開業医の妻のたわごと

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「豚に真珠」のお話!?

2008年05月31日 00時04分18秒 | Weblog
28日(水)、夜10時からNHKで「その時歴史は動いた」を観た。

題名は「 養殖真珠 宝石界に革命を起こす~女性を輝かせた男・御木本幸吉~ 」

だった。


私は真珠が好きなので、その内容はとても興味深かった。


大学生の時、

同じゼミに居た友人(男)の両親が四国の宇和島で真珠養殖をしており、

彼にお願いして8mmの花珠真珠を原価に近い価格でわけたいただいた。


当時でも非常に高かったが、花珠は希少価値で、どこにでもあるという代物ではない。

そのピンク色のてり、輝きは綺麗過ぎて、偽物に見えるほどだった。


母とそれを共有していて、大事にしていた。

が、今、そのネックレスは手元には無い。

ふたりの不注意から、なくしてしまった。


母も私もここ20余年の間に何度も引っ越しをしている。


数年前、その真珠が無い事に気づいた。お互いに相手が持っていると

思いこんでいた。


どちらが悪いワケでもない、いや、どちらも悪い。

家宝になるような真珠を無くしてしまうなんて・・・。


でもそんな事で、母や自分を責める事は止めた。

ふたりの間に思い出は残っているのだ。


そんな話を夫に何度かしていた。

ある時、夫と香港旅行へ行った。

スタンレー(赤柱)という所で、未加工のネックレス用の真珠を何本も買った。

その時、1本1万円だったので何て安いのだろうと、有頂天だった。


その後、真珠好きの友人に教えてもらい、家の近くの真珠専門店にも足を運んだ。

その真珠専門店が、我が家に、一粒1千万円の真珠を持ってきたことがあった。

(断ったのに!)

一粒が1千万円! コワイじゃないか、そんなもん!


色んな真珠に出会い、段々、その違いも判るようになり、

ついに、知った、香港で買った真珠は「淡水真珠」だったと。


ちょっと知識を身につけると益々、真珠に魅了された。


真珠は、御木本幸吉氏が考えたように、確かにそれを身につけた女性を輝かせる。


バロック型の南洋真珠はノースリーブの白のシンプルなワンピースに品を添える。

黒真珠は濃いオレンジ色のドレスを一層綺麗に見せる。

ゴールドの光を放つ3連の真珠はベージュ色のブラウスとパンツに似合う。

マルチカラーのネックレスは、カジュアルな服装に高級感を漂わせてくれる。


数年前、三重県の真珠卸業者から、

夫が、8mm珠ピンク色(花珠か?)、160cmのネックレスを買ってくれた。

留め金がウマクできていて、2連にも3連にも収まるようになっている。

コレをつけると、★私でさえ、輝く★。


以来、私はハレの日でも、ちょっとしたお食事会にも、

それをアレンジして身につけていく。

そのロングネックレスを最後に、私の「真珠のネックレス欲しい欲しい病」も、

なぜかピタリと終焉を迎えた。


過去に、私はファッションの先取りをして、フェイクの真珠のネックレスを

何本も首に巻いていたことがあった。

だから、そのロングネックレスをつけていると、今でも友人達は、それをフェイク

と思っているようだ。


フェイクでもファッションの全体のコーディネートにマッチしていればいい。

本物でも本人が不幸せそうな顔をしているのなら、つけないほうがいい。

人がどう思おうと、分相応の真珠で輝ければ、それはそれで素敵。


夫に買ってもらった160cmの真珠は、今度こそ、絶対なくすまい。


20余年前のあの真珠のネックレスが今、手元にあれば、

この真珠は、ここに存在していなかったかもしれない・・・


そう思うと、ますます、いとおしさがこみあげる。


エッ?夫に?

まさか。

真珠に対してに、決まってまんがなっ!!!

コメント (3)
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