少し前に更年期障害のせいか、鬱になって寝込んだ。
何日間もどうしても起き上がれなくて、終日ソファで倒れていた。
何だか悲しくて生きているのがつらくて泣いてばかりいた。
息子は「母ちゃん、何で寝てるの?」とだけ不思議そうに言った。
(息子はホントは優しくて心配してくれていたようだ。
訪問販売の魚屋さんに「うちの母ちゃんは身体が弱い」って
言っていたらしいから。)
夫は気のせいだとのたまった。
近くに神経科が無かったので、
信頼できるK先生(60才代前半)のいる婦人科内科医院へ行った。
対人恐怖症も入っていて、ひとりで行けなかった私は
老父の運転するゴミ箱車で(父母はお掃除超苦手なので車はゴミだらけざます)
老母に付き添われて行った。
母の付き添いの元、先生は約1時間私の相手をしてくれた。
(こんな年で母の付き添いがいるなんて・・・何たる親不孝)
母には「お母さん、甘やかして育てましたなあ。」と先生がにこやかに言った。
私には
「あのね、僕だって、ゴルフに行けないぐらい神経過敏なんだよ。
1ヶ月後に約束したゴルフに行けなくなったら、
後の3人に迷惑をかけるからどうしよう、って思っただけで、
お腹が痛くなったり夜も眠れなくなたりするので、
ゴルフは止めたんだよ。
今も色んな事で不安になるから精神安定剤飲んでますよ。
ま、あんたの場合、時期が来たら治ると思うけど、神経使い過ぎやね。
医院の借金なんかどこでもある。
息子が勉強せ~へん悩みなんか誰でも持ってる。
うちの妻を見てごらん。何にも気いつこてへん。
ワシに期限切れのハム食わせるし。
太ってて、のしのし歩くから家揺れるんや。
あんなになったら得やなあ。
あ、この本、読んでみ。ちょっと気いラクになるで。etc。」と
延々優しく話してくれた。そして本も貸してくれた。
途中まで鼻水をすすっていたのに、いつのまにか涙がこぼれなくなっていた私。
帰りは普通に元気を取り戻していたので、両親を追い払って(げんきんな私)、
ひとりで歩いて帰る事にした(徒歩15分)。
元気になって帰宅した夫は私の話を聞いて驚いていた。
「エッ?1時間で初診料(約千円)払っただけ?
シンドイ仕事やなあ。可哀想にK先生。」
妻の病気を心配せずに同僚の仕事の心配をするかっ、こんな時に・・・と
思いつつも、確かに、私のような患者相手では、K先生が気の毒。
その日から、私は以前よりK先生のファンになったのは言うまでもないが、
先日、最寄りの駅で、K先生と、★のしのし歩く奥様★とを目撃し、
ショックを受けた。
というのは
先生は奥様に★大きな荷物★を持たせ、
御自分は小さなカバンだけを持ち、
妻を残してサッサと先に歩いて行ったのだ。
見ていると奥様との距離がどんどん離れていく。
が、振り返る事は無い。(うちのオッサンと一緒ダ~!!!)
ハ~・・・
そうでっか、
そんなもんでっか。
あこがれの、尊敬している、お慕い申し上げてる、医師会長もされていた、
面倒身のいい、優しいお顔のK先生・・・、妻には、そんな態度でっか・・・。
生まれ変わったら・・・、(何回生まれ変わるんじゃ!)
K先生の・・・(こんな話ばっかでスミマセン。m(__)m)
と思っていたアタチは、
憧れの方は、
遠くで眺めていたほうがヨカヨカ・・・と
切に思ったのでごじゃりますう。
何日間もどうしても起き上がれなくて、終日ソファで倒れていた。
何だか悲しくて生きているのがつらくて泣いてばかりいた。
息子は「母ちゃん、何で寝てるの?」とだけ不思議そうに言った。
(息子はホントは優しくて心配してくれていたようだ。
訪問販売の魚屋さんに「うちの母ちゃんは身体が弱い」って
言っていたらしいから。)
夫は気のせいだとのたまった。
近くに神経科が無かったので、
信頼できるK先生(60才代前半)のいる婦人科内科医院へ行った。
対人恐怖症も入っていて、ひとりで行けなかった私は
老父の運転するゴミ箱車で(父母はお掃除超苦手なので車はゴミだらけざます)
老母に付き添われて行った。
母の付き添いの元、先生は約1時間私の相手をしてくれた。
(こんな年で母の付き添いがいるなんて・・・何たる親不孝)
母には「お母さん、甘やかして育てましたなあ。」と先生がにこやかに言った。
私には
「あのね、僕だって、ゴルフに行けないぐらい神経過敏なんだよ。
1ヶ月後に約束したゴルフに行けなくなったら、
後の3人に迷惑をかけるからどうしよう、って思っただけで、
お腹が痛くなったり夜も眠れなくなたりするので、
ゴルフは止めたんだよ。
今も色んな事で不安になるから精神安定剤飲んでますよ。
ま、あんたの場合、時期が来たら治ると思うけど、神経使い過ぎやね。
医院の借金なんかどこでもある。
息子が勉強せ~へん悩みなんか誰でも持ってる。
うちの妻を見てごらん。何にも気いつこてへん。
ワシに期限切れのハム食わせるし。
太ってて、のしのし歩くから家揺れるんや。
あんなになったら得やなあ。
あ、この本、読んでみ。ちょっと気いラクになるで。etc。」と
延々優しく話してくれた。そして本も貸してくれた。
途中まで鼻水をすすっていたのに、いつのまにか涙がこぼれなくなっていた私。
帰りは普通に元気を取り戻していたので、両親を追い払って(げんきんな私)、
ひとりで歩いて帰る事にした(徒歩15分)。
元気になって帰宅した夫は私の話を聞いて驚いていた。
「エッ?1時間で初診料(約千円)払っただけ?
シンドイ仕事やなあ。可哀想にK先生。」
妻の病気を心配せずに同僚の仕事の心配をするかっ、こんな時に・・・と
思いつつも、確かに、私のような患者相手では、K先生が気の毒。
その日から、私は以前よりK先生のファンになったのは言うまでもないが、
先日、最寄りの駅で、K先生と、★のしのし歩く奥様★とを目撃し、
ショックを受けた。
というのは
先生は奥様に★大きな荷物★を持たせ、
御自分は小さなカバンだけを持ち、
妻を残してサッサと先に歩いて行ったのだ。
見ていると奥様との距離がどんどん離れていく。
が、振り返る事は無い。(うちのオッサンと一緒ダ~!!!)
ハ~・・・
そうでっか、
そんなもんでっか。
あこがれの、尊敬している、お慕い申し上げてる、医師会長もされていた、
面倒身のいい、優しいお顔のK先生・・・、妻には、そんな態度でっか・・・。
生まれ変わったら・・・、(何回生まれ変わるんじゃ!)
K先生の・・・(こんな話ばっかでスミマセン。m(__)m)
と思っていたアタチは、
憧れの方は、
遠くで眺めていたほうがヨカヨカ・・・と
切に思ったのでごじゃりますう。