これもまた、「システムの暴走」が恐ろしい事をもたらす可能性を匂わせた映画。
今回見たこの「イーグル・アイ」も、「最新システムが制御不能に陥ったら・・・」を考えさせられる映画でした。
あらすじ。
現代のアメリカ。
スパイ衛星や監視カメラ、当人使用の携帯電話(のカメラ機能)により、一名の「テロリストの親玉」と思える人物が追跡されている。
場所はアフガニスタンを思わせる砂漠地帯。
顔の画像分析、当初本人確認が30%程度。
もう少し解析が進んで、本人確認51%になった。
周囲には一般人と思われる人達も50人程度居り、軍事コンピューターは「攻撃不可」を警告する。
しかし、この映画の米軍上層部と米大統領は、自らの判断で攻撃命令を下す・・・。
これがイントロ。
画面はぐるっと変わって、米国内。
ある日、平凡な毎日を送るコピーショップ店員のジェリーに、兄の死の連絡が入る。
葬儀後、ジェリーの口座に多額の現金が振り込まれていた。
帰宅した彼のアパートの部屋には、何故か大量の武器・弾薬が箱詰めにされて届いていた。
すると、彼の携帯に、知らない女から電話がかかり、「FBIに捕まるから、今すぐ逃げろ」と言われる。
突然そんな状況に置かれて、「はい、そうですか」と従わないよね(苦笑)
彼は身に覚えの無い、テロ工作の容疑で拘束される。
しかし取調べ中に、彼が電話に出られるような状況が作り出され、建築重機が彼のいるビルを破壊。
他人の携帯電話やビルの宣伝テロップ等に、きめ細かく逃げ方が彼に指示され、彼はレイチェルという女性の車に乗り込む。
彼女もまた「指示に従わねば息子を殺す」と謎の女に脅迫されていた・・・。
この後二人は車で謎の女の指示通りパトカーから逃げるのだが・・・
信号は二人の車に合わせて青に変わるし、「120km/hの速度を維持して交差点にそのまま突っ込め」と指示を受け、交差点にそのまま突っ込むと横から大型トレーラーが突進してきて隣のパトカーを撃破してしまったりと、さながら「神のなせる業か???」というようなシーンが目白押し。
何故彼らが選ばれたのかは、終盤になって明らかになるけど・・・。
これもある意味「システムの暴走」
そして、「監視社会」がプライバシーを丸裸に出来てしまう怖さを暗示した映画ですね。
この映画では、個人の携帯電話が、個人の監視カメラ代わりに使われています。
同時に、顔の形・声紋等でシステムが「本人確認」していますよ(^^;)
クレジットカードの購入・使用記録で、カードの持ち主の嗜好から行動パターン・果ては性格まで分析されてしまいます。
恐るべき「監視社会」かもしれませんね(^^;)
お時間有れば、是非ごらんあれw
コメント
- 宮ちゃんNO1 [2011年8月21日 22:11]
- こんばんは~ 宮ちゃんで~す!
何だか興味が沸く映画デスね~
そう・・・今の時代・・・自分には判らない所で
情報が・・・
アナログの私には理解不能な世界に成りそう(笑)
この先は・・・自分の場合は勘で生きるしかないかな~(爆) - デコちゃん [2011年8月22日 9:27]
- こんにちは!
「情報化社会」と叫ばれて、早○年…。
映画の世界のことが、今ではあながち絵空事じゃないのが恐ろしいですね。。
やっぱり昔にもどって、アナログ化していくことも大切かもしれないですね。 - まめ八 [2011年8月23日 19:23]
- こんばんわ。
この映画、なかなか面白そうですね。時間があったら見て観たいと思います。
このネットも含めて“情報化社会”の恩恵を享受して私たちは生活している訳ですが、その反面、知らない間に他人からプライバシーを覗かれている可能性があるんですよね。例えば、携帯電話を持っていたり、ナビを積んである車に乗っていれば、当局がその気になればその人の行動は逐一知られてしまいますよね。インターネットでその人がアクセスしたサイトのログを調べていけば、その人の興味・関心・趣味、揚句には思想まで解かってしまう訳ですから。。。
こうした、高度に、しかも巨大化したシステムが良識ある人間の制御下にある時には便利で快適な生活が送れるのでしょうが、一旦暴走を始めたら恐ろしいことになってしまう。。。
福島の例を見てもそうですが、人間の文明が高度化し、神の領域にまで手が届きそうな今日、私たち今の時代に生きる人間は、自分たちがその“神の力”を使用するに値する存在であるのか?という事を検証する必要があるのかもしれません。 - EP82-SW20 [2011年8月26日 14:09]
>宮ちゃんNo.1さん、こんにちは。 コメントありがとうございますw
この映画で「怖いな」と思ったのは、携帯電話が隠しカメラや盗聴器になりうる、と暗示されていることでしたね(^^;)。
実際そうなってしまうと、怖いなって感じました(汗)
>デコちゃんさん、こんにちは。 コメントありがとうございますw
主人公が「携帯を捨てろ!」って命令するシーンがあるのですが、「敵」はあらゆる手段を使って主人公の居場所を突き止めようとしていましたね。
かなり「恐怖感」がありました(汗)
「便利になった」反面、プライバシーがなくなりつつある時代に変わってきているのかもしれないですね。
アナログ時代に戻った方が、人類のためなのかもしれませんが・・・(汗)- EP82-SW20 [2011年8月26日 14:24]
>まめ八さん、こんにちは。 コメントありがとうございますw
ハイ、同感ですw
今は皆さんスマホ端末に飛びついていますが、携帯にしろ・ナビにしろ、人間でなくコンピューターが監視すれば、個人の行動パターンなんてかなり簡単に分析できそうですね(汗)
例えば、私がやっているメタポリス。
行動パターン、全部分析すること出来ますよ、おそらく。
私の思考から性格まで、見抜ぬく事も出来なくは無いでしょうね(^^;)
逆に言うと、このゲームが趣味なVIPがいれば、性格分析できちゃうかも・・・
そう考えると、怖いものがありますね(汗)
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