=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

2024/03/30

2024年03月30日 | 【志事】独立を選んでからの日々
本日は道の駅富楽里にて、南房総のものづくりの仲間と「手仕事展」を開催しました。

夏日に届きそうな暖かな陽気のもと多くの観光客が道の駅に訪れていました。
ソフトクリームをたくさん見かけような気がします(笑)

イベント出展となるとどうしても手にとってもらいやすい木工品の販売が多かったのですが、
今回からはなかなか大きなものは持ってこれませんが家具の展示も増やしました。

ご来場いただいたりご購入いただいたお客様の中には、
過去にショールームカフェべこ舎にお越しいただいたことがある方が何名もいて、
ありがたいと思うと同時に、
コロナ禍より子育てもあり予約制とさせていただいているショールーム再開の重要性も感じました。

とは言いながら、4歳の息子が目を輝かせながら、
「おとうさん、明日おやすみ?一日おやすみ?」
と聞いてくれるので、
恐らく今だけのかけがえのないこの時間を大切に自営業の特権をフル活用!
できるかぎりもう少しだけ家族優先でいきたいと思います!
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二日酔いには

2024年03月26日 | 【日記】いろいろ
ラーメンを食べる頻度はもちろん
締めラーメンも激減しているこの頃ですが、
二日酔いには食べたくなる。
袋麺ですが…

チャルメラ豚骨バリカタ
実家葱と紅生姜トッピング
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「葦船で太平洋を渡る」

2024年03月23日 | ⇒つながるイベント

今週、冒険家の石川仁さんのお話をお聞きする機会がありました。
仁さんと南房総はご縁があり、すでに何艘も葦船をこの地で仲間と一緒に作ったことがあったり、日本一周の航海もここ南房総から出発した経緯などもあり、今回は太平洋横断を控えその進捗報告をしにきてくださったのです。

葦船とはその名のとおり植物の葦で作った船で、ぱっと見藁の塊のような感じで、自然素材だけでできているので、
数カ月も海の上を航海すると朽ちはじめいずれは自然に戻っていくのだそうです。
そんな古の乗り物に乗り、古の感を頼りに(当時なかったコンパス、海図をはじめGPSなど文明の利器を使わずに)ロスからハワイまでを横断するとはまさしく冒険です。

冒険はその冒険中だけでなくその準備から始まっていて、
葦を刈り取れる場所探しから始まり、仲間との製作作業、試航海と苦労が絶えないエピソードをとても面白くお聞かせいただきとても引き込まれました。

以下、お話を聞いて私が勝手に感じた内容です。誤りや誤解がありましたらごめんなさい。

お話を通して私が一番に感じたのは、仁さんが常に「共有すること」を大切にされていることです。
技術が残る南米の葦船づくりのノウハウを、現在の基地となっている北米のネイティブアメリカンに教えたり、
航海には葦船文化がかつてあった環太平洋各地域からクルーを募集したり、
また航海中の映像やその場で感じる感覚をスターリンク経由で全世界と共有する計画です。

これは仁さんが若いころにサハラ砂漠を放浪し出会った遊牧民たちの暗黙の了解「出会った人には半分の水を与える」に接したことに遡るのではないかと私は思いました。
もちろん人間が他者と共有するという行為は根底には自己の生存率を高めるという打算が一部ないわけではないかもしれませんが、人間が人間たる素晴らしい一点だと思います。
とりわけこんなきな臭い世界となった現在では余計に信じたくなります。

その他、
・人間以外の生き物や無機物ともチャンネルを合わせることができるようになったこと
・葦船には葦にくっつく微生物からいろいろな植物の種子が同船しており、まるでその土地の小さな生態系を新たな土地に運ぶゆりかごとも言え、人間はたんなる確立を上げる動力とも言えるという話も面白かったし、
・冒険中、死に直面するような場面でも「やりたいことをきちんとやっていると自分の生に納得感が高いので、死を正しく恐れることができ、ギリギリの場面でも焦ったり固まったりせずに冷静にやるべきことを行うことができ、結果生き抜く可能性が飛躍的に上昇する」
というお話など、大変興味深く腑に落ちるお話が多くてとても有意義な時間を過ごすことができました。

出航は2025年5月、ぜひ無事に航海を終えた報告会を再び南房総で開いていただきたいと思います。

https://www.expedition-amana.com/







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ARE

2024年03月16日 | カッティングボード/木の器/木のプレート
先月オープンしました「食の体験」をテーマとした道の駅グリーンファーム館山への出品に合わせて、新たに定型として製作しました「瓜型」です。

この瓜型もともとはショールームで自前用として使っていたお気に入りのひとつだったのですが、壁にかけてあるこれを見て、
「あれ、売ってるんですか?」
「あれ欲しいんですけど」
「あれと同じのありますか?」
と度々聞かれていたやつです。

家具づくりで出る端材を活かし、ひとつひとつカタチが違うのがうちのカッティングボードの売りですが、定型№2となりました。でも同じ定型とはいえ木目や色はてんでバラバラ、そこが天然素材の魅力です。

もちろんお気に入りの一枚としてご利用いただける一方、
食器棚のお皿ではありませんが、ケーキなどの来客用に何枚かセットで揃えたいときなど定型があると便利かと思います。



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初めて見ました

2024年03月15日 | 【日記】いろいろ
大きかった太陽も水平線にが近づくとあっという間に海の中に吸い込まれていってしまう。
今日生まれて初めて夕日が海に沈む瞬間を見ました。

海のそばに住んでるといって余裕こいてると、意外と夕日も見れなかったりする。
何かと忙しい夕方、家路を急ぐことも多いですが、せっかく田舎に住んでるんだから保育園からの帰り道ちょっと寄ってみる、なんていうのを意識的に増やしていきたいです。
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最強開運日がやってくるらしい

2024年03月11日 | 【製品】家具工房つなぎのプロダクト
最近のメール広告によると、今年の3月15日は最強運の日らしい。
ならば便乗してしまえぇー。

この前製作した「お財布ベッド」たち。
しっかりと儀式も済ませてきましたよ~。






私が個人的に好きな「名前」の金氣神社へのお参り。(けっしてお金が〇〇るとか、そういう所ではないらしいですが。あまり踏み込んでしまうとスピリチュアルの世界に行ってしまうし、広告禁止になるので、このへんで)
一般に「お財布ベッド」で画像検索すると、
豪華な刺繍や花柄模様、フリルなんかもついてきてしまう商品が圧倒的というか、それがいわゆるお財布ベッドなのかもしれませんが、家具工房つなぎのは全然ちがう。木製。茶色。
それでも画像検索「お財布ベッド」の中にうちの子たちがランクインしているのがある意味不思議です。
今まで購入いただいた方々には失礼かもしれませんが、超ニッチでマイナーな細々とした需要をいただいているということでしょうか。

とにかく、開運日にかこつけたり、この春からのスタートに合わせてご興味がある方のぞいてみてください。
→クリーマ「お財布ベッド」

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シェフたちと

2024年03月10日 | 【志事】独立を選んでからの日々
日本各地の食材と出会う探求の旅をされているシェフグループのご訪問をお受けしました。
青山グランドホテル や 虎ノ門ビルズTokyo Node Dining 料理長をはじめとしたシェフの皆様に、
一介の家具職人が何をお話ししたらよいのやら?
それでもわざわざ南房総までお越しいただける機会に少しでも地元の魅力をお伝えできたり、
食材と木材という天然の素材を扱う共通点などお話伺えたら私もうれしいと思いました。
また「普段自分はいったい何を考え、大事にして仕事をしているのか?」
ということを久しぶりに整理するきっかけにもなりました。

限られたお時間でしたので、すべてをお話できたわけではありませんが、
山桜の素材などについては結構お伝えすることができたと思います。
ご訪問ありがとうございました。

以下自分の振り返り。多くの仕事でも共通のことだと思いますが大事にしていること。

1.ウォンツでなくニーズを探る
例えば「大きさ何センチのテーブルが欲しい」というご要望のお客様に対しても、「はい、わかりました。」でなく、
必ずどんな用途で、どんな場所で、どんな使い方を、また今回のオーダーによってどう変わりたいのか、といったことをお聞きするので、メールでも結構長くなったりやりとりも増えます。一番いいのはやはり対面でご相談させていただくことですが。

2,複数案を提示
必ずではありませんが、お聞きした要望やお話から考えられる提案をだいたい複数出す場合が多いですね。
「うちはこれだけ」「業界としては普通これです」といった決めつけでなく、
考えられる可能性を示し施主さんに選んでいただきます。やはり満足や納得感が違います。

3.顔を想像しながら製作
オーダーですと工場生産の卸などとは違いユーザーが目の前にいらっしゃるので、製作過程でもお客様の顔を思い浮かべながら作業ができるので、こちらの充実感も違うし仕様上は問題なくても「ここはもうひと手間かけるか」ということにもつながります。

そしてこれらを支えているのは、一人で自由にできて「自分」で決めることができる状況にあることが大きいと考えました。今の環境に感謝ですね。
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グリーンファーム館山 onソトコト

2024年03月09日 | 【観光】南房総おすすめ
SDGsマガジン「ソトコト」で、先月オープンした道の駅グリーンファーム館山が紹介されました。

千葉県館山市の新しい道の駅「グリーンファーム館山」とは? 地元で暮らすライターが見どころを紹介

「食と体験のテーマパーク」をコンセプトに掲げ、2024年2月、館山市にオープンした「道の駅グリーンファーム館山」。どんなお店があって、どんな商品が販売されているのか、...

sotokoto online(ソトコトオンライン)



家具工房つなぎについても触れていただいてますので、よろしければ読んでみてください。
ありがとうございました!
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技術の時間、皆さんはどうでしたか?

2024年03月08日 | 【志事】独立を選んでからの日々
こういうのもっとやってほしい!
房日新聞に出ていた「技術」の審査会の表彰。

自分たちの中学の頃の技術って、なんか息抜きみたいだったり、よく自習になったり、ビデオ放映になってたような。あくまで俺たちだけかな?(笑)

でも技術好きな生徒はきっといるはずだし、教えるほうも受けるほうもより真剣にできれば、もっといろんな芽が出てくるはず!
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松の油

2024年03月07日 | 【志事】独立を選んでからの日々
古民家の神棚の板をテーブルに再生します。
何百年経っているかわかりませんが松の厚板にはまだ油分がしっかり。こりゃ丈夫だわ。






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