漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

思うところ

2013-07-04 21:27:51 | 雑記
 まだ標準回答で確認したわけではないのでおおよそですが、今回の本試験での私の得点は145点前後と思われます。過去2回合格(と言っても、2回とも163点でぎりぎりですが)したときとの比較でも、今回は十分な準備ができなかったので、この結果自体には納得しているのですが、この結果を受けて少し思っているところがあります。

 もし今回、自分なりの「十分な準備」ができていたとしたら、一体何点くらい取れていたのでしょうか。そう思い立って、間違えた問題の中で、勉強したことがあるのに思い出せなかったとか不注意で誤答してしまったとか、逆に言うと正解出来て良かったはずの問題というのが、数えて見ると17~8点分ありました。すると単純計算で「145点+18点=163点」となり、何のことはない、今の私の実力というか、あるいは勉強法と言った方が良いかもしれませんが、そのレベルは合格できたとしてもぎりぎりだということです。

 これまでも似たようなことをここに書いたかと思いますが、今の私は「とにかく合格すること」を最大目標にやってきた頃の延長線上にしかいないので、よく見る問題とか、たまたま見かけた問題の周辺とか、そういった局所局所の知識があるに過ぎず、体系的、包括的、網羅的な学習ができていないのですね。


 お恥ずかしいことを白状すれば、現時点の私は、

 ☆ 1級配当漢字に、そもそもまだ見たこと(学習したこと)がないものが相当数ある。
 ☆ 1級配当の四字熟語に、意味を理解していない(忘れてしまったのではなく)ものが相当数ある。
 ☆ 準1級以下配当の四字熟語はまったく復習していないので、相当数を忘れている。
   (今回の【桑弧蓬矢】もできませんでした。)
 ☆ 常用漢字の表外読みを網羅的に学習したことが一度もない。
 ☆ 常用漢字だけで構成されているけれども通常目にしない難しい熟語の知識が、過去問以外にほとんどない。

といった状況です。これでは、高得点など望むべくもないですし、ちょっと準備が足りなければ今回のように不合格の憂き目に会うということですね。


 本当はもともと自分でわかっていたことですが、今回の結果でこれと正面から向き合う気持ちになりました。

 道は長く険しいですが、コンスタントに180点が取れるようなレベルになることを目標に、進んでいきたいと思っています。