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鉄道廃線跡を歩く  秩父鉱業専用線を辿る

2008-04-11 21:28:32 | 廃線

今回は久々に廃線レポートを。

「鉄道廃線を辿って、何が面白い?」

 

そう思われるかもしれませんね。

私の場合、幼い頃の記憶に「線路がある風景」が残っているからでしょう。

その場所が廃線になり、歳月を経てそこに訪れる。

アルバムを見て昔を懐かしむ、それに近い気持だと思っていますw

 

 

さて、今回紹介する廃線跡は埼玉県東松山市にある、秩父鉱業専用線の線路跡です。

ここは20代以降の記憶なのでそれほど思い入れの深い廃線ではないのですが、関越自動車道から見る地図に載っていない鉄道橋が妙に心に引っかかり、探訪する事にしたのでした。

 

 

この線路跡は、「鉄道廃線跡を歩く」 ⅵ巻で紹介されています。

 

では、早速紹介しましょう。

 

 

写真中央左奥、東武東上線高坂駅から分岐してきた線路跡です。(a地点)

 

 

 

反対側は、緩やかに左にカーブしながら、下っていきます。

 

 

 

先程の線路は写真の中央奥側から県道沿いに走って来ます。(b地点)

右下にちょっとしたコンクリートの遺構があるようです。

 

 

 

反対側は、やがて県道から左へ逸れて登っていきます。

 

 

 

中央奥から、線路は今や宅地に成りつつある場所に登ってきます(c地点)

 

 

 

反対側

 

 

 

ここからやがて右にカーブして関越自動車道を越えて行きます。

 

関越自動車道を越えている廃線跡。(d地点)

架線柱が残されています。

パッと見ると現役の鉄道橋。

それが地図に載っていないという不思議。

今回の探訪のきっかけですねw

 

 

 

関越自動車道を越えると、住宅の裏側の土手の上を線路が走っていました。(e地点)

 

 

 

 

終点近くの線路跡。

枯れ草で覆われて、どこが線路跡なんだかまるでわかりませんね(苦笑)(f地点)

 

 

 

さて、本で紹介されていた部分はここまででした。

しかし、そこを少し県道沿いに西に進んで何気なく左側を見てみると、なにやらとても気になる筋が、山腹の斜面に見えるでは有りませんか。(h地点 矢印部)

 

 

 

近付いてみると、ますます気になる筋(笑)(g地点)

民家と稜線の中間付近の電線沿いに筋が見えますよね。

 

 

 

この土手の上まで登れるところが無いものかと、しばらく行くと・・・やはり有りました、赤いガーター橋です!(i地点)

 

 

 

やがて上に登れる道を発見。

登ってみると・・・。

右側の土手の部分、明らかに線路跡ですね。(j地点)

ガーター橋はこのもう少し奥に位置しています。

 

 

 

 

反対側は踏み切りで道を越えていたのでしょう。

今はゴルフ場の入り口になっています。

 

 

 

本では紹介されていないこの部分、一体何故紹介されなかったのか謎ですが、このⅵ巻の写真を見ると夏。

夏ではこの山腹にある土手の筋は緑に覆われて、恐らく私が見つけた場所からは見つけることができなかったでしょう。

 

以下、今回の撮影地点です。

「鉄道廃線跡を歩く」で紹介されている部分。右下が高坂駅。

 

 

 

今回私が紹介した、延長部分。

 

 

 

東武東上線高坂駅の位置です。

「東武東上線高坂駅」地図


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
おぺ [2008年4月11日 23:21]
こんばんは、おぺです。
廃線跡、久々のロケ(?)ですね。
今回は写真も多く興味深く拝見させていただきました。
ガーター橋など思わぬ発見もあり、充実した探訪になりましたね。
luxel [2008年4月12日 1:34]
こんばんは。
秩父鉱業専用線の廃線跡をおぺさんと同様、興味深く拝見させていただきました。
この線路の詳しい概要については、鉄道廃線跡を歩くⅵ巻を立ち読みしてきます(在庫があるかどうかは良く覚えていませんが…)w
ガーター橋が鉄道廃線跡を物語っている感じがしますね。

ファシスト [2008年4月12日 12:29]
こんにちは。
地図にない橋なんてどうやって気がついたんですか?(笑)
こうして見ていくとなかなか面白ろそうですね。
廃線跡に線路が目に浮かぶこともありますか?
ep82-sw20 [2008年4月12日 23:14]

>おぺさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

本に書かれている部分以外の線路跡を発見できるなんて、嬉しい驚きでしたよw
まさに充実した探訪でしたw


>luxelさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

ⅵ巻はどうでしょう、1999年発刊の本ですから、本屋で見つかりますかねぇ・・・(^_^;)
是非、定山渓鉄道を探訪する時の参考にしてくださいw


>ファシストさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

この橋は関越道の高坂saと東松山icの間にあるのです。
もし全国地図をお持ちならその部分をご覧ください。
関越道にクロスする鉄道の表記は無いですよw
それで「あれぇ、こんな所に鉄道ってあったっけ?」となったわけです(笑)
線路だけでなく車両が走行してくるシーンまで目に浮かびますよw
luxel [2008年4月13日 0:59]
再びこんばんは。
鉄道廃線跡を歩くⅵ巻、本屋にありましたよw
今日(昨日かな?)、本屋でこの路線の概要を少し調べてきました。
秩父鉱業専用線は1956年にセメントの材料を運ぶ手段として開通した鉄道とか…
廃止になったのは今から20年以上前の1986年で、鉄道廃線跡を歩くⅵにご紹介されているお写真を拝見すると、鉄道路線で使われていた橋が残っていたみたいですね。
鉄道廃線跡を歩く…この本に目を通す事がマイブームになりつつありますw

p.s 100万pv突破おめでとうございます。
ep82-sw20 [2008年4月13日 22:05]

>luxelさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

ありましたかw
その本屋さん、かなりレア物を置いていますね(笑)
何だか私がluxelさんを「廃線マニア」に染めてしまった様ですね(笑)

お陰さまで、100万突破しました。
これからも頑張りますw
じゅん [2012年6月7日 7:53]
はじめまして!

関越道を横切る鉄道の跡・・・。
子供の頃から気になっていましたが、
そうですか!秩父鉱業専用線の線路でしたか!!

なんだか、あの場所だけ時間が止まったかのように
ノスタルジックな雰囲気なんですよね(笑)

あの線路に、また、列車が走る姿を見てみたいものです。
ep82-sw20 [2012年6月7日 21:21]

>じゅんさん、初めまして。 コメントありがとうございますw

私も「廃線に再び列車が走るのなら、夢があっていいなぁw」なんて思う口なのですが・・・。

写真を見て頂いてわかるかと思いますが、線路はすべて撤去されています。
また、当時の線路の最終到達先は今はゴルフ場。
鉄路を復活させるニーズとコストを考えると、かなり厳しいと思います(><)

夢の無い現実論になってしまいまして、申し訳ない(><)
じゅん [2012年6月11日 21:41]
そうでしたか!

でも、まぁ、“夢は儚い”ものとして
過去にそういう路線があったという事を
知っている方々の一部になれたのは良かったです!

また、関越道を通る機会があって
あの路線跡を見る時は、
頭の中で“空想列車”を走らせてみようと思います(笑)
ep82-sw20 [2012年6月13日 20:50]

>じゅんさん、こんばんは。 再度コメントありがとうございますw

地図に無い「謎の線路」ですからね(^^;)

私も時々、列車が走っている姿を想像してますw


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