漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

初めての合格のために その1 「分野別の目標得点」

2014-04-14 21:36:57 | 初めての合格のために
 このブログを読んでくださっている方の中には、1級初合格を目指して勉強されている方も多くいらっしゃるかと思います。私の経験はまだ回数も浅く、拙いものですが、それでもとにかく初めての合格を勝ち取るために効率を最重要と位置付け、「同じ時間の勉強で試験で1点でも多く取る」ことだけ(「だけ」、は言いすぎですが(汗))を主眼としていたときと、合格を複数回重ねた今とでは、勉強の仕方や着眼点がやはり違ってきています。
 そこで、先々リピーターになるのか、より深く広く勉強していくのかはともかくとして、とにかく1回合格するための取り組みについて、どの程度参考になるかはわかりませんが、私なりに思うところを何回かに分けて書いてみたいと思います。



 どんな試験でも、その試験の内容や特徴を熟知することが合格への捷径(近道)でしょう。漢検1級もまったく同じだと思います。そこでまずは「敵を知る」ことの端緒として、本試験の分野別の配点を再確認するとともに、合格のために各分野で目標とすべき得点について、私なりに考えて見ました。各設問の後ろの数字は、 (目標得点)/(配点) です。

(一)読み   25/30
(二)書き取り   22/30
(三)国字   10/10
(四)語選択書き取り   6/10
(五)四字熟語
 書き取り   18/20
 意味   10/10
(六)熟字訓・当て字   9/10
(七)一字訓読み   9/10
(八)対義語・類義語   14/20
(九)故事・成語  14/20
(十)文章題
 書き取り   14/20
 読み   9/10

 合計   160/200

 もちろん、人それぞれ得意不得意もあれば考え方の違いもありますからあくまで参考程度に見ていただければと思いますが、「これはできなくても仕方がない」と思わせられるような問題の出題数の傾向や、勉強効率から考えると、概ねこんな感じになるのではないかと思います。四字熟語や熟字訓の目標が高すぎると思われる方が多いかもしれませんが、私がそう考える根拠を具体的にご説明していきたいと思います。