=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

「酢酸ビニルエマルション」

2009年06月15日 | 【師の教え】田中語録
木工に使う接着剤の一種であり、時折教科書に出てくるが、「酢酸ビニルエマルション」という場合と「酢酸ビニルエマルジョン」と濁る場合の両方があり、統一されていない。先生はこのどちらかの表記が出てくる度に「困っちゃうんだよね~」と言っているが、うれしそうであるものの困ったような表情はまだ見たことがない。
ちなみに私はこのおかげで、この長い名称を覚えることができました。
(終わり)

→「田中語録への思い」はこちらをご参照。
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丸ノコは危険がいっぱい!

2009年06月15日 | 【安全情報】ヒヤリハットり君情報
いよいよ授業で機械の丸ノコを使うようになり、説明を受けています。

丸ノコは、使い方を誤ると大変危険だということをまず認識するところから始まります。

簡単に言うと、ノコにはじかれた木片がふっとんでくることを回避しなければいけません。

防止策①
材料の真ん中を押してまっすぐ材を送る。材料の中心を押さずに材料が曲がって送られるとふっとんでくることがあります。横長の材料は特に曲がりやすいため、扱いません。

防止策②
切った材料を最後まで押し出す。ノコの刃は丸いため、材料を切断し終わってもまだ刃の先のところが材料にかかっています。この状態で切り終わったと思って安易に端によけると、刃にはじかれます。

防止策③
材料ははじかれて後ろに飛んでくるので、作業者は材料の真後ろには立たず、少し横にずれて作業をすること。
写真は、透明ですが剣道の胴と同じです。木がふっとんできて胴を切られることから守る防具です。
これが実習場の壁にかかっています。

注意、注意!
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自家用研ぎ舟が完成!

2009年06月15日 | 【日記】いろいろ
「研ぎ舟」ってなんだ?

研ぎ舟とは、刃物を研ぐために水を貯めておけるの小さなプールみたいなもので、家に刃物研ぎに使えるような流し台などがないときに使うものです。
誰が言い出したかはわかりませんが、私達のクラスでは今、この物体はそう呼ばれています。

今週末、ついに私の研ぎ舟が完成しました。

構想およそ2週間。

たんに入れ物に板を渡せば済むものですが、私なりに少々こだわりました。

①安定性
しっかり研ぐためには、台が安定していなければいけません。そのために2×4材を井の字型に組み台としました。

②水がはねないように
家の中で研ぐので、水がはねてしまうと問題です。できるだけ砥石が入れ物の高さを超えないようにしながら、しかし研ぐときに入れ物の淵に手が当たったり、仕上げ砥石で歯返りをとるときにノミの柄が淵に当たらないような高さを設定しました。

③使いやすさ
木の台が入れ物に収まり携帯できるようにすることはもちろん、入れ物の中にできるだけ多くの研ぎグッズが収まるように、また使用中に砥石に水をかけられるように木の台の手前側の脚を短くしました。これによって、安定性を確保したうえで入れ物内の収納性が向上しました。


「たかが研ぎ舟、されど研ぎ舟」

今後も家具の設計なんかを考えるときがあるかもしれません、自分なりの考えを少しでも入れていけるような努力は続けたいと思います。

さて、あとは肝心の研ぎですね。毎日日課になるように研いで、一日研がない日があると気持ち悪いというレベルまでなってみたいです。

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