The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

バヤデール

2012年08月09日 | バレエ

復習でミラノ・スカラ座、ザハロワ&ボッレ「バヤデール」を見ました。
これもマカロワ版で、先日の世界フェスの演出や舞台装置と似ています。

舞台がインドで大変エキゾチックです。時代考証はなんちゃってなのですが、マハラジャの衣装など豪華で素敵です☆


マハラジャに仕える戦士、ソロル。頭に鷺飾り(羽飾り)をつけてます。一応貴族なのかな?そういえば「海賊」のコンラッドもつけてます。


踊り子ニキヤ。大変美しいです。


大僧正。ニキヤを愛しています。が、この人のせいでソロルとガムザッティが婚約することに。最悪なんですが、ニキヤのヴェールをもふもふしている姿が誰かを彷彿。ちょっと憎めないキャラです。先日の「バヤデール」でも後藤さんが熱演してました。




寺院の踊り子(バヤデール)のニキヤ。ソロルの恋人です。これはソロルとガムザッティの婚約パーティーで踊らされているニキヤ。
花かごを持って踊ったりもします。この場面が大変悲しく切ないです。

ソロルって最低~、という気持ちになります。

 

マハラジャの娘のガムザッティ。ゴージャスな美女という感じでしょうか?
この画像は踊るために少々軽装ですが、豪華絢爛なお衣装で舞台に立ちます。

その他、ソロルが阿片吸引で見る(最低)、ニキヤや他のバヤデールの亡霊(?)が登場する「影の王国」の場面が、大変美しいです。

その後、マカロワ版は天罰で(?)寺院が崩壊(出席者はみんな亡くなってしまうのでしょうか?関係のない人まで死ぬのはちょっと(´・ω・)カワイソス)。ニキヤとソロルが天上で結ばれる、というハッピーエンドです。(他の人はどこに?)

ヌレエフ版はヌレエフが亡くなってしまって、影の王国までだそうです。ソロルが苦しみ続けるのも余韻が悪くない結末のような。罪のない人が死なず、ソロルだけが苦しむのがいいかも~。可哀想かな?
個人的には寺院が崩壊して、天罰でソロルとガムザッティだけ死ねば納得行くんですが。⇒そしてニキヤの愛と赦しがソロルを天に導く。ガムザッティは殺人を犯したので、多少地獄で修行して、そのうち成仏したらいいと思います。

 

パリ・オペラ座のも一度見たのですが、同じ作品をいろいろ何度も見ないと「はあ、こういう作品なんだ」くらいで終わってしまいます。繰り返し見たり、聞いたり、色々なバレエ団のを見ないと、作品に馴染めません。

「タマラ・ロホ+アコスタ」バージョンも探したら出てきたので、そのうち見てみたいと思います。

 

 

 
「ソロルは私のものよ!」とばかりに掴みかかるガムザッティ。

しかもそのあと自分の豪華な首飾りをニキヤの足元に投げます。これで身を引けって事なんでしょうが、悪い奴です。
(だからこそニキヤの哀れさが強調されるのですが)

馬鹿にされてキレるニキヤ(案外勝気です)

 

 


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