=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

その他秋 ①

2010年09月26日 | 【日記】いろいろ
納屋の壁にかかっていた傘
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倉敷にて

2010年09月25日 | 【インタビュー】木の先人方
アーツ&クラフツビレッジの原田さんのご紹介で、倉敷で蔵を活用した家具ショップをされている守屋さんをお訪ねしました。

職人と使い手の顔の見える関係で成り立っていく生活を、
倉敷という舞台で構築していくことを目指し、
デザイナーという立場から家具だけでなく地域社会のデザインにも活躍されている守屋さんのように、
私も地元房総の地域社会に貢献していきたいと思います。

そして、
「社会の真ん中を向いて仕事をしたほうがいい。そのほうが影響力はより大きい」
という言葉を大事にしていきたいと思います。
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2010年09月25日 | 【写真】一本の木
津山にはだんじりが50台近く繰り出す大きなお祭りがあります。

10月中ごろがお祭りだと聞いていたのですが、
地元に戻ることになったので、せめて本物のだんじりを見ておこうと、
作州城東屋敷の一角にある「だんじり展示館」に行ってきました。
→だんじり展示館HP


こちらのだんじりは現代的に改良されていて、
簡単にいうとトラックのフレームの上にだんじりが載っているという感じでしょうか。


だんじりの前にはこのような運転席が設けられており、この下にはタイヤも4輪ついています。

運転席は中央ではなく普通の車と同じように右側についていて、
通常の運転に慣れた方が安全運転できるようになっています?

だんじりを運転する。

一度やってみたいです。
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菩提寺の大銀杏

2010年09月25日 | 【写真】一本の木
付近の大木に、大銀杏がりました。

ここは奈義町というところで、
津山の隣になりますが、奈義山があり、視界が開けている景色が私は好きです。

銀杏は大木になると枝から垂れ下がってくる様子がすごいです。

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1000年の桜

2010年09月24日 | 【お出かけ】木のむくまま
歳をとると(まだ三十代の若輩ですが)、メインを外したところも楽しめるようになる気がする。

たとえば景勝地に行ってたとえ晴れていなくても、雨が降っていたとしても、逆にその趣がよかったり、
メインストリートでなく、路地裏が好きだったり。

今回は、季節外れの桜の花が咲いていない桜の大木を見に行ってきました。

行く途中、大木までの道を尋ねると、
「今桜咲いてないよ」
というありがたい忠告を二人くらいから頂きながら。


この桜は、新日本の名木百選にも選ばれている「醍醐桜」です。その昔
後醍醐天皇が愛でたといわれ、
樹齢は700年から1000年と言われています。

桜の樹皮は、樺細工でもお馴染みのように横に模様が入っているのは皆さん見慣れていると思いますが、これが一定の大きさ以上になるとあの見慣れた樹皮から変化し、結構ゴツゴツとしたものに変わっていきます。
そのような大きな木でも枝なんかは、いつもの桜の樹皮なので、大きさか年数か?で変わってくるのでしょうか。このあたりも桜好きとしてはもっと調べていきたいと思います。

季節外れの桜ですから当然桜の花は見れませんでしたが、その貫禄を十分に感じることができまたし、また山中に向かう道中に秋桜をはじめ彼岸花など秋の花々をたくさん愛でることができました。

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アーツ&クラフツビレッジ訪問

2010年09月24日 | 【インタビュー】木の先人方
岡山で有名な工房、アーツ&クラフツビレッジに伺わせて頂きました。

手紡ぎの作家である代表の原田さんが、お仕事の手を休めてお話してくださいました。

山の中にある廃校を活用して大変趣のある空間でモノづくりをされていて、きっとモノづくりとそれを生み出す環境には深い関連があるんだなーと思いました。



家具の作り手である長尾さんは、イギリスでの修行もされていてアーツ&クラフツを形にしていらっしゃいます。
普段使いの中から生まれる素朴な美を私も目指していきたいです。
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世の中すべてが決まっているわけではない

2010年09月24日 | 【お出かけ】木のむくまま
平日休みを利用して、ぶらぶら旅に出ました。
やっぱり平日は車が少なくていいです。
本日の目的地は棚田です。
「日本の棚田百選」などがありますが、この地域には2箇所くらいが隣接してあるので見てこようと思います。

その前にまずは腹ごしらえ。
このあたりで人気のある鳥屋さん。
鶏の丸焼きが有名なのですが、私はこの串1本60円が好きです。

自らブロイラーと言ってはいますがなかなか食べ応えがあり、また何かをベースにした塩味が美味しいです。


それでは棚田と美しい秋の田園風景をお楽しみください。






















実は、棚田を見ているときに、稲刈りが終わった田んぼの中をヒュルヒュルと滑らかに動く生き物を発見!蛇でした。稲の刈り後の合間を見事にすり抜けていきます。
そんなに急いでどこに?と思った瞬間でした。

「パク」

一瞬にして蛙を捕まえていました。
生物界の厳しい掟を目の当たりにして、仕方ないと思いながらも「かわいそうな蛙」と思いながら数十秒、あとは蛙が飲み込まれるのを待つしかないと思っていた矢先、

「ぴょんっ」

なんと蛙が虎口ならぬ蛇の口から脱出したのです。

絶体絶命からの生還になんだか少し勇気をもらいました。
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そばナイト?いやいや「屋根裏ライブ」です。

2010年09月21日 | 【お出かけ】木のむくまま
広島からの帰り、
明日も休みなので、「かじこ」に寄ってみました。

今日は屋根裏ライブの予定だったと記憶していたので、
アコースティックギターなんかで染み入るように秋の夜長を感じたいと思っていったところ、時間を間違えていて終了間際でした。
でも、予想通りの雰囲気を味わえて最高でした。

