イスラマバードの最高級ホテル「イスラマバード・マリオットホテル」
その周囲は鉄条網で覆われ、
駐車場には土嚢で築かれた機関銃掃射場があり、
ホテルに入るには銃を持ったガードマンが見守る中、
金属探知機のゲートをくぐって敷地内に入る。
またゲートからホテルの玄関までは直線ではなく、
折れ曲がったコースを歩いていかなければならない。
入国前から完全に身も心も固い殻に閉じこもっている私は、
できるだけ人の集まるところに行かないように心がけていた。
しかし、食べるためには市場に行かなければならない。
市場に行けば人がいる、たくさんいる。
必要なモノさえ買えば、彼らと話をする気もない私だったが、
半時でも街を歩けば、やはりその空気というものがわかるもの。
言葉はわからずも親切な対応、笑顔で「写真を撮ってくれ」と言ってくる彼らは、
先入観と偏見に凝り固まっていた私の印象とは
だいぶ異なっていると感じ始めた。
私が自分の殻を一枚脱ぎ捨てるのにそれほどの時間はかからなかった。
※しかし大変残念なことに、私の泊まった安宿の数百メートル先で自爆テロが発生し警官2名がお亡くなりになりました。
その周囲は鉄条網で覆われ、
駐車場には土嚢で築かれた機関銃掃射場があり、
ホテルに入るには銃を持ったガードマンが見守る中、
金属探知機のゲートをくぐって敷地内に入る。
またゲートからホテルの玄関までは直線ではなく、
折れ曲がったコースを歩いていかなければならない。
入国前から完全に身も心も固い殻に閉じこもっている私は、
できるだけ人の集まるところに行かないように心がけていた。
しかし、食べるためには市場に行かなければならない。
市場に行けば人がいる、たくさんいる。
必要なモノさえ買えば、彼らと話をする気もない私だったが、
半時でも街を歩けば、やはりその空気というものがわかるもの。
言葉はわからずも親切な対応、笑顔で「写真を撮ってくれ」と言ってくる彼らは、
先入観と偏見に凝り固まっていた私の印象とは
だいぶ異なっていると感じ始めた。
私が自分の殻を一枚脱ぎ捨てるのにそれほどの時間はかからなかった。
※しかし大変残念なことに、私の泊まった安宿の数百メートル先で自爆テロが発生し警官2名がお亡くなりになりました。