=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

西岡常一さんの本

2008年12月27日 | 【書籍】
木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫)
西岡 常一,小川 三夫,塩野 米松
新潮社

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木に囲まれた子供部屋

2008年12月23日 | 【写真】一本の木
昨日お付き合い先の常務からご紹介いただいた松山の大五木材さまに、急遽訪問させて頂きました。

高橋社長、お忙しい中ありがとうございました。

高橋社長は、木のことを話し出すと止まりません。
それこそ、少年のような目の輝きを持たれて話して頂けます。実際に全国各地を飛び回り、木に関する現場情報を仕入れている高橋社長の情報は、月に1回発行している無料コミュニティペーパー「適材適所」で読むことができます。これは非常に親しみが持てる紙面構成で情報量も豊富です。(下記HPより申し込みできます)

そんな社長に案内されて上がった2階は、家具や木のおもちゃを並べている販売スペースだったのですが、天井から床まで様々な木に囲まれたその空間は、「木に囲まれた子供部屋」といったほうがしっくりきます。

実際に木を感じてもらうスペースとしての目的もあり、当日も親子連れが遊びに来ていました。

大五木材さんでは、今年力を入れているのが、様々な木の端材を活かした「森のかけら」です。自分の好きな木のかけらを何十個も選べます。これからは結婚式の名札立てなどに使うアイデアもあるそうですよ。
楽しみです。

高橋社長、本当に急なところありがとうございました。

→大五木材さまHP
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新しい道が始まる

2008年12月01日 | 【日記】いろいろ
今日この日から私の第二の人生が始まる。
そう言っても過言でないイベントが今日あったのです。

それは、伊那技術訓練校木工課の入学試験。


私が職人の道を歩みだすまさしく登竜門なのです。
お付き合い先の社長に言われました。
「中田さん、もしも試験に落ちるようなことがあれば、これは神様の思し召しかもしれないよ。素直に諦めたほうがいいよ」
確かに人には向き不向きがあるので、そうかもしれません。でもそう簡単には諦められません。でも一方でたしかにその社長の言うとおりかもしれません。
そんな交錯した思いを持って臨んだ入学試験だったのです。

試験科目は、
現代国語、数学Ⅰに適性検査。

現国と数Ⅰは過去問が配布されているので、それをじっくり20年くらい前の知識を呼び起こすというか、完全に忘れていたので暗記も含めて準備し、85点狙いのつもりでした。


バスを使って学校まで向かった私はバス停からの距離と道を読み間違え、規定の試験開始20分前には着けそうになくなってしまいました。道については途中軽トラックで通りかかったおじさんに尋ねたところ、「すぐそばだから乗っていきな」と、ドラマのような暖かい対応をされ、ありがたく乗せて頂き学校に到着。
どうにか試験開始には余裕を持って間に合いました。

学校に入るとまずは下駄箱です。これも懐かしい体験です。
試験会場である教室に入ると既に試験生がそろっていますが、皆当然顔見知りでないですしある意味ライバルなので何の会話もありません。試験開始までひたすらみんな前の黒板を見て座っているだけです。私はこのような変な緊張感のある間抜けな間が結構好きです。
黒板を見てみると脇に週番という日直みたいなものとか、校歌もあるようです。これだけで懐かしさ100倍こみ上げてきて楽しい!っていう感じです。

しかし、ここで学ぶためにはまずはこの目の前の試験に突破しなければならないのです。
集中集中。

と思って始めたひとつめの試験、数Ⅰでは早速時間切れ。
「まじで落ちたかもー」
と思うくらい後ろに出てくる文章題、証明問題ができないどころか手付かずという、もっともあってはならない状態で答案用紙を前の席の人に回しました。
本当にヤバイと思いましたが、後の試験もあります。ここは20年前と違う、今までに学んだ?心の切り替えで現国、適性試験に臨みました。

適性試験は向きの変わった図の中から同じものを選べとかの文章題に加え、実際に体を動かし、1分間にボルトを所定の位置にいくつ移動することができるかといったような適性試験まで行われました。
ちなみに私は周囲のみんなよりも明らかに少なく、反射神経が衰えて歳のせいかなどと自己弁護しながらも少々ショックでした。

そんなこんなでとにかく試験は終了しました。
あとは神任せです。

学校からバス停までの帰り道に写真のような景色に出会いました。
こんな素晴らしい景色に囲まれた環境です、是非ここで学び生活をして、職人のスタートを切りたいと願っています。
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