開業医の妻のたわごと

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現地で見た中国人の結婚式

2008年08月09日 22時58分52秒 | Weblog
北京でオリンピックの開会式が無事終わり

ちょっとホッとしたので、今日は中国旅行のお話。


去年の5月にいつものオッサンと北京へ、

そして去年今年の年末年始に桂林へ行った。


桂林で泊まっていたホテルで、1月1日に偶然、結婚式があった。

夕方、ホテルのロビーで

ウェディングドレスの花嫁とグレーのスーツの花婿が、お客様を待っていた。


ホテルの玄関が開けられていて寒風がふたりを直撃する。

夫と私はダウンコートを着ているのに、花嫁はノースリーブの純白のドレス。

(たまにTVで民族衣装で結婚式をしている中国人を見かけるが、
今やその風習は地方の一部の人たちだけの残されたものなのだろうか。)


ガイドさんに訊くと

花嫁花婿がそんな風にゲストを披露宴会場で待つのが普通のやり方だと言う。


招待客らしき人が、どんどんホテルに集まってきた。

その人たちの服装は・・・。∑( ̄□ ̄;)ナント!・・・全くの普段着。


少し彼らの様子を観察した後、夫と私は夕食の為に

別のホテルへタクシーで向かった。


小綺麗なホテルに着いた。

すると、そこでも今から披露宴が始まるのか、

玄関先に花嫁花婿が立っていた。


1月1日に結婚式?不思議・・・と、チト思ったが、

中国は旧正月を大事にしている為、日本人とは習慣が違うのだろう。


そのホテルの2階のレストランに行こうとして階段を上った。

すると1階のロビーの横の部屋が吹き抜けになっていて、

2階の廊下からその部屋が完全に見渡せた。


どうやら、また別の人たちの結婚披露宴が始まっているようだった。

円卓に座った多くのゲスト達を見ると、やはり殆ど全員が普段着。


そこでの結婚式に興味を持った夫と私は

かなり長い間眺めていた。


言葉は判らないが何だかヤケにウルサイ。

そう、あの中国人がたくさん集まるとヤカマシイ・・・、あの感じだ。

イヤ、あれ以上。


宴もたけなわの頃、どんどん人が帰って行く。

ん?

何かへん・・・。


テーブルの上には食べ残しの料理が山盛りのまま・・・。

中国人は「残すぐらい料理を出すのが常識」

(食べ切るとまだお腹がすいていると言うサインになるようだ)らしいが、

それにしても、手つかずの料理が殆どのようだった。


式の途中にゲストが帰って行くなんて・・・、

日本では考えられない。


運動会に招かれた市議会議員なら、

長ったらしいタメにもならんスピーチだけして、

すぐに帰って行くのが常だが、


結婚式の場合は例え大物政治家でも

出席した限りは普通、最後までガマンして居るだろうと思う。


で、またガイドさんに色々尋ねた。

ガイドさんによると

中国では花嫁花婿がゲストを玄関で迎えるのが普通で、

日本のように最後にお見送りはしないから、

ゲストはいつ帰っても良いとの事だった。


しかも普段着で出席が一般的。

お金のお祝いもしないので受付らしき所も無い。


ホ~、そんなんやったら、

結婚式に招かれても、

御祝儀のやりくりも、着ていくドレスの心配もしなくて良いし、

忙しい人や、式に飽き飽きした人は、途中で帰っても不作法ではないのだから、

結構気軽に式に出席できるという感じだ。


しかし、やはり何だかしっくり来ない。

花嫁花婿だけが、ハレの日の装いで、

ゲストはクタクタの洋服でお祝いするなんて。( )━━(Д` )━━(´Д`)?


お隣の国:中国、

中国人の顔をチラッと見ただけでは日本人と区別がつかない人が多い。

しかし、習慣、文化、考え方は、根本から違う。


さて、そんな13億の民と、

これから、どうやって平和に付き合っていくか、

甘ちゃんの集まりの我ら日本国、

いよいよ大変な事になってきましたな。

コメント (2)
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