お正月休みなので近所をぶらぶら走って、「不完全暖気状態」(エンジン始動→完全暖気状態になるまでの間)で落ちた燃費をどこまでエコランして取り戻せるか、やってみました。
私の現在の車、初代シエンタのG、1500cc・CVT・2WDの燃費レポートです。
まず給油して燃費用トリップメーターをリセット。
この段階でエンジンは完全に暖まっていますので、いつも通り快適に燃費は伸びていきます。
約10km走った時点での燃費は御覧の通り23.1km/L。
10.15モードカタログ燃費が19km/Lの実力がある車なので、このくらいは平坦路を走ってさえいれば、ごく簡単に出てしまいます。
何しろ私の住んでいる近隣は左下の様な郊外の道が比較的多いので、10.15モードより走行条件が良いからです。
しかし右下の様な勾配5%程度のアップダウンも多いので、この様な道を走ってしまうと簡単に19km/Lを切ってしまいます。
平地では御覧のように1000回転で60km/hで走るという相当なエコドライブを車が勝手にしてくれるます。
しかし、勾配5%では同じ速度を維持するのに1500回転まで回転数を上げて力不足を補っています。
単純計算で燃料は平地の1.5倍消費してしまうわけですね。
ちなみに、5%の勾配とは、一般の陸橋の一番急な場所を考えてもらうと、想像がつくと思います。
さて、この日44km走って18.2km/Lの状態で帰宅。
翌朝気温6゚Cでエンジンをかけます。
エンジンは1500回転で暖機運転をし、約30秒後の燃費は17.9km/Lまで落ちます。
まだエンジンが温まっていない青ランプがついたままそろそろと走り出し、約5分後に
やっとランプが消えた時は17.4km/Lまで落ちました。
ここから買い物でスーパー2箇所に寄りそれ以外はひたすら郊外の道をドライブ。
当然アップダウンと信号はあります。
そして、再び18.2km/Lまで戻せたのはなんと朝走り出してから31km走行後でした。
私が10.15モードより条件の良いはずの通勤路を走っていますが、今回紹介した道よりは信号が多く、また片道16kmです。
外気温6゜Cの冬場の場合、一度に31km走らなくては、「不完全暖気状態」でのロスが取り返せない訳ですから、走るたびに燃費が落ちていっても当然(苦笑)。
結局通勤路だけを給油時まで走ると、取り返せない状態を繰り返すので、カタログ燃費より悪くなってしまうわけですね。
よく「長距離を走ると燃費が伸びる」と言われていますが、一回の走行に対する「不完全暖気状態」での走行距離比率が、少なくなるからなのでしょうね。
シエンタの場合、区間燃費計しかついていませんが、それでも色々わかって面白いです。
燃費を気にしてしまうと、アクセルを踏む力が弱くなります(苦笑)
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- LUXEL [2007年1月4日 1:11]
- こんばんは。
暖気運転は燃料がかなり消費しますね。アイドリングは10分間に350㏄の燃料を消費するといわれていますね。
EP82-SW20さんが愛用しているシエンタはCVTなので、パワーロスが少ないのという理由から、燃費がいいと思います。我が家のフィールダーは4速ATなので、山岳路を走るとキックダウンが多くなる傾向です。CVTが低燃費に繋がるデバイスの1つですね! - 不二子ちゃ~ん [2007年1月4日 2:17]
- こんばんは。
燃費は昔気にしてたけど、最近はあまり距離のらないので、
悪いと覚悟しているので計りませんね。
遠出する時はダーリンが計算してます。
給油も独身のころは自分でしてたのでなおさら計算する機会があったけど、
今はいつもダーリンが給油するのでなかなかね。
でも、地球にやさしい運転したいですね(*^_^*) - EP82-SW20 [2007年1月5日 0:36]
- >LUXELさん
こんばんは。
4ATでも変速の時だけトルコンロックが外れて、それ以外はロックアップするようになってくれると、燃費も伸びますね。
CVTは一般道ではベストな自動変速機だと思います。
でも高速で3%以上のアップダウンがあると、思ったより大きくギア比を変えてしまうので、速度を一定に維持するのが大変、という悪さがありますよ。
マニュアルモード付きCVTは高速走行の多い人には必要と思いますね。
>不二子ちゃ~ん さん
最近登場したオーリスには「エコランプ」なるものがメーターに付いています。
これが点灯するように走ると「地球に優しい」らしいのですが、加速する時はいつも消えますね(笑)。
普通に一定の速度で走っていると点いていますから、いかに加速を上手くするか? というところでしょうか。
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