忘れ物 ｉｎ 香港

今日はちょっと景気（威勢？）のいい話をしよう。

　
数年前に、いつものオッサンと香港へ行った時の話。

いつものように

私のパスポートも財布も買った物も全部！オッサンが持っている

という旅だった。

（離ればなれになったらどうすんねん）


香港でメチャ美味しいとウワサのホテル「ニューワールドルネッサンス」の

チャイニーズレストラン「ダイナスティ」で

ちょっと豪華な食事をした。

本当に美味しかった。ひとり約１万円也。


帰宅後、

おみやげ用に買った「レースの小物数枚」が無い！ことに気がついた。


確か、食事の直前にソレを買った。

何枚も写真を撮っていたので、買った日の写真を見た。

レストランに行く前の写真では、オッサンは袋を提げている。


食後の写真には袋は無い！

そうや、うちのオッサンがレストランに忘れてきたんや！と

気がついて、あわてて、そのレストランに電話した。


電話口に出てきたニーチャンは日本語を話せると言うので、

その由を話した。

通じない。

「英語はどうじゃ？」って訊いたら、

話せると答えやがったので

英語で話した。

通じん！


英語と日本語で１０分ぐらいかけて、

やっと「レースの忘れ物がある」事を彼が理解し、

その物を確認してきてくれた。


その後、「着払いで送って欲しい」と伝えたかったが、

どうにもラチがあかんので、

英語の話せる人を電話口に出してもらった。

女性だった。

「あなたの忘れ物はあります。預かりますが送れません。」と言うなり、

その女はガチャンと切った。

ソーリーとも言わずに「"I can't."ガチャン！」に

アタチはメチャ腹が立った。ヽ(`Д´)ノヽ`Д´)(ヽ`Д)


業を煮やしたアタチは、そのホテルのフロントへ電話をした。

もちろん英語だぜ！


いつもなら英語は単語も出てこないアタチが、

この時はまるで「火事場のバカチカラ」状態。

言いたい事は全部言えたっ。


フロント嬢は送ると確約してくれたが、

まだ興奮中のアタチは

『もし送ってくれへんかったら

「”ニューワールドルネッサンスホテルはサービス最低のホテルや”って

インターネットに誹謗中傷を書いたるで！」って、脅してやろうか』

と考えたりしてた（暇人やなあ）。


でも、よ～考えたら忘れ物をしたアタチが悪い（イヤ主人が）のだった。


数日後、エアーメールで荷物が着いた。

郵送料は１７００円ほどかかっていた（中身は約３６００円也）。

その料金はホテル持ちだった。

まあ、なんてサービスのいいホテル（э。э)ｂうふっ。


後日、その日の国際電話料金明細書が届いた。

約１８分、２４９２円也。

忘れた物はたった３６００円のもの。

なんかしらんけど、メチャ高くつきましたわ。


英会話教室の先生に、その忘れ物の話を先日したら

彼はあきれかえって次のように言った。


「中国人は『忘れたアンタが悪い』で普通やで。

泊まってないホテルなのに、よう送ってくれたなあ。

今度から忘れ物をしたらに君に頼もうっと。

それにしても、アンタはそのホテルのブラックリストに

載せられたかもね～ん。」


さて、みなさまは旅先で忘れ物したらどうなさる？