ダニール・シムキンの「インテンシオ」行ってきました。彼の他にアメリカン・バレエ・シアターの仲間や、ロベルト・ボッレ、吉田都さん、など超豪華メンバーのガラコンサートでした。バレエなのですがスクリーンに映し出される映像も効果的に使われていてよかったです。
ボッレも素敵でした。「椿姫」より「ロミオとジュリエット」の時の方がわたし的にはよかったかな?で、私の目には都さんの両頬を両手で押さえてキス。さらに後頭部も押さえてキス!!!ぶちゅぶちゅしてんじゃないッ!ってくらいしていたと思うのですが、実はよーーーーく見ると唇はくっついてない高等技術だったのでしょうか?思いっきり、口と口がついていたような気も。イタリア男のキスって、なんだか素敵ですね。でもホモなんでしょ?
最後にバルコニーの上と下から手を伸ばし合う場面というのは、最後まで手と手がつかないのが正解なのでしょうか?なかなかくっつかないけど、諦めるとおかしな事になるので、ボッレが凄く頑張っていた気がしますが…気のせいか、私にバレエの知識がないせいかもです。
でも都さんが初々しくて、「ジュリエットってまだ15歳くらいだったよな~、この後あの悲劇が…」と思うと胸がキューン。ボッレもセクシーなのにどこか可愛くて、マントひらひら~っと踊っているのを見て可愛いなあ、と思いました。
シムキンは相変わらずの天才ぶりで、凄まじいい回転、跳躍、滞空時間…用語がわからないのでうまく言えませんが、すごかったです。コンテンポラリーから「海賊」のような古典的なものまで、幅広くシムキンのバレエを見られてよかったです。映像でも彼の鍛え抜かれた肉体が映し出されるのですが、綺麗でした。
他みなさん素晴らしかったのですが、私はイリーナ・コレスニコワが素晴らしいと思いました。もしかしたら彼女の「白鳥の湖」を見た事があるような気がします(疲れてパンフレット発掘しにいく気力がありません)。その時、「女優のようなダンサー」と書かれていた記憶があるのですが、今日もオデットとオディールをくっきり踊り分けていて、ガラリと変身していました。しかもお辞儀の時までオデットはオデットらしく、オディールはオディールでした。そして腕の動きが素晴らしいですね。(足がもっと細ければなあ、と思いました)
踊り方も微妙にいつも見慣れた「白鳥」のオデット&オディールではなかった気も。舞台を見ていると、私の頭の中では必ずルテステュ・ルテスチュが踊っているのですが、「あれ?」と思うこともありました。27日はマリインスキーの「白鳥の湖」なので、今度はロパートキナのをよく観察してこようと思います。
会場で海外製のイリーナの「白鳥の湖」が売っていたので買いました。
ああ、しかもシルヴィ・ギエムの古典物のDVDもあって買いました。オシポワの「ジゼル」も欲しかったのですが、こっちはアマゾンでいいや、とパス。
「Qi(気)」
振付:アナベル・ロペス・オチョア
音楽:オーラヴル・アルナルズ
ダニール・シムキン
「葉は色あせて」
振付:アントニー・チューダー
音楽:アントニン・ドヴォルザーク
ジュリー・ケント、コリー・スターンズ
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
イザベラ・ボイルストン、ホアキン・デ・ルース
「白鳥の湖」よりグラン・アダージョ
振付:レフ・イワーノフ
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
イリーナ・コレスニコワ、ウラジーミル・シショフ
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:フレデリック・ショパン
ジュリー・ケント、ロベルト・ボッレ
「海賊」
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリゴ
マリア・コチェトコワ、ダニール・シムキン
「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア
音楽:ヨハン・S. バッハ
イザベラ・ボイルストン、ダニール・シムキン
「ジゼル」より パ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ/ジュール・ペロー
音楽:アドルフ・アダン
マリア・コチェトコワ、ホアキン・デ・ルース
「クルーエル・ワールド」
振付:ジェイムズ・クデルカ
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
ジュリー・ケント、コリー・スターンズ
「白鳥の湖」より黒鳥のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
イリーナ・コレスニコワ、ウラジーミル・シショフ
「ロミオとジュリエット」より
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
吉田都、ロベルト・ボッレ
「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク
音楽:ジャック・ブレル
ダニール・シムキン