私が屋根裏に上がっていったときには、
最後の歌い手「かじわらさん」が歌っていました。
普段は京都で「もけもけ」という女の子バンドを組んでいるそうで、
もけもけのドラムの子は熊の着ぐるみで叩きまくるというシーンを一度見てみたいと思いました。
のだめのマングースのようでかわいいですよ。
→もけもけ連絡帳

また当日見逃して悔しかったのが、
「紺野将敬(東京)打楽器奏者。無職。仮暮らし。借金。じゃんがら。アフリカ。TOKYO。いわき。」
という事前の紹介だった紺野さんのジャンベ。
かじこは川べりの住宅街なので、音がうるさいために、
川の対岸(200メートル以上 岡山城後楽園の脇)からジャンベを叩き、それをみんなが屋根裏の窓から眺めたというシーン。
その絵が最高にシュール!
本当、見たかったです。
「久しぶりに強く叩いてマジ指が痛いっすよ」(紺野さん談)

ライブのあとは、なんとなく食事。
そばがあったようで、そばとゴーヤちゃんプル。
ちょうど一ヶ月前に「そーめんナイト」で寄っていたカジコでしたが、
期せずして、今日は「そばナイト」になりました。
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純粋無垢なるものの集い「削ろう会 全国大会 in 廿日市」

2010年09月20日 | 【お出かけ】木のむくまま
ただひたすらに、
純粋な思いで、


「うすく美しい鉋の削り華を削ろう」

というイベントが、広島の廿日市市、日本三景のひとつ宮島のそばで開催されました。


私も以前よりこの大会について聞いていたのですが、
今回は岡山の隣、広島で行われるので是非行ってみようと思い向かったのでした。

この大会は、
前述のとおり、とにかく鉋でのうす削りをすることを目的に、
今回で26回目となっています。
参加者は本職の大工さんが多かったようですが、参加資格などはとくにありません。
プロでもアマチュアでも関係なく、
二日目には、うす削りを競う時間もありますが、
ただ単に競うことが目的ではなく、
木に携わる人同士のお互いの工夫や知恵の交換や、
道具を使う人と鍛冶屋さんなんかの道具を作る人や道具屋さんといった、
さまざまなジャンルの方々の交流がもっとも大きな成果になっていると思いました。

会場には、
全国でも有名な大工の棟梁や、有名な鍛冶屋さんがそこかしこにいらっしゃって、
また鉋の台打ち屋さんで有名な小吉やさんや梨屋さんが実演をしてくれていたり、
とにかく、いろいろ話をしたり、見たり聞いたりして勉強するには、
二日間の時間ではとても足りなかったというのが私の実感です。

大会レベルは既に究極に近づきつつあり?
上位者は、5ミクロンから10ミクロンの薄さで削り上げる状況になっています。
ミクロンというのは、(最近はマイクロメートルが正式なようですが)
1ミリの1000分の一です。
下の写真は、3ミクロンの削り華です。


もちろん各仕事の現場では、
こんな薄さよりは、早く一定レベルに仕上げることが求められるのですが、
こうした究極を目ざすということは、
すべてにおいて妥協を許さない、
考えに考えて試行錯誤を繰り返し、
思いつくすべてのことを実践してみることが求められるので、
「進歩」というためには、このような時間が必要だと思う。

鉋の台にしても、
「狂わず平ら」な台のために、
いくつもの材料を合わせ、鉄パイプを内蔵させて作る方法も編み出されており、
それについては、
愛媛の山本棟梁が講義してくださいました。


こうした知恵と工夫、実験と検証を繰り返していく姿勢が「モノづくり」
いや「日本のモノづくり」にとって大事なことであり、
自分のこれからの家具作りにとっても必要なことだと再認識し、
大変いい刺激を頂きました。
主催者の皆さん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました。





◆近世以前の道具である「槍かんな」の実践
私も体験させて頂きましたが、慣れるまで難しいです。
でも独特の模様がつくところがいいですね。



◆熱心に台打ちを説明してくださった小吉屋さん


◆大鉋での薄削りを披露される山本棟梁


◆大鋸の目立て


◆ホテルから見た宮島方向


◆「はつり」という丸太に平らな面をつける作業


◆西洋の鉋
体験したのですが、刃の調整がネジ式なところなどが西洋らしく合理的ですが、日本の鉋と逆で押して使うのは慣れませんでした。





◆そして、ジャジャーン!
 懇親会の抽選で当たった今回の一等賞と目される碓氷健吾さんの鉋「越後の雪灯(ゆきあかり)」
ビールを飲んで酔っ払っていたときに名前を呼ばれたので、
何が当たったかも聞いていなかったのですが、
舞台に行くと、「なんと!」

上條先生には、
「毎年碓氷さんの鉋が当たった奴は成功している」と、
励ましかプレッシャーかわからないお言葉も頂きました。
とにかく鉋に恥じないような職人になりたいと思います。
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10年後もいい仕事

2010年09月20日 | 【仕事】岡山の工房での日々
少し前の話です。

写真は博物館などで使われるようなある大きなカウンターを、家庭用のキッチンに合わせて小さくした際にカットした部分のかけらです。

このカウンターは実は親方が修行先で作ったもので東京のほうの会社へ納入されたものが、何かの理由でオークションに出され、それを落札した方が、
今回キッチン用への改造を依頼されたのでした。
(ちょっとややこしい?)

親方にとっては10余年ぶりの再会で感慨もひとしおだったと思うのですが、私は尋ねました。
「今から見て10年前の仕事ぶりはいかがですか?」

「いい仕事してるね」
私の意に反したその答えは印象深いものでした。

私も10年後も胸を張って「いい仕事だ」と言えるように目の前の仕事をしていきたいと思います。
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