=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

モノづくりの原点

2023年09月15日 | 【志事】独立を選んでからの日々
明日は八幡の祭り、安房地域最大のお祭りが5年ぶりに完全復活します。

私の作った工作山車も、無事に修理が間に合い。
子供の夢?3段式で人形がせりあがる工作山車が復活しました。
出祭とはいきませんが(笑)



小学生の自由研究で製作、およそ40年ぶりに実家の物置からくたびれた姿で出てきたこの工作物、
実は廃棄も考えましたが、一転仕事の合間に補修をして、(最低限ですが)
あり合わせの材料ですがケースまで作ってしまった理由、
それは、これが私のモノづくりの「原点」と言っても過言ではないからです。

正直この時ほど寝食を忘れ、モノづくりに没頭できた時間はなかったかもしれません。
私にとってはそういう記憶がつまったものでした。
今後もしも自分がモノづくりに行き詰ったときに、その原点を思い起こさせてくれる「現物」があることも悪くはないだろう、と考えたからです。

補修しながら工作のリアルさに我ながら、子供ってよく見てるんだな。と思いました。

・散らかりがちな囃子座をのぞきこめば、笛吹さんの笛入れや太鼓のバチ入れもあり、
大太鼓のバチには色のついた布が縛りつけてあります。
・長提灯には、「若」「世話役」「交通」などの種類があり、
・前面には、最近はつけなくなりましたが寄付者の名が入った紙が貼られていて、
・後方に回れば、ブレーキ、飲料水タンクが積まれています。
・提灯受けや電線除けの鉄棒は、くるくると巻かれた装飾があり、
・赤い山車幕は亡き祖母に頼んで縫ってもらったもの
などなど。

明日からの八幡の祭りも、多くの安房地域の人々にとってはきっとお祭りの原点のようなもの、
多いに盛り上がり心を震わせてくれると思います。
おめでとうございます!


















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