The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

パリ・オペラ座(5)

2009年12月20日 | Weblog
実はこの豪華っぱいテーブルはクロスをはがすと丈夫なだけの木のテーブルです。
オペラ座地区に泊っていた私は朝も早くからストーカーしていたので、これらの椅子、テーブルを運び込むのをウォッチしていました。

写真を撮っていたら、運んでいる業者のお兄ちゃん達は自分がハンサムなので写真を撮っていると激しく誤解。

仕事の途中でポーズをとってくれ、「カッコよく撮れた?」とかキャピキャピ陽気に聞いてきます。(まじめに仕事しろ!w笑)

もちろん「バッチリだよ!」と合図。

16日の朝の段階ではチケットが取れているとは思っていなかったので、当日券はありますか?と外にいた職員の方にお聞きしたところ当日券はないとの事。

でも「どこから来たの?」とか話しかけてくれ、「日本からです」というと「マダムはお綺麗ですね」と日本語でお世辞を言ってくれました。
おばさんなので確実に綺麗じゃないですが、職員の方たちは気さくでいい方が多いような気がします。
(早朝からの当日券への頑張りぶりを憐れんでくれたのかも。。。)
手荷物検査の人も「カバンみせてくださーい」と日本語で笑顔で言ってくれます。


16日のチケットはアメリカの業者に依頼したのですが、もしかしてチケット詐欺かなーと断念していたので早朝ウォッチ兼当日券を求めて9時前から劇場に。。。
実際チケットが届いたのは当日の午後でした。


ペトリューシカ

2009年12月20日 | Weblog
つまりこれはロシアの「縁日」の情景ですね。

管理人このロシアの縁日にはこだわっていますので、舞台を見て興奮。よく出来てますよね。ロシア人が作ってますから当たり前ですが。

木製の仮設の小屋のバルコニーには呼び込みの人がいて、二本の棒には絵のついた幕が貼られ、棒の先には旗が翻っている・・・。

大判ショールやココシニカを被った少女達もひらひらのリボンも資料の画像で見たままでした。

覗きからくりも中国人風の芸人も、怪力男もコントーションする少女もいいですね。

背後には大きな遊具が!

もうもうロシアの縁日の凝縮と言う感じでした。ストラヴィンスキーの音楽も好みで、ペトリューシュカをはじめとする人形の動きもワクワクしました。

そして劇場の舞台の中にもう一つ囲い(一種の縁)があって、場面が変わるたびに幕が上がったり、下がったりするのは二重の舞台のようで興味深かったです。


ポリー二のピアノの「ペトリューシカ」とショルティ「ペトリューシカ」、パリ・オペラ座バレエ団DVD「ペトリューシカ」を買いました。

帰国

2009年12月20日 | Weblog
やっとパリから帰りました。
パリは途中、雪になってしまいましたが、天気には恵まれてあちこち遊んできました。(雨だったら最悪です><)

今回はクリスティーヌとラウルにちなんだ場所にも行けてよかったです。

そして12/16のパリ・オペラ座のガラ・コンサートにも参加。

普段も華麗なのに更に美しさを増したガルニエ宮を堪能。グラン・エスカリエ(大階段)が深紅のバラで飾られておりました。しかも生花!(翌日には真っ白なユリのような、強香の花がメインに。特別な一日のためだったのですね)

私もイブニング・ドレスとタキシードの方々と「バレエ・リュス」とカクテルを楽しみました。(私は着物でした。ドレス持っていないので

12/14はバスティーユ「くるみ割り人形」
12/15、12/16、12/17、12/18はガルニエで「バレエ・リュス」オペラ「プラテ」

くるみ割り人形にはマチュー・ガニオが出演。写真以上に美しい人ですねw

ニコラ・ル・リッシュが「牧神の午後」を踊りました。
ガラは特別講演なので、「白鳥の湖」(ハイライト)「シェーラザード」(ハイライト)「瀕死の白鳥」「ジゼル」(ハイライト)なども。

人気の演目は「白鳥」「瀕死」「三角帽子」、そして日本で無名の「プラテ」でした。「プラテ」がダントツに「ブラヴォーー!!」が多かったです。すごく面白く、楽しいオペラでした。

カエルが副主人公で、カエルというより、どう見ても毒々しい肉食恐竜ヴェロキラプトルそのもので驚愕なのに、日本式二階の特別桟敷に突然現われたり、そこから足を出して下りようとしたり、客席を横切ってドアから出て行ったり・・・。

女王様役のカルロッタ風ディーヴァがオケピに設置された台を使って、指揮者の指揮棒を奪い、オーケストラを指揮したり・・・という「おふざけ満載」オペラでした。

まず主人公(男)が芦屋雁之介を緑で塗りたくったオカマ(女?)という凄い人(カエル)で、その思い人らしき男が麗しいお化粧をしていて「宝塚そのもの」でした。

着席時にお世話になったばかりの客席案内係のお兄さん、お姉さんも登場。

お客が何度もアンコールをせがむという和気あいあいの公演でしたw


逆にニコラの「牧神の午後」は拍手は普通で、「ブラヴォー」がない。何となく「ニコラ、ご苦労様でした」というお義理な拍手でした。私の見た三夜とも「ブラヴォー」がない。

とてもいいバレエだと思うのですが。



「薔薇の精」 ニーナ・カプツォーワ、マティアス・エイマン

「牧神の午後」 ニコラ・ル・リッシュ、エミリー・コゼット

「三角帽子」 ジョゼ・マルティネス、マリヤ・アレクサンドロワ (ボリショイバレエ団)

「ペトルーシュカ」 ナタリヤ・オーシポワ、カール・パケット

オーレリ・デュポンも何かに出ていました。ザハロワも主演していたとか・・・。
(プログラムは別送なのです)

http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/Saison_2009_
2010/decouvrir/index.php?lang=en&CNSACTION=SELECT_CONTENT&content_id=
1197&content_type=text&event_id=430&selected_season=354663924


・追記・

圧巻の「白鳥の湖」で、黒鳥が素晴らしい!!!と大感激でしたが、じ・・・実はスベトラナ・ザハーロワでしたッ!!ザハーロワのグランフェッテを肉眼で、しかもガルニエで!



ザハーロワと言えばDVDで彼女の古典やロシア・バレエ物をよく見ていて憧れのダンサーだったので嬉しいですw
ロットバルトも素敵でした。

オーレリ・デュポンは「ジゼル」でした。
ジョゼも鞭のような肢体でスペイン風のセクシーな踊りを。。。隣のおばさんが「ブラヴォーーーーー(ジョゼ素敵すぎよーーーー!!)」と叫んでました。

最高にセクシーに踊りつつ、壁の黒板にサラサラっと落書きをする場面が。
エトワールの落書きはドラえもんというかキティーちゃんというか・・・・一体何を描きたかったのか。。。。エトワールに画力なし。

ガルティーちゃんとでも称してマグカップにしたら売れるような気がします。本当に可愛いです。でも闘牛のつもりかも。