気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

今は「我慢」でなく「辛抱」の時

2020-11-27 17:50:03 | 

コロナのご時世、「我慢する」と言う言葉をよく耳にするが、「我を張る」から来ているらしい。

「意地を張る」事から来ているので、今のコロナ下ではちょっと違うね。

神田山陽さんだったと思うが、ラジオでタイトルの様に語っていて、調べてみると「辛抱」の方が「耐える」と言う意味では正しい使い方の様です。

 

さて、こんな辛抱するご時世、かつてはストレス対策の一つに「カラオケとかで憂さ晴らし」を時々やっていましたが、今はこれも自粛状態。

「歌えないなら、じっくり聞くのも良いかw」と言う事で、思い出したのが我が「心に残る歌」

 

今まで生きてきて、「この歌を初めて聞いた時って、こんな事があったっけ・・・。」
そう過去を振り返る機会を与えてくれる歌が、誰にでもあると思います。

 私も人生の節目に色々な歌に出会いました。

時々そんな歌を取り上げてみたいと思います。

 

今回は、リピート回で、この歌。

時代 - 中島みゆき(フル)

 

 

エピソード。

高校の卒業はできたけど浪人。

親に車の免許の取得だけは許してもらい、トラック運転手としてバイトをしながら週2回の予備校の学費稼ぎ。

「来年合格しなくては後が無い。」というプレッシャーと直面していた頃、この歌に出会いました。

たった一人で沖縄へ旅立った親友(現役で進学)に、餞別代わりに贈った私の肉声入りカセットテープ。

これがきっかけで、手紙+カセットテープでの文通が始まります。


今でこそネットが発達して、全国の人が一つのチャットでリアルタイムの会話が可能。

日本だろうが海外だろうが、距離を感じなくなっています。

でも、携帯電話がやっと普及し始めた頃って、25年程前の出来事。

勿論それ以前の話だから、今から思えば次代の差がありすぎますね。


当時は、関東-沖縄の電話代 10秒10円ぐらい。
定形外郵便 140円くらいで、船便で約2週間。
定形外速達 350円くらいで、飛行機便で約5日。

今思えば電話ではお金が掛かりすぎ、手紙では時差が余りにも大きい頃でした。


周囲から「『進学もできず職にも就かずに遊んでいる』と思われているだろうな・・・」とコンプレックスを抱いていた私に、彼は月に二度のペース励ましの便りをくれました。

ある時、彼が自らギターを弾いて、彼の肉声でしかもダビングしてハモらせた歌謡曲集を作って贈ってくれました。

その中の一曲に、この「時代」がありました。


中島みゆきさんと言えば、かつて「プロジェクトX」のテーマソング「地上の星」で、ご存じの方も多いと思います。

受験時代当時の私は、「時代」という歌も彼女の事も全然知らない芸能界音痴(苦笑)

でも彼が一所懸命ギターで引いてくれたこの歌に(というか、この曲に)自然に引き込まれてしまいました。

歌詞をじっくり聴いたのは二回目以降からでした。


♪今はこんなに悲しくて、涙も枯れ果てて、もう二度と笑顔には、なれそうも無いけれど・・・

♪そんな時代もあったねと、いつか話せる日が来るわ。あんな時代もあったねと、きっと笑って話せるわ。

♪だから今日はくよくよしないで、今日の風に吹かれましょう。


「本当に今の苦労が報われて、(合格して)胸を張れる日が来るのだろうか・・・!?」

今思えば「こんなレベルで悩むなよ。」と言える程、その後に様々な困難に直面する事になるのですけどね。(苦笑)

でもこの時は「一年後に挫折が来たら、どう対応したら良いのだろう・・・?」という先の見えない不安が、常に「作り笑顔」の陰にありました。


♪巡る巡るよ時代は巡る、喜び悲しみ繰り返し・・・


「そうだよね、きっと笑える時代が来るよね。今程でないけれど、そう思って過去を振り返れた時があったから・・・。」

心の中で不安が頭をもたげてくると、この歌を思い出して気持ちを奮い立たせたものでした。


そして彼の応援の介も有り、私は運良く志望校に合格し、「笑って話せる日」を迎える事ができたのでした。

 

 

そして、時は再び巡ってきました。

昨年私は長年勤めた会社から転職しました。

入社してしばらくは「天職」とも呼べる好きな仕事でしたが、会社が5年以上も前からブラック化してしまい、仕事に対する意欲を完全に失っていました。

「惰性で仕事をしている」と言う状態、でしたね(^^;)

 

会社が傾いたため「早期退職」の応募が有り、それを気に退職。

翌月、私の退職を知った知人から「人手不足で困っている」と勧誘され、職種は全く違うものの私の好きなジャンルの仕事だったので、「人助け」のつもりでそれを引き受ける事にしました。

結果、収入こそ激減していますが(そもそも、パートタイム勤務ですので)再び意欲を取り戻す事が出来、今まで持てなかった「時間と心のゆとり」と「仕事に対するやりがい」を得る事が出来ました。

 

そして、今年のこのコロナ下の状態で、改めてこの歌のフレーズを実感しています。

 

♪そんな時代もあったねと、いつか話せる日が来るわ。あんな時代もあったねと、きっと笑って話せるわ。

 

今年の冬を乗り切れれば、コロナ前と同様の生活ができる、と言うのが私の希望的見解です(おぃっ)。

そう信じて、コロナを克服していきましょう。


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