私の家から徒歩5分ほどのところに材木屋さんがある。この前散歩でお店の前を歩いたら店頭にテーブルの天板に使える銘木が立てかけられていたので、今日はそれを本格的に見学させてもらいに行きました。
天板の板などの商品だけでなく、今までは知りませんでしたが事務所の裏にも広い敷地があって大きな丸太がゴロゴロ。意識して見たのは初めての丸太に思わず感動してしまいました。
「でけえな」
その後、事前に予備知識だけでもと読んでいた「貸出審査事典」の該当ページにおける疑問を社長の忍足さんにご質問させて頂けるお時間を少し頂きました。
基本的なことで本当に申し訳なかったのですが、
「造作材」・・・(ぞうさく)と読むようで、窓枠などに使用する材のこと
「羽柄材」・・・家の中でも見えないところの構造に使われる材のこと
等を教えていただいたり、人口乾燥材の割合が年々増加してきていることについて、法律が変わり、柱などには
人口乾燥を経た材を使用することになってきている現状を教えて頂きました。ただし人の手で急速に乾燥させてしまう方法は木の呼吸機能を奪ってしまうことになる疑問についてもあわせて教えて頂きました。
中でも私がびっくりしたのは、材木屋さんの丸太を買う際のサイズの計算方法です。
一般人が考える計算方法は、丸太であれば「半径×半径×π」で丸太の断面の面積を出して、そこに長さを掛ける計算が思い浮かびますが、実際は「直径×直径×長さ」なんですって。
つまりつまり丸太材の直径を一辺とした正方形の材を購入しているような計算になるんです。
仮に直径を10センチとすると、その丸太から製材できるのは実際は7センチ四方くらいの大きさになり、体積にするとおよそ半分になってしまう計算になります。
つまり、「材木屋は空気も買っている」ということになるんです。
「なるほどねー」
私が実際に丸太を買うなんてことは、この先あまりないとは思いますが、こんな知識でも知っておいて損はありません。
忍足社長、本当にありがとうございました。
追伸:
ちなみにこの地域の山車、屋台の材は欅が多いそうです。