わず彼女の手を握って謝った。
「ごめんなさい。つらい事を思い出させて。」
「いいのよ。」と優しく穏やかにほほえんだ彼女に
もうそれ以上何も聞けなかった。
来年もまた高校の全体同窓会で会う事を約束して
私は彼女の所から去った。
亭主元気で留守がいい・・・
亭主元気で留守がいい・・・
笑いながら言える私は夫が元気で生きているからだ・・・。
その日、夫が家で元気で待っている事を一刻も早く確かめたくて、
私は家路を急いだ・・・。
同学年の女の子(元おんなのこだよ)8人程で
同じテーブルについていた。
8人の内訳は、現役中学教諭、現役小学校教諭、現役薬剤師、現役塾経営者、
現役茶華道教室経営者、現役料理研究家、現役医師、
そして私(→現役「寝たきり主婦」)。
中にひとりだけ数年前に離婚した人が居たし、
この年だから(いくつやねん!)
誰も自分から夫の話を持ち出す人は居なかった。
でも私は、開業○○年、
夫と毎日まいにち毎日、顔を会わさない日は無い生活に
ホトホト嫌気をさしていたので、
皆を前にして
「私は毎日不幸せ。
なんてたって、夫と四六時中顔を会わす生活に疲れましたあ。」
と言ったら、全員が大爆笑した。
その後は皆が言いたい放題。
「私も夫の定年後の生活を考えたらゾッとするわ。」と
皆が口々に話し始めた。
(コレを読んでくれている紳士諸君、中年のオクサマは綺麗であろうと
なかろうと、知性があろうとなかろうと、皆、そんなもんですのよ、ハイ。)
こんな話で場が盛り上がった時、
私の目に入ったのが、
昨日のブログの最後に書いた暗い面持ちの女性A子だった。
私は席をはずして、彼女に近づいた。
「ねぇ、同じ中学校で勤務されていたA子ちゃんよね?
私、○○です。ごめんなさい。あなたの結婚後の姓を
忘れてしまったわ。」と
私が彼女に話しかけた。(彼女とは20歳代後半から会ってない)
一瞬驚いた彼女は、すぐに私に気づいてくれた。
A子は旧姓を名乗った。
『エッ』・・・と心の中で私。離婚したのだろうか。
実はA子は私より3つ年下だが、
○○年前、同じ職場で働いていて、全く同じ日(12月25日)に
結婚式(もちろん場所は別)をしたのだ。
あの時、結婚を先に発表した私の式に
校長先生が出席してくれた。
控えめなA子は発表が遅かったので、
彼女の式には教頭先生が出る事になった。
私は小心者だったので、
結婚の為に普通の日に休めなかった(多くの同僚は休んだが)ので、
冬休みの始まる日に結婚式をし、
そのまま新婚旅行に行ったのだ。
A子も多分同じ考えだったのだろう。
A子が私の目を見て言った。
「夫は10年前に亡くなりました。
その後、実家に戻ったので旧姓なんです。」
突然の悲しい話に私は思わず彼女の手を握って謝った。
「ごめんなさい。つらい事を思い出させて。」
「いいのよ。」と優しく穏やかにほほえんだ彼女に
もうそれ以上何も聞けなかった。
来年もまた高校の全体同窓会で会う事を約束して
私は彼女の所から去った。
亭主元気で留守がいい・・・
亭主元気で留守がいい・・・
笑いながら言える私は夫が元気で生きているからだ・・・。
その日、夫が家で元気で待っている事を一刻も早く確かめたくて、
私は家路を急いだ・・・。