The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

帰国

2009年12月20日 | Weblog
やっとパリから帰りました。
パリは途中、雪になってしまいましたが、天気には恵まれてあちこち遊んできました。(雨だったら最悪です><)

今回はクリスティーヌとラウルにちなんだ場所にも行けてよかったです。

そして12/16のパリ・オペラ座のガラ・コンサートにも参加。

普段も華麗なのに更に美しさを増したガルニエ宮を堪能。グラン・エスカリエ(大階段)が深紅のバラで飾られておりました。しかも生花!(翌日には真っ白なユリのような、強香の花がメインに。特別な一日のためだったのですね)

私もイブニング・ドレスとタキシードの方々と「バレエ・リュス」とカクテルを楽しみました。(私は着物でした。ドレス持っていないので

12/14はバスティーユ「くるみ割り人形」
12/15、12/16、12/17、12/18はガルニエで「バレエ・リュス」オペラ「プラテ」

くるみ割り人形にはマチュー・ガニオが出演。写真以上に美しい人ですねw

ニコラ・ル・リッシュが「牧神の午後」を踊りました。
ガラは特別講演なので、「白鳥の湖」(ハイライト)「シェーラザード」(ハイライト)「瀕死の白鳥」「ジゼル」(ハイライト)なども。

人気の演目は「白鳥」「瀕死」「三角帽子」、そして日本で無名の「プラテ」でした。「プラテ」がダントツに「ブラヴォーー!!」が多かったです。すごく面白く、楽しいオペラでした。

カエルが副主人公で、カエルというより、どう見ても毒々しい肉食恐竜ヴェロキラプトルそのもので驚愕なのに、日本式二階の特別桟敷に突然現われたり、そこから足を出して下りようとしたり、客席を横切ってドアから出て行ったり・・・。

女王様役のカルロッタ風ディーヴァがオケピに設置された台を使って、指揮者の指揮棒を奪い、オーケストラを指揮したり・・・という「おふざけ満載」オペラでした。

まず主人公(男)が芦屋雁之介を緑で塗りたくったオカマ(女?)という凄い人(カエル)で、その思い人らしき男が麗しいお化粧をしていて「宝塚そのもの」でした。

着席時にお世話になったばかりの客席案内係のお兄さん、お姉さんも登場。

お客が何度もアンコールをせがむという和気あいあいの公演でしたw


逆にニコラの「牧神の午後」は拍手は普通で、「ブラヴォー」がない。何となく「ニコラ、ご苦労様でした」というお義理な拍手でした。私の見た三夜とも「ブラヴォー」がない。

とてもいいバレエだと思うのですが。



「薔薇の精」 ニーナ・カプツォーワ、マティアス・エイマン

「牧神の午後」 ニコラ・ル・リッシュ、エミリー・コゼット

「三角帽子」 ジョゼ・マルティネス、マリヤ・アレクサンドロワ (ボリショイバレエ団)

「ペトルーシュカ」 ナタリヤ・オーシポワ、カール・パケット

オーレリ・デュポンも何かに出ていました。ザハロワも主演していたとか・・・。
(プログラムは別送なのです)

http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/Saison_2009_
2010/decouvrir/index.php?lang=en&CNSACTION=SELECT_CONTENT&content_id=
1197&content_type=text&event_id=430&selected_season=354663924


・追記・

圧巻の「白鳥の湖」で、黒鳥が素晴らしい!!!と大感激でしたが、じ・・・実はスベトラナ・ザハーロワでしたッ!!ザハーロワのグランフェッテを肉眼で、しかもガルニエで!



ザハーロワと言えばDVDで彼女の古典やロシア・バレエ物をよく見ていて憧れのダンサーだったので嬉しいですw
ロットバルトも素敵でした。

オーレリ・デュポンは「ジゼル」でした。
ジョゼも鞭のような肢体でスペイン風のセクシーな踊りを。。。隣のおばさんが「ブラヴォーーーーー(ジョゼ素敵すぎよーーーー!!)」と叫んでました。

最高にセクシーに踊りつつ、壁の黒板にサラサラっと落書きをする場面が。
エトワールの落書きはドラえもんというかキティーちゃんというか・・・・一体何を描きたかったのか。。。。エトワールに画力なし。

ガルティーちゃんとでも称してマグカップにしたら売れるような気がします。本当に可愛いです。でも闘牛のつもりかも。

冬コミ 新刊案内

2009年12月13日 | Weblog

 

今回も個人サークル「雑学会」の水木 弘様のサークルに委託させていただきます。 以前も記事にしましたが水木さんは「オペラ座の怪人」の原作を漫画化しています。

今回はVOL.4で、地下でのファントムとクリスティーヌの二人が見られますよ。

 

私の方はロシア時代を中心にインド、ペルシャ、パリ・オペラ座時代もちらっと描いています。

原稿をコピーorスキャンし忘れて手元にあった原稿がサンプルに><
実際はダロガやペルシャの寵姫、クリスティーヌと色々なキャラが登場しています。
そして折り込みで「オペラ座の怪人」地図も入れました。地図を描くのが上手なお友達に描いていただきました(感謝感激)。一応原作に出てくるほとんどの土地を入れたつもりです。

引き取り手がいるといいのですが

詳しくは・・・ http://erik561868opera.matrix.jp


私信S様

2009年12月11日 | Weblog
S様ーーーー、管理人ヘロヘロですが頑張ってますw
地獄の原稿執筆の後、旅行の準備しながら描きました><

シリアスなエリクリばっかりだったので(新刊)、手をとり見つめあうエリクリですw

文字も入れましたしほぼ完成です。でも気持ちを落ち着かせて見てみて、自分的にOKになってから送りますね。

12/13までには確実にお届けいたします。

S様の作品も楽しみです。
もう一枚・・・どんな絵でしょう?ワクワクです(^^)

入稿!

2009年12月10日 | Weblog
どうにか滑り込みで入稿しました。

最後の追い込みはヘンデルのオペラ「リナルド」のアリア「泣かせてください」とどう言うわけかケン・ヒル版のピーター・ストレイカー歌う「While Floating High Above」。
後者はエリック、クリス萌えにぴったり!!
何度聞いてもクリスティーヌを乞い求めるエリック的心情の(私的)イメージにぴったりすぎる。
クリスの声もイメージ通り。(歌っているのはクリスティーナ・コリアー)

今回BGMは当然「オペラ座の怪人」映画「カストラート」(この映画のクライマックスが「泣かせてください」という有名アリアで、滅茶苦茶感動。原作と資料本まで買ってしまいました)

このオペラのアリアの大意はこうです・・・


過酷な運命に涙し、
自由に憧れることをお許しください

私の(複数の)苦悩という縄(鎖・縛り・束縛)を」
per pieta「(神の)お慈悲によって、涙が私の苦悩という鎖を打ち毀してくれますように


「自由」「苦悩」と言うのがオペラ座的かなーと使ってみました。ボーイソプラノでも歌えそうなので。

「苦悩」は「よじれたような」「ねじれ」「鎖」「縄」とも訳されていて、ここで私のオペラ座脳は「鎖」と「縄」に萌えたわけです。エリックの苦悩であり、殺人、もしくは拘束する物としての「紐・縄」「鎖」。

最後の憐れみは、そのままですね。




詳細は近日中にHPにて!

うーーーん、色々心残りやミスもありますがもう間に合わないので、気分は旅行準備に移行。

なんだかパリ中がストライキらしいですね。
ルーブルもオルセーもヴェルサイユもノートルダムもみーーーーんなダメって、一般の観光客は大ダメージですよね。

↑ 行きたい所が奇術博物館とかなのでダメージは少なめ。

これでガルニエがストに入ったら困りますね。
でも夜を全部オペラとバレエにあててしまったのでイルミネーションが見られないんですよね。。。。

ちょっと残念です(TT)

ジゼル

2009年12月04日 | Weblog

本当はパリ・オペラ座を買うつもりだったのにグルジア国立バレエ団を買ってしまいました。(「ジゼル」のチケットの事です。

パリ・オペラ座はもういい席もなかったし。。。

相変わらず原稿を描いていますが、旅行も近づいています。

まったく準備をしていません。入稿してヤレヤレすると飛行機に乗らなくては・・・。

でもその前に某様とのお約束の物も仕上げたい




近況

2009年12月01日 | Weblog
やはり原稿を描いています。
なんだかものすごーーくサクサク作業が進む時とまったく進まない時と波がありますね。

線を描くのも、トーンを貼るのも機械的に出来るものではないのです。

でもかなり描き終わりつつあるので、気分的にはちょっと安心感も。
早く終わりにして、小説の更新をしたいですw

私の場合、漫画でも小説でも表現するスタイルはどちらでも構わないのですが、漫画はストーリーがきちんと作られてから描くものなので、とりあえず小説優先です。


そんな物凄く忙しく、ボロボロでヘロヘロになっているのですが二万も出して買ったバレエのチケットがあったので見に行きました。

マリインスキー劇場「白鳥の湖」。

いやーーーーーーー素晴らしかったです!!!!!!!!!!!!!

まず舞台の描き割りもすごく上手でした。衣装も素晴らしく、色も綺麗だし、凝った作りで宮廷の舞踏会などの豪華な場面をより引き立ててましたw

私にとっては本当にベスト1,2に入る舞台でした。正統、王道のクラシックバレエの真髄を見た思いです。

そしてチラシで知ったのですがマシュー・ボーン「スワン・レイク」がまたやってくそうですね。これまた異色の白鳥ですが良いです。はまってましたw