(2009年6月27日)
伊那経営フォーラムに参加!
参加者数1000名以上!
そして、講師陣や来場されていた経営者も有名人ばかり。
講師は、
・ザ・リッツカールトン・ホテル・カンパニー日本支社長 高野登氏
・千房の中井社長
・伊那食品工業の塚越会長
観客の中には、
・ネッツトヨタ南国
・バグジー
・沖縄教育出版
・ヨリタ歯科医院
・四国管財
の社長さんたち、
引き続き夜に行われた二部では、
・菓匠Shimizu
・炭焼き職人の原さん
らも登壇
失礼ながら、正直「どうして伊那に?」といった驚きでした。
今年で5年目を迎えることになった伊那経営フォーラムの企画、運営にはさまざまな方々の思い、ご苦労、奮闘があったのでしょう。その結果が今年の伊那経営フォーラムだったと思います。
(そして無料!)ありがとうございました。
テーマは、「人と絆を強さに変える経営」
それぞれのゲストから自社での実践事例や、思いをお話頂きました。
私自身は、前職を離れてから経営の話や講演会をお聞きする機会はあまりなかったのですが、久しぶりに聞いて「経営の話はためになるな」と改めて思いました。
その理由が、経営は社会の経済活動を最先端で担っているわけで、今、社会で起こっていることと非常に身近です。そしてそれらの現象に対し、必死で知恵を絞りアイデアを出し、決断をして行動を起こしているのでとても具体的です。
私は現在学生なので、多少社会から遊離したところがあると思っているため、こうした感覚はとても大切だと思うのです。
例えば、新型インフルエンザについて。
一市民としては、連日のニュースを聞いて「ああ、大変だね」、自分の地域の近くに感染者が出たら「マスク買わなきゃ」といった程度かもしれませんが、企業は違います、そんな他人事でなく、また起こってから対処していては遅い場合があります。
本日お聞きした例で言うと、
あるコンビ二では、店員がマスクをしていいかどうかを真剣に議論したそうです。マスクを買いにきたお客様にマスクをした店員が「すみません、売り切れです。」と言ったらどう感じるか?
そういうことを真剣に考えて、判断し、行動しているのです。
私は経営者になるわけではありませんが、今後も経営についてのお話はお聞きしていきたいと思います。
伊那経営フォーラムありがとうございました!
以下は各講演者のお話で心に残った言葉
(※私なりの解釈も入っていますのでご了承を。)
■リッツカールトン高野さん
・サービスの気持ちは相手に伝わらなければ、存在しないのと一緒。ただし、それを無理やりでなく、いかにさり気なく伝えるか、それが大事。
・レバレッジの考えでは、「最小の労力で最大の利益を得る」ですが、われわれは「最小の利益でも最大の労力を惜しみません」
お客様の喜び=利益であれば、どんなに小さくても最大限を尽くす意味だと思います。
・普段見えていないことでも、厳しいご時世には見えてくる
→リッツカールトンホテルは、新型インフルエンザの話題になった期間、意外にもレストランが大盛況だったそうです。その理由をお客様に聞いてみると、「リッツカールトンなら大丈夫と思った」という答えが返ってきたそうです。そんな信頼を支えているのが、日ごろの小さな行動。例えば「レストランのメニューを必ず清潔に吹いていること」。実は、メニューはさまざまな人の手に触れ、唾液なども飛び散っていることがある代物。普段なら気にしないことでも、インフルエンザが話題になっている時期では気になるというもの。
不景気の厳しい時期ですが、こんなときだからこそ、お客様、消費者の目は、日ごろからきちんとしている企業やサービスを評価してくれるチャンスとも言えます。
■千房中井さん
・商売は人柄やでぇ
→大阪の某有名割烹「吉○」の昔の経営者からお聞きした言葉
・心残りはあっても、悔いのないように生きる
・人間、厳しさ、苦しさには耐えられても、寂しさには耐えられない
・迷子の条件は、行き先がわからない、現在地がわからない、脱出法がわからない
・正直モノは馬鹿を見る?いやいや、最後には必ず辻褄が合うのです
・夜降る雪は積もる
→人が寝ている間も努力した人は必ず成長する
・出会いには3つある。「合う」、「会う」、「遭う」である
・自分の人生を映画監督になった気分で眺めてみろ。人生のピンチはドラマのおいしいところ、今頑張らないでどうする
■炭焼き職人原さん
・最高の炭ができた自分の喜びは一瞬でしらけた。職人のすべてはお客様の喜びのために
・職人は残酷な仕事。気持ちが仕事に正直に表れてしまう。だから自分をご機嫌にしないといけない
以